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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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地域企業で働くこと[2023年09月25日(Mon)]
9月に入り 繁忙期を迎えています。1年で一番忙しい 秋のシーズンです。
私が担当している「フォーライフ宇治」では、事業所内の作業ではなく支援員が 複数の従業員(利用者)に同行して 地域企業の中で作業に取り組む 「施設外就労 」をメインに取り組んでいます。
今夏から 新規に 「施設外就労」の機会をご提供いただいている地域企業が増えました。
いずれも 私達の活動を理解して頂き、快く 引き受けて下さっている企業様です。従業員(利用者)にとっても 実際に地域企業内で働ける事は 大きな励みです。
自信につながり 私達の想像を超えて成長させてもらえる環境に、日々感謝するばかりです。
9月から 施設外就労に行に行くことになったAさんも、最初は分からない事が多々あり 不安を感じる場面もあったとようです。
日々 担当支援員がコミュニケーションを図っていくことで 作業や職場環境にも慣れ 自信につながっているように見うけられます。

地域社会において、労働力が足りていない状況でも 障害者雇用が浸透していない現状を、地域企業の皆さまに 話をさせてもらう機会があります。
年々改正される最低賃金に見合う生産力を持ち合わせていない障がい者が多く、生産力以上に評価いただける魅力を身につけていただく支援や その魅力や 雇用していただくことのメリットを伝えてゆく力が 私達の課題だと 気づかされます。
障がいがある方たちが 地域企業で働くことが出来る選択肢を増やすこと、
地域の中で 安心して暮らせる環境を提供してゆくこと、
そのことの必要性を 一層深く考え 伝えてゆかなければと 考えています。
どうせ・・・[2023年09月18日(Mon)]
『どうせ国からの補助があるんでしょ?』
この言葉、よく言われます。
確かに 「就労継続支援事業」 という 福祉施策の中の事業なので、「訓練等給付費」という名目で 給付金を頂いております。
しかし この給付金は、我々 支援員の人件費など サービスを提供するための経費です。
利用者(従業員)の給与分に充ててはならず、利用者の給与分は しっかり 生産活動による 事業収益で賄わなくてはなりません。
地域企業で働くための力を養うための訓練を受けながら、地域企業と肩を並べて しっかり お仕事をこなさなければならず、誰一人 楽な仕事はしておりません。

そんな彼らの仕事ぶりを見てきているので、最初から 『どうせ』 という 色眼鏡で見られ、仕事の幅を狭められたり、報酬を値切られるようなことがあれば、とても腹立たしい気持ちになります。
我々支援員も、日々の収益業務に追われるうちに 本来の目的である 『就労支援』 支援が満足に出来ないことに憤りを感じたりする日もあり、地域企業と同じように仕事をこなすことが こんなに難しいのかと落ち込む日も多いです。
「障がいのある人も ない人も 『自信』と『誇り』を持って働く」 という理念の基に 今日も 皆それぞれの役割で 精一杯頑張っております。
応援して頂けると 大変 嬉しく思います。

自動販売機[2023年09月11日(Mon)]
今年も 大変 暑い夏でした。
9月に入っても まだまだ 暑い日が続きます。
休憩時間には 工場の前に設置した 清涼飲料水の自動販売機に 人だかりができます。
この自動販売機は 従業員(利用者)の皆さんの水分摂取を目的に 地域の販売業者様との契約で設置いただいているもので、営利を目的にしていないため 販売価格が 若干 お安い・・・
そうなると、京都フォーライフの従業員(利用者)・スタッフだけでなく 近隣の地域企業の皆さまにも ご利用いただいています。
屈強な体格のおじさんや ヤンチャそうな風貌のお兄さん,見るからに外国籍の方,
こうした方々と トラブルにならないかと 少々 心配していました。

しかしながら その心配は 杞憂でした。
設置して もう 何年にもなりますが、今まで一度も 近隣の皆さまとのトラブルはありません。
先日、従業員(利用者)のMさんが お向かいの工場の工員さんに「どうぞ」と 順番を譲っているところを見かけました。
斜め向かいの鉄工所の社長さんは 「みんな ちゃんと したはるわ〜」と、心やすく 声を掛けてくださいます。
お互いに 挨拶を交わしている様子を見かけることもあります。

人を見た目で判断してはいけません・・・強面かも知れませんが 皆さん 近隣の工場で働く労働者、お互い 働く仲間として 何か 共感できるものがあるようです。
「自動販売機」でも “地域に必要とされる” “地域に求められる” 存在でありたいと思います。

九条ネギ[2023年09月04日(Mon)]
今年も 大変 暑い夏でした。
暦上は 9月になりましたが まだまだ暑いです。

この夏から 京都フォーライフでは、新たに 梶u知七」という 九条ネギを扱う地域企業にて 施設外就労の機会をご提供いただいています。
暑さ厳しいこの時期に 従業員(利用者)の皆さんは 一生懸命 頑張って、商品であるネギを整える作業などに 従事しています。

梶u知七」では 苗を植える所から 収穫,加工まで 全て取り組まれていて、様々な店舗と取引があり 商品を卸しておられます。
先日、4年ぶりに開催した 事業所ごとの「慰労会」でのご馳走に ネギが添えられてありました。
会場の居酒屋さんは 梶u知七」の取引先で、まさに 梶u知七」で生産された九条ネギが使用されていました。
“自分たちが 手掛けたものを お店の料理に使っていただいている”
自分たちの仕事が 世の中で ちゃんと役に立っている、
社会に貢献していることを 実感した出来ごとでた。

梶u知七」で 施設外就労に取り組んでいる 従業員(利用者)のKさんは ことのほか感動されていました。
その日は いつも以上に 上機嫌で 饒舌なKさんなのでした。
満面の笑顔のKさんをみて 私も嬉しくなりました。
『世の中の役に立つ』
それが 働く意欲なんだと つくづく実感しました。
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