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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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体調[2024年04月29日(Mon)]
私は 昨年7月 ジメジメがピークの梅雨時に 支援員として京都フォーライフに入職いたしました。
気が付けば10ヶ月が経とうとしています。
その間、少しずつ従業員(利用者)の皆さんとの会話が増えてきています。

当初は出身地や 天気の話題など 卒のない話題が中心でしたが、最近では趣味やグルメ,将来の目標といった内容に変化してきています。
なかでも一番多い話題は 「体調」についてです。
「昨日 食べ過ぎたからお腹が痛い・・・」
スッキリした表情で 「昨日 よう眠れました!」
「夜中に目が覚めて それから寝てないから頭がボ〜ッとする」
「肩が痛いけど・・・今日 仕事できるかな・・・」
「黄砂のせいかな?鼻と喉の調子がおかしい」等々
毎日のように 体調の話題が出ます。

各々に 自らのコンディションを伝えてくださる方がほとんどですが、なかには 体調不良があっても申告しない方がおられます。
ある日、作業中に顔が火照っている従業員(利用者)に 「大丈夫ですか?」と 声をかけました。
「大丈夫です」と返答があり 私はひとまず安心しました。
しかしながら、後日 その時のお話を伺うと 実際は 「少し体調が悪かったけど 作業ができない程ではなかった」 らしく、その時の体調を「大丈夫です」としか表現できなかったようです。

私も普段から『大丈夫です』を多用しますが、私の「大丈夫」と 従業員(利用者)の皆さんの「大丈夫」は意味がイコールではなく、より細やかな観察とヒアリングの重要性を再認識しました。
体調管理には 体質や食生活,生活習慣,ストレス,気候 等 様々な要因が関係します。
体調は日々変化するものだからこそ、従業員(利用者)の皆さんの心身のコンディションには より一層 配慮した支援に努めたいと思います。
新たな出会いと環境[2024年04月22日(Mon)]
ご縁をいただき、京都フォーライフで 支援員として働くことになり 今年5月で1年を迎えます。
「フォーライフ」と「フォーライフshiki」、二つの事業所での支援に携わり 従業員(利用者)の皆さんとの新たな出会いがあり 大きく環境が変わりました。

環境が変わっても 一番に考えるのは 『支援』について、
支援員の立場として 従業員(利用者)の皆さん方と関わる際には、個々の障がい特性などを理解した上で 出来る事・出来ないこと,得意なこと・苦手なこと,どのような支援が必要か 等々 先ず 把握に努めます。
それから 個々の従業員(利用者)に適した支援で アプローチすることが 大きな課題でした。

今は 従業員(利用者)の皆さんと作業に従事する中で、支援員間の情報交換により 教えてもらうことや 知ることが出来ます。
時には 助けてもらうことも多々あります。
こんな支援員間のチームワークが 自分自身の成長に繋がっていることを 実感しています。
従業員(利用者)の皆さんが 日々 「今日も 頑張った!」と やりがいを持っていただけるように、職員同士チームワークで “支援の引き出し” を多く持てるように 努めて行きたいと思います。

仕事とは[2024年04月15日(Mon)]
私が 担当している 施設外就労支援事業所は ただ今 繁忙期、
連日 大忙しの日が続き、残業になることもあります。
日々の作業で 疲労度も高いと思われますが、弱音も吐かず 直向きに各作業に取り組まれている従業員(利用者)の方たちの仕事ぶりに接してゆく中で、私自身の『仕事』についての考え方や価値観が 変わってきたように感じます。

これまで、私にとっての『仕事』は、「収益をえて 生活を安定させるため」「自身のスキルを上げるため」のものであり 私 個人の目標に向けての 取り組みでした。
しかし、従業員(利用者)の皆さんの仕事への意欲や責任感、また 協力し合う姿勢と 仕事を通じて 人と人の繋がりの大切にしている様子は、もっと大きな目標に向かっていることが 肌で感じとれます。

どんな職種や職業でも 独りだけ完結できる仕事はありません。
目標を共有して 同じ目標に向かって 協力し合うことで仕事は成り立ちます。
なかなかうまくいかず 悩むこともあります。
自分だけでは解決できないことも あります。
それでも、お互いに協力し合い “和“をもって乗り越え 成し遂げることが出来た時に喜びと充実感を共感することが出来ます。
大切な気づきを与えてくれた 従業員(利用者)の皆さんと共に、今後も 日々仕事を通して 「『自身』と『誇り』を持って働く」姿勢を 培ってゆきたいと思います。

協力[2024年04月08日(Mon)]
私が担当する 「フォーライフ」工場では、毎年 前年の秋から年末年始にかけて バレンタインデーやホワイトデー用チョコレートのセットアップ作業に忙殺されます。
甘い香りが充満する工場内で、他の事業所の従業員(利用者)の応援も得ながら 終日 フル稼働で対応しています。
しかしながら この仕事が終わる2月には 作業の受注が途切れ、火が消えたように 閑散期を迎えるのが恒例です。

ところが今年、例年の仕事ぶりを高く評価いただき、新たに キャンペーン用チョコレートのセットアップ作業を発注いただきました。
約1カ月、年末年始にかわらず 忙しい毎日を送ることとなりました。
さすがに 従業員(利用者)の皆さんにも 疲れた様子が窺えましたが、一様に すがすがしい疲労感であったように受け止めました。

普段の “頑張り” を評価いただき 新しいお仕事をいただける、
「求められる仕事を しよう」
「必要とされる事業所になろう」
と、みんなで力を合わせて取り組んだ成果だと、大きな自信に繋がりました。
職業体験[2024年04月01日(Mon)]
「養護施設」は 家庭環境に恵まれない子供たちが 生活支援を受けながら暮らす施設です。
京都中小企業家同友会では 「養護施設」で暮らす子供たちに、将来 施設を出て 社会自立するための一助にと 職業体験をする機会の提供に取り組まれています。
京都フォーライフは 開始当初から この取り組みに賛同し 協力を申し出ています。

先般、京都フォーライフが運営するカフェにて 「養護施設」で暮らされている高校生のお嬢さんが 2日間の 職業体験にチャレンジされました。
多少 緊張されている面持ちでしたが、楽しんで取り組まれていたようです。
終盤には 大好きなアニメのお話しで盛り上がり、ずいぶんリラックスできていたようです。

一週間ほど後、他の「養護施設」を訪問した際、その施設で暮らされている小学生のお嬢さんが 「地域の和菓子屋さんで 職業体験にチャレンジしてきた」と、その際に 自分が手掛けたイチゴ大福を ご馳走してくれました。
緊張と不安に押しつぶされそうな体験だったようですが、自分なりに やり切れた安堵と喜びを はにかみながら伝えてくれました。

遊戯や模擬的な場所での職業体験ではなく、実際の社会の中で「働く」ことの体験は 彼女らにとって きっと 特別な体験だったことと思います。
将来、否応なく立ち向かわなければならない世界へのチャレンジは ずいぶん勇気のいるものだったと思います。
こうして 勇気をもって臨んだことが、
「将来、社会の中に きっと 自分が活躍できる場所がある」
「自分の居場所がある」 という、彼女らの 大きな自信に繋がるんだと 確信いたしました。
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