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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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活気[2024年11月25日(Mon)]
私が担当するのは、青果市場での施設外就労支援、野菜や果物の袋詰め作業です。
さつまいも、みかん、じゃがいも、ねぎ・・・
加工場全体を埋め尽くさんばかりの段ボールやコンテナを見る と
「とうとう この時期がやってきたか・・・」
と 繁忙期の訪れを ひしひしと感じます。
ありがたい事に 今年は例年と比べても より多くの作業に携わらせて頂いており、忙しくも 充実した日々を送っています。

その反面、作業量が多い事から連日 残業が続いています。
当然 従業員(利用者)の皆さんにも疲労が溜まっているのか、昼食の休憩の際には 時間のギリギリまで仮眠をとる方,屋外のベンチに腰掛けながら 遠くの山を見つめ 黄昏ている方が 数人見かけられます。
そういった姿を見て “これ以上 皆に負担をかけまい” と 私も奮起はするものの、「最後に 定時で作業が終われたのはいつだったか・・・?」 思い出せないくらいには この状態が続いています。

しかし 不思議なもので 実際に作業が始まると、皆さん 休憩時間とは打って変わり 完全に仕事モードに切り替わり、
「早よ終わらせて、早よ帰ろ!」
「どっちが計量早いか 勝負やな!」
「よっしゃ!定時に終わるぞ!がんばろ!」と 皆さん気合十分・・・。
この気持ちの切り替えに関しては 我々支援員も見習わなければなりません。
そもそも 残業を強要することはないのですが、皆さん 毎日 残業に参加して下さり、この仕事に対する思いを 強く感じるばかりです。
時には気合が入りすぎるあまりか 私語が増えてしまい 注意を要する事もありますが、注意しつつもこの活気のある状態は 私個人としては嬉しく思っています。
“この職場のメンバーなら どんな困難でも 楽しく乗り越えられるのではないか⁈”
今はそんな気がしています。
これから12月に向けて ますます忙しくなることが予想されます。
“忙しいうちが華” と思って 利用者の皆さんと繁忙期を乗り越えていきたいと思います。
施設外就労支援[2024年11月18日(Mon)]
夏が終わり 秋の気配を感じることなく、冬が訪れようとしています。
自分を含め 寒さが苦手な 多くの従業員(利用者)にとって 辛い季節がやってきます。

5年前に京都フォーライフで支援員となり 何度かの異動を経験し、今回 初めて施設外就労先での支援を担当することになりました。
やはり 地域企業内での支援という事で 今までとは全く違った様子に 戸惑う場面も多く感じます。
従業員(利用者)の皆さんたちもまた 地域企業内での勤務とあり、京都フォーライフの事業所内での勤務以上に緊張感が覗えます。
一人一人が 自分の仕事に責任を持ち、真剣に取り組んでいる姿勢を強く感じる事が出来ます。

京都フォーライフの事業所内での勤務では、やむなく残業が必要になった時にも 色々な理由を付けて 残業することを拒まれる従業員(利用者)が多いところですが、施設外就労先では 残業する事を拒む従業員(利用者)さんは ほとんど見られません。
「仕事」 への責任を全うされている様子を実感します。

決して 残業する事が偉いわけではないですが、一人一人が任されている仕事に対しての向き合い方が “全然違うものだ” と ひしひしと感じます。
京都フォーライフの事業所内で作業に取り組んでいる従業員(利用者)のみなさんにも 地域企業内で仕事に従事する従業員(利用者)の皆さんのように、一人一人が 自分の仕事に意欲と責任を持ち取り組んでいけるような 緊張感のある環境作りや 支援をしていかなければならいないと感じました。

一緒に頑張ろう![2024年11月11日(Mon)]
先日、京都フォーライフでの就労を希望されている方が 二週間の体験実習に来られていました。
長い間 “引きこもり”生活を送っておられたそうで、体力もだいぶ落ちていたそうです。
しかしながら、何とか 『働くことを軸にした 普通の生活を取り戻したい』 という意欲が覗え 一生懸命作業に取り組んでおられました。

従業員(利用者)のCさんが、休憩時間になると そんな彼女を鼓舞するように、
「この会社(事業所)はいいとこだよ!
みんないい人だし 働きやすいよ!
しんどいのは今だけだから 一緒に頑張ろう!」
と 声を掛けられていました。

普段のCさんは、従業員(利用者)の皆さんの「スピーカー」のような存在で、常日頃から あること・ないこと,目にしたこと・耳にしたことの報告や愚痴等を 周囲の従業員(利用者)や我々支援員に なんの遠慮もなく おしゃべりされる 賑やかな方です。
そのCさんが、実習に来ている方を応援している姿を見て “そんな一面もあるのだな” と 感動しました。

そんなおかげもあって 無事に2週間の実習を終え、「ここで働きたい!」と 申し出て下さいました。
今後 京都フォーライフとの雇用契約を結び 私たちと共に働いてゆくこととなります。
これからも みんな一緒に 一生懸命頑張ってほしいと思います。
「仕事」の力[2024年11月04日(Mon)]
私が所属する 京都中小企業家同友会では、「養護施設」で暮らす子供たちに、将来 施設を出て 社会自立するための一助にと 職業体験をする機会の提供に取り組まれています。
「養護施設」は 家庭環境に恵まれない子供たちが 生活支援を受けながら暮らす施設です。

先日、京都府南部地域にある「養護施設」を訪問した際、今年の夏休みに 3日間 洋菓子屋さんとその洋菓子屋さんが主催されている「こども食堂」で 職業体験をされた 中学1年生の女の子の報告を伺う機会がありました。
それまで、キャピキャピして どことなく落ち着かない印象の女の子でしたが、緊張しながらも しっかりとした口調で 職業体験したことの感想を発表してくれました。
報告は 「この実習で 笑顔の大切さを知りました」と 締めくくられました。
その場に居合わせた方々、普段 一緒に生活されている支援員の方たちでさえ 彼女の成長ぶりに驚き 大変 感動させられました。
たった3日間の職業体験が、「キャピキャピギャル」を 自信に満ちた落ち着きのある「お姉さま」に 成長させました。

仕事には 人を成長させる力があります。
支援学校を卒業して 京都フォーライフやってくる従業員(利用者)の皆さんには 毎年、5月頃までは 幼さを感じます。
それでも 夏を乗り越え 秋風が吹くころには 貫禄さえ窺えるように成長されます。
地域企業に適応できず 京都フォーライフやって来られた従業員(利用者)の皆さんも同じです。
自信を無くし おどおどした様子は 半年もすれば 微塵も窺えず、むしろ 厚かましい「おっさん」「おばはん」に 変身です。

働くことが 成長に繋がることを実感出来る日々であればこそ、京都フォーライフは 誰もが「自信」と「誇り」を持って働くことが出来る 職場づくりを目指します。

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