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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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小さなミス[2024年03月25日(Mon)]
私が担当する 作業場では現在8人の従業員(利用者)が 主に 缶バッジの台座に 安全ピンを取り付ける作業に取り組んでいます。
難しい作業内容ではありませんが、月ごとに かなりの出荷数を仕上げなければならず 『小さなミス』でも そこから大きくペースを崩して 後々に行き詰ることが 度々です。

ピンを逆の方向に付けてしまう,取り付け方が甘い,取り付けが間に合わない 等々、
ベルトコンベアによるライン作業のため、手直しの手間がかかると こうした小さなミスの積み重ねが 次第に大きくなって 一日当たりの仕上がり量に大きく影響するのです。
そのため 私たちの職場では、まず 『小さなミス』をなくすことを 目標にしています。
「気にしない、気にしない」と 『小さなミス』ほど 「ちょっとしたこと」 「たまには こういう時もある」と 軽視しがちです。
実際に気にするほどのミスじゃない時もあり、“失敗を責めない” ということは 心掛けます。
肝心なことは、“どうして ミスが起こったのか?” その原因や対策について考えない姿勢を 問題にしています。
「次から気を付けたらいい」と 深く考えないことが、改善に繋がることなく 「致命的なミス」を引き起こしてしまいます。

今は、日々起こる『小さなミス』に “なぜ 起こったのか?” “どう 改善すればいいのか?“ を 振り返り 考えるきっかけに、
「ピン、逆やったで」 「取り付けが 間に合ってないで」と、簡単な声かけや報告を 丹念に繰り返すことを心掛けています。
まだまだ 『小さなミス』の根絶には難しい現状ですが、この小さな歩みが 『小さなミス』を防ぎ、大きな一歩となることを信じて 進み続けていきたいと思っています。

カフェ探訪[2024年03月18日(Mon)]
3月に入り、日々 春めいてきます。
春が一番好きな私、個人的には このまま ずっと春でいてほしい・・・

さて、私が担当している カフェ業務に取組んでいる従業員(利用者) Yさん、
カフェ業務に携わって もう少しで2年が経ちますが、日々 数々のミスを繰り返しておられます。
まだまだ覚えることが多く、新人の心持ちで 意欲的に働いておられます。

そのYさんがある日、「これ見て!」と スマホに収めた 写真を見せてこられました。
写真には Yさんがプライベートで行った 市街や観光地にあるカフェの ランチやドリンク,スィーツ 等々が写っていました。
「これ 美味しかった!」
「これ ここのカフェでも 作れるんちゃう?」
と 他店舗のカフェを訪問して、自分の仕事の参考にしておられるようです。

“ 他に やることあるやろッ!” と いう思いが 少し 心をかすめましたが、それ以上に 自ら 率先して “職場の力になろう” という 気持ちが嬉しく 感動いたしました。
本当に 素晴らしいことだと 感じます。
我々が基本理念に掲げる 「自信」と「誇り」をもって働くための支援が、 今回、少しでも Yさんの仕事への姿勢につながったのだとすれば、それが 我々の「自信」と「誇り」に繋がることを 実感いたしました。

しとしと[2024年03月11日(Mon)]
先月の末辺りから10日以上 長らく雨降りが続きました。
晴れることのない日々・・・
私は 今まで以上に天気予報や雨雲レーダーを 気にするようになりました。
その際に 色々と調べたところ、どうやらこの雨は 「菜種梅雨」 と呼ぶようで、冬から春に移り変わる時期の長雨の事を指すようです。
その「菜種梅雨」が 今年は 少し早めに訪れた事により、この時期に 雨降りが続いたようです。
そして この長雨が 少なからず 仕事にも その影響がありました。

私が担当する 「南部市場」での 施設外就労支援の職場では、主に ジャガイモや玉ネギ等 土物野菜を中心とした 生鮮食品の袋詰め作業を行っています。
その為、今回の長雨で 全体的に商品が濡れていたり 腐ってしまっていたりと、思うように作業が進まない日もありました。
雨降りが続くと、この仕事には 有難いことが何もありません。

一方で 長雨を共通の話題にして 従業員(利用者)の間で 会話が広がります。
「明日も雨やって。 かなんわぁ〜」
「洗濯物 乾かへんわ〜、〇〇さん何とかして(笑)」
「おすすめのカッパ売ってる店 知ってますよ!」等々
雨降りへの愚痴から 会話が弾みます。
さすがに 度を越した際には注意しますが、私 個人的には こういった雰囲気は嫌いではありません。
“早く 雨が止んでほしい”と いう思いとは裏腹に、穏やかな会話が弾む この雰囲気を しばらく 味わっていたいと思うのでした。
「OriHineロボット」パイロット[2024年03月04日(Mon)]
先日、「OriHineロボット」パイロットの方と 談笑する機会がありましだ。
心身に重い障がいがあり 日常的に介護を必要とされていますが、自宅から 「OriHineロボット」 を遠隔操作することで、東京で「株式会社オリィ研究所」が運営されている 『分身ロボットカフェDAWN ver.β』 にて 接客業務に取組まれています。
自身の障がいのこと, 生活のこと, 「OriHineロボット」での仕事に就こうとしたきっかけ 等、気さくに話してくださいました。

カフェでの接客業務について、ご苦労も伺いました。
「外国人のお客様が増えてきているけれど、言葉が理解できない,通じない」
「小さい子供さんが ロボットを怖がって泣いてしまう」
「会話が あまり弾まないお客様だと、お互い 気まずい時間が 延々と流れてしまう」
“ 「ロボット」 による接客” であっても、とても 人間味を感じてしまいます。

「誰か 有名な方の接客をされたことはありますか?」 と 聞いてみました。
「この前、「SEKAI NO OWARI(セカイノ オワリ)」 の方が いらっしゃいました」と 嬉しそうに話してくださいました。
「SEKAI NO OWARI(セカイノ オワリ)」を 全く知ることなく、 “売れてないお笑い芸人だろう・・・” と 思い込んでしまって 話が弾むことのない私に、それが とても有名なミュージシャンであることを 丁寧にレクチャーしてくださいました。

「ロボット パイロット」 というと 近未来的な 夢に溢れる職業のようですが、やはり いろいろとご苦労があるものです。
「SEKAI NO OWARI(セカイノ オワリ)」を なかなか覚えられず、「この世のおわり」 などと言っているオッサンとも 親しく 親切に お話しをしなければならないなんて・・・

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