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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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“ミス0” へ[2025年07月28日(Mon)]
京都では 連日、35℃を超える気温となり うだるような暑さが続いています。
私が担当する 施設外就労先の青果市場では、生鮮食品を管理する上で適切な温度が保たれている為 作業場は非常に快適で、作業中は夏の暑さとは無縁の恵まれた環境で作業ができています。
しかし この夏 既に作業場と屋外との気温の差が激しいが故に体調を崩されてしまった方や、現場の快適さから 水分補給を怠り 軽い熱中症になられた従業員(利用者)がいました。
まだまだ夏はこれからであり、さらなる気温の上昇も考えられる為、熱中症予防の体制をしっかりと整えた上で今後の作業と向き合っていきたいと思います。

そんな現場では 現在 来たるべき秋の繁忙期に備えて 現場の環境整備に積極的に取り組んでいます。
現在は閑散期で、毎日 作業時間を少々短縮している状態が続いているにも関わらず、作業上のミスが全くないわけではありません。
原因の多くは 包材の数え間違いや 作業指示書の確認不足による勘違いやケアレスミスである為、我々 支援員も 注意を怠ることはありませんが、正直なところ 完全にミスを無くすことは 難しいのが現状です。
しかしながら、限りなく “ミス 0” に向けて、先述の環境整備に精を出すこととなりました。

具体的には、視覚的な情報により 確実に作業の指示が届くように、現場内に張り紙や写真による指示書を掲示することがメインとなっています。
現場は 作業人数に対して 少々手狭であり、繁忙期ともなると 入荷した原料や完成した商品で埋め尽くされ 身動きの取り辛い状況になります。
こういった事情から、日々 備品や什器の一部は 具体的な管理場所を決められないまま 転々としていた事も災いして、非効率な作業方法や 使用する備品を間違える等 のミスに繋がってしまった事が考えられます。
張り紙や写真による指示書を掲示して以降、今のところ ミスは発生していません。
皆さんが意識して 注意を向けられている今は ミスは起きていませんが、少しの油断で またミスに結びつく可能性は 大いにあります。
引き続き、「誰もが 分かりやすく」 そして、「注意を継続出来るように」 を意識して 支援員の間で話し合い、ミスのない 快適な職場環境にしていきたいと思います。

閑散期[2025年07月21日(Mon)]
今年は 早々と 梅雨が明け、いよいよ夏本番を迎えました。
私が担当する 青果市場内での施設外就労で 日々頑張っておられる従業員(利用者)の皆さんは、普段、青果物を取り扱う関係で 極寒の作業場での業務に慣れていることもあり、休憩中に少し外に出るだけでも、強い日差しにぐったりしてしまう様子が見られます。

そんな市場の仕事も、今は閑散期に入り、少し早く作業が終わる日が続いています。
従業員(利用者)の中には、一人暮らしをされている方,ご家族と同居しながら生活費を支えておられる方など、それぞれ異なる生活背景をお持ちです。
その中で「早上がりが続くと 収入が減ってしまい、正直生活が厳しい」といった声がちらほらと聞こえます。
収入減に伴って、日々の仕事へのモチベーションにも影響が出ている方もおられ、我々 支援員としては 何とも心苦しい思いでおります。
一方で、「今日は 早く帰れるんやな。ラッキーや!」と、素直に喜ばれている方もいらっしゃいます。
反応は 人それぞれ・・・
誰もが 自身の置かれた状況の中で、今を一生懸命に過ごしておられるのだと、あらためて感じさせられます。

このような時期だからこそ、私たち職員にできることはないだろうか・・・
たとえば、作業環境の見直しや備品整理といった、閑散期だからこそ取り組める“環境整備”に力を注ぐことで、皆さんがより気持ちよく、意欲を持って働いていただける職場づくりにつなげていけたらと考えています。
そして、やがて訪れる繁忙期には、「また頑張ろう」と前向きな気持ちで仕事に向かえるよう、今この時期をどう過ごすかが大切だと感じています。
これからも、従業員の皆さん一人ひとりに寄り添いながら、「この仕事場でよかった」と思っていただけるような場づくりに努めてまいります。
バス旅行で[2025年07月14日(Mon)]
先日、毎年恒例、日帰りのバス旅行がありました。
これまでのように全員一斉ではなく、今回は初めて、2日間に分けての実施。
shiki工場に勤務する従業員(利用者)の多くは、2日目のグループとして福井県へと出かけました。
出発時、バスの中では皆さんワクワクした表情で、持参したお菓子を分け合いながら、にぎやかに会話が弾んでいました。
普段とはまた違った雰囲気のなかで、自然と笑顔がこぼれ、和やかな空気が広がっていたのが印象的でした。

今回の行き先は「三方五湖」。
車窓から眺める湖畔の美しい風景は、まるで絵のようで、心まで澄み渡るようでした。
そして、訪れた体験工房では、自らの手でお箸を削り、世界に一つだけの「マイ箸」を作るという研磨体験にも挑戦しました。
「できるかな?」「ケガせえへんかな…」と最初は不安げだった方も、いざやり始めると 見事な集中力で黙々と削り進めていました。
普段の作業場では つい声かけや手助けを急いでしまいがちな場面もありますが、こうした体験の中で見せてくれた姿は、「支えすぎず、見守ること」の大切さを改めて教えてくれました。

今回、今年の4月から新たに入所された新人の従業員(利用者)も参加されました。
カメラを向けると、思わずこちらも笑顔になるような、素敵な笑顔を返してくれました。
そんな彼が選んだお土産は、『越前そば』と・・・なぜか『名古屋コーチンうどん』。
「越前そばは分かるけど・・・なんで “名古屋コーチン”やねんッ!?」と、つい笑ってしまいましたが、「家族が喜んでくれると思って・・・」とのこと。
ご当地の名物にこだわるよりも、“誰に、どんな想いで” 持ち帰るかを考える、
そのやさしさに、私自身、忘れかけていた大切なことを思い出させてもらいました。

仕事中でも、こうして教えられること、気づかされることは本当にたくさんあります。
今、こうして共に働けていることが、心から嬉しく、そして誇らしく感じられます。
私たち支援者は、従業員の皆さんが“働くこと”にやりがいや誇りを持てるよう、環境を整えることが役割です。
そのために、どんな仕事をどのように提供するか、どんな支援がより良いか、日々考えることは尽きません。
けれど、それこそがこの仕事のやりがいであり、私自身が「ともに働く」意味でもあると感じています。
これからも、「この職場で働けてよかった」と思っていただけるような場を目指して、日々の支援に努めてまいります。

こだわり[2025年07月07日(Mon)]
過日、バス旅行の際に 席を隣り合わせた従業員(利用者)のSさん。
コミュニケーションが苦手な方ですので、余計なことを話しかけては・・・ との思いもあり、“気配を消そう“ と 窓外を眺めながら Bluetoothの骨伝導イヤフォンを使って スマートフォンから流れるニュースに聞き入っていました。
そんな私の様子を見て、Sさんは 「それでは・・・」と、おもむろに自身のカバンの中を ガサゴソと探り、取り出したのは 昔懐かし『ウォークマン』
そして、小袋のなかに丁寧に納められた数本の 『カセットテープ』
Sさんは、両耳にコード式のイヤフォンをねじ込み、コード先のプラグを本体に差し込み、選び出したカセットテープをセットすると、「ガチャッ」と 再生ボタンを押し バスの揺れに身をまかせて 静かに音楽?を楽しんでおられました。

周囲にいた若い支援員に 「ウォークマンやで」と 知らせるも、それが何なのか 誰も知らない。カセットテープでさえ 「何するものですか?」
40年前には、ナウい若者の必須アイテムであったのに・・・

普段から いろいろと 「こだわり行動」が多く、日常生活にも 作業活動にも 支援するうえでは何かと差支えることが多いSさんですが、
“こんなところにまで 「こだわり」 が・・・”
でも、ほとんど骨董品の域に達したポータブルオーディオ機器で 何やら楽しむSさんを見ていると、なんだか楽しくなりました。
「何 聴いてんの?」と 尋ねると、迷惑そうに無視されました。
しかたなく 彼の手元にあったカセットテープのラベルをそっと覗いてみると
「青葉城恋唄」「木綿のハンカチーフ」「あずさ2号」 昭和の名曲の数々・・・、
もっと楽しくなりました。

「こだわり」は 不自由ではなく、「その人らしさ」のかけがえのない表現なのだと、Sさんが教えてくれました。
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