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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
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見方を変えると 意味が変わる[2025年11月03日(Mon)]
先日、ある従業員(利用者)が 交通トラブルを起こしました。
信号の見落としによる 軽い接触事故で、幸い 大きなケガはありませんでしたが、警察から厳しく注意を受けたそうです。

後日、本人から話を聞いたときのこと。
彼は 落ち着いた表情で、「はい」 「すみません」 「もうしません」 と繰り返していました。
その姿だけを見れば、反省し、素直に受け止めているようにも見えました。
けれども、話の端々から伝わってきたのは── 「なぜそうなったのか」 「どうして注意を受けたのか」
その理由の部分が、うまく整理できていないということでした。

彼は日頃から 真面目で、指示を出せば 素直に動く人です。
周囲からも 「いい方だ」 と 評判の従業員(利用者)、
しかし今回の出来事を通して、その “素直さ” は 性格だけではなく、障がい特性からく る「理解のしづらさ 」や 「状況整理の難しさ 」といった側面も関係しているのではないか──
そんな思いが胸をよぎりました。
叱られたことを 「悪いことをした」 として受け止めることはできても、「なぜ悪いのか」 「どうすれば次は防げるのか」 までは結びつかない、
それが、彼の中での “反省” の限界なのかもしれません。
だからこそ、悪意がなくても、同じことが繰り返される危うさを感じました。

今後は、生活支援事業所とも連携しながら、行動面の支援に加えて、「理解」や「気持ち」の整理を助ける関わりを重ねていくつもりです。
出来事を一緒に振り返りながら、「なぜそうなったのか」 を 本人の言葉でゆっくり紐解く──
そんな小さな積み重ねの中から、“自分の行動を 自分で振り返る力” を育てていければと思っています。

私たちは 日々の支援の中で、つい表面に見える言葉や態度だけをもとに
「この人は こういう性格だ」 と 判断してしまいがちです。
けれども、その奥には、その人なりの特性や 理解の壁が潜んでいることがあります。
“素直なだけ”に見えた行動も、視点を変えて見てみると、まったく違う意味を持っていることがある。
支援とは、その「角度を変えて見る力」を持ち続けることなのだと、今回の出来事を通して改めて教えられました。
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