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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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記念写真[2024年06月24日(Mon)]
「NPO法人京都フォーライフは 本年 設立より15周年を迎えました。
毎年 開催している 法人内 3つの事業所の全従業員(利用者)と支援員が一堂に会して会食する 『交遊会』 は、本年度 “設立15周年記念パーティー” となり 従業員(利用者)のご家族や 日頃 京都フォーライフの運営を支えていただいている皆さまもご招待をして 盛大なものになる予定です。

先日 朝礼で、そんなメモリアルな式典に向けて 普段の活動を紹介すべく、「みんなの写真を撮りたぁ〜い!」と 従業員(利用者)の皆さんに向けて そんなお願いをしてみました。
普段なら、「え〜ッ!」 「恥ずかしいわ!」と あまり乗り気ではない言葉が飛び交うところです。
ところが、“15周年” というメモリアルな式典を意識してか 皆さん 大変 協力的。
カメラを向けると フォーライフの商品である「ドリップコーヒー」や「アイスコーヒー」を 手にして 笑顔いっぱい。
個性的な 素敵な笑顔いっぱいの写真を撮らせていただきました。
他の事業所でも同様で、皆さん 素敵な表情で写っていました。

普段はポーカーフェイスの従業員(利用者)の皆さん、なんだかんだ言っても 「京都フォーライフ」に愛着を持って “15周年”を喜んでもらえている様子が感じ取れて 嬉しい限りです。
普段、日々の仕事に従事している中では見えにくい部分ですが、今回のイベントに向け 職場への様々な想いが見えてくるのは面白く 発見もたくさんあります。
皆さんが 一層 愛着を深められる職場づくり、法人の基本理念 『 「自信」 と 「誇り」 を持って働く』 ことの出来る職場づくりに、今後も 皆さんの「働きたい!」を 積み上げてゆきたいと思います。
合理的配慮[2024年06月17日(Mon)]
先日、「フォーライフshiki」工場の従業員(利用者)2名が 地域企業への就職が決まりました。
そのうちの1人Tさんは 「NPO法人京都フォーライフ」の設立当初より 約15年間働いてこられた 一番の古株です。
就職した後も 時折 フォーライフの事業所に 顔を見せに来てくれるのですが、やはり15年間慣れ親しんだ職場とは勝手が違い 人間関係や仕事内容など 様々な場面でギャップを感じ 悩んでおられるようです。

就職された地域企業様は 食品関係の工場で、就職前にTさんと一緒に見学に伺わせていただきました。
障がい者雇用にも熱心に取り組んでおられ、工場内のいたるところに 小さな配慮が見られました。
工場内の要所々々に イラストや写真で分かりやすく示された手順書が貼りだされていたり、その日のスケジュールがきめ細かく書き出されていたり、様々な方への配慮が随所に見られ驚きました。
本来であれば 我々のような福祉事業所こそ 一番に気遣わなければいけないところでありながら、我々の事業所よりもはるかに細かく配慮されており 見習いたいと思う部分が多々ありました。
このような様々な配慮は、本来は障がいがある方や外国の方など 特定の方に向けた取り組みなのかもしれません。
けれども実際には、同じ職場で働くだれもが理解しやすく 便利に扱えるものになっています。

今年の4月より「障害者差別解消法」の改正により障がい者への合理的配慮が義務付けられました。
公に示されている 「合理的配慮」の事例などを見ると、飲食店やスーパーなど不特定多数の方が出入りするような場所では 特に判断が難しく、働いている人たちにとっては 負担に感じることも多いかもしれません。
しかしながら、一歩乗り越えた心づかいが 障がい者ある方のみならず だれもが便利で快適なものに感じていただけることが多くあります。
小さなことから 配慮や思いやりを感じられる世の中になっていけばと感じました。
夏も近づく南部市場[2024年06月10日(Mon)]
夏に近づくにつれて 暑さも増してきている今日この頃、
私が担当する南部市場内での施設外就労支援事業所では、商品の鮮度維持を目的にした冷蔵庫なみの室内温と 外気温との温度差にやられて 体調を崩されてる方も・・・
そんな過酷な作業場で働かれている 従業員(利用者)のIさん、
毎日、箱詰めされた たくさんの野菜や果物を運んだり、袋詰め、空いたラックの片付け等を中心に 作業に取り組んでもらっています。
持ち前のコミュニケーション力を生かし、皆さんと仲良く作業に励んでおられます。

そのIさんに 「原料置き場から ジャガイモを運んできてください」と 指示をしました。
「わかりました!」と 元気よく取りに行かれました。
しばらくして 時間が経っても戻って来る気配がないので様子を見に行くと、Iさんは 倉庫で ひきつった笑顔を浮かべたまま 困っておられました。
話を聞いてみると、「カタカナとか ローマ字とか 数字は分かるけど、ひらがなが分からない」 との返答がありました。
“ひらがなが 一番 分かるのと違うんかい!” と 驚きましたが、本人にとっては 至って深刻な問題だったようです。
Iさんには 「分からない時には 戻って来て 理由を伝えてくれればいいですよ」 と 伝えると、安心された様子でした。

従業員(利用者)個々の特性を どこまで把握できているのか?
誰かが把握出来ていても 他の支援員が同じように把握が出来ているのか?
従業員(利用者)の皆さんの 出来ること・出来ないこと,得意なこと・苦手なこと・・・
日々の支援の中で、支援員間の情報共有に向け、コミュニケーションの機会を持ち ケースワークに取り組んでいく事の重要性を再認識した出来事でした。

初めの一歩[2024年06月03日(Mon)]
京都フォーライフでは、京都府と京都府内のロボット開発事業者との共同プロジェクトとして、これまで 就労の機会に恵まれなかった
心身に重度の障がいがあり 常に 介護を要する方,
難病等により 日常的に 医療的介護が必要な方,
“引きこもり”状態にある方,
等々、外出困難な状況にありながら 就労を希望される方たちに対し、遠隔操作でのロボット活用により 在宅のまま カフェでの接客業務に従事いただき 社会参加 及び 就労機会を創出する取り組みを進めています。
先般も この取り組みを新聞記事にて 紹介いただきました。

この記事を 知ってか知らずか、ベルトコンベアを利用した ライン作業での製品加工に従事している 従業員(利用者)のCさんが 仕事中のおしゃべりで、
「AIとかロボットとか いっぱい出来てきたら、私らの仕事なくなるやん!どうすんのん!?」と 訴えてきました。
「いらん おしゃべりしてんと、AIとかロボットに負けんように さっさと仕事したらええねん!」
と 返り討ちにしてやりましたが、Cさんの不安は もっともなことだと思います。
多くの福祉事業所で 主作業にしている軽作業のほとんどが、10年先には AIとかロボットに取って代られる未来像です。

だからこそ 10年後を見据え、AIやロボットを 活用する側にたって 新しい可能性を見つけ出してゆかなければなりません。
テクノロジーの積極的な活用は、京都フォーライフが10年先も 社会の中で 求められる仕事に従事してゆくため、社会の中で 必要な事業所であるための “初めの一歩” なのです。
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