
青果市場[2025年05月19日(Mon)]
私は 青果市場での施設外支援を担当しています。
毎日、新鮮な野菜や果物に囲まれながら働く日々はとても充実しており、季節ごとの移り変わりを身近に感じられるこの仕事にやりがいを感じています。
ただ、この市場には少し特殊な環境があります。それは、青果の鮮度を保つため、構内の室温が常に低く設定されているという点です。
昨年の秋に私がこの市場に異動してきた頃は、外の気温と室内の差も少なく、むしろ快適な涼しさだと感じていました。
しかし、年末が近づくにつれ、外の空気はどんどん冷たくなり、それに伴って構内の寒さも一層厳しくなってきました。
私はいつしか分厚い防寒着が手放せなくなり、重ね着をしないと体が冷えてしまうようになりました。
そんな中で、私が驚いたのは、年中薄着で、しかも風邪ひとつ引かずに元気に働いている従業員(利用者)の皆さんの姿でした。
私が寒さに震えている傍らで、まるで春の陽気の中にいるかのように軽装で、笑顔を絶やさずに作業をこなしているのです。
そして、季節が巡って春が近づく頃、外気温は緩んできたものの、市場では再び冷房が強まり、私はまた寒さを感じるようになりました。
それでも不思議なことに、作業場では半袖姿の従業員(利用者)がますます増えていきました。
体格の良い方も、華奢な方も、皆さんが寒さに負けずに動き回る姿を目にして、私はつい「寒くないのですか?」と尋ねてしまいます。すると、決まって返ってくるのは「全然寒くないですよ」という明るい声。
この違いの理由はきっと様々なのでしょう。生まれ持った体質の差もあるでしょうし、この寒さの中で長年過ごすことで身体が自然と適応した人もいるでしょう。また、常に動いていることで体が内側から温まっているのかもしれません。
私はいまだに防寒着が手放せませんが、それでも寒さに立ち向かい、元気に働く従業員(利用者)の皆さんの姿から、毎日大きな力をもらっています。
彼らを見ていると、どんな環境でも前向きに取り組むことの大切さを、自然と教えられるのです。
私は、彼らのように寒さを克服することはできないかもしれません。
でも、私もまた、違う形で誰かの励みになれる存在でありたい。
そう思いながら、今日もこの市場で、少し背筋を伸ばして働いています。
毎日、新鮮な野菜や果物に囲まれながら働く日々はとても充実しており、季節ごとの移り変わりを身近に感じられるこの仕事にやりがいを感じています。
ただ、この市場には少し特殊な環境があります。それは、青果の鮮度を保つため、構内の室温が常に低く設定されているという点です。
昨年の秋に私がこの市場に異動してきた頃は、外の気温と室内の差も少なく、むしろ快適な涼しさだと感じていました。
しかし、年末が近づくにつれ、外の空気はどんどん冷たくなり、それに伴って構内の寒さも一層厳しくなってきました。
私はいつしか分厚い防寒着が手放せなくなり、重ね着をしないと体が冷えてしまうようになりました。
そんな中で、私が驚いたのは、年中薄着で、しかも風邪ひとつ引かずに元気に働いている従業員(利用者)の皆さんの姿でした。
私が寒さに震えている傍らで、まるで春の陽気の中にいるかのように軽装で、笑顔を絶やさずに作業をこなしているのです。
そして、季節が巡って春が近づく頃、外気温は緩んできたものの、市場では再び冷房が強まり、私はまた寒さを感じるようになりました。
それでも不思議なことに、作業場では半袖姿の従業員(利用者)がますます増えていきました。
体格の良い方も、華奢な方も、皆さんが寒さに負けずに動き回る姿を目にして、私はつい「寒くないのですか?」と尋ねてしまいます。すると、決まって返ってくるのは「全然寒くないですよ」という明るい声。
この違いの理由はきっと様々なのでしょう。生まれ持った体質の差もあるでしょうし、この寒さの中で長年過ごすことで身体が自然と適応した人もいるでしょう。また、常に動いていることで体が内側から温まっているのかもしれません。
私はいまだに防寒着が手放せませんが、それでも寒さに立ち向かい、元気に働く従業員(利用者)の皆さんの姿から、毎日大きな力をもらっています。
彼らを見ていると、どんな環境でも前向きに取り組むことの大切さを、自然と教えられるのです。
私は、彼らのように寒さを克服することはできないかもしれません。
でも、私もまた、違う形で誰かの励みになれる存在でありたい。
そう思いながら、今日もこの市場で、少し背筋を伸ばして働いています。