• もっと見る
京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
« 理事長 | Main | 中谷w »
<< 2025年05月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
年明けの職場で[2025年01月20日(Mon)]
昨年の暮れより インフルエンザ感染拡大が 猛威を振るっています。
京都フォーライフでも 年末に数名の従業員(利用者)が 感染してしまい、お正月の三が日も 「寝正月になってしまった」 と 残念がる方もありました。
それでも “仕事初め” には 皆さんそろって 元気に働いてくれました。
そんな従業員(利用者)の皆さんの間で 心優しい一面がみられました。

従業員(利用者)のMさんは 気分屋ではありますが、いつも同僚に 気にかけてくれます。
同僚の誰かが休んだ際には 必ず、「○○さんは風邪? お休み? 大丈夫かなあ・・・」
ライン作業の中で 誰かが 作業に追われて 慌てている状況を見ると、
「△△さん、落ち着いて!慌てないの!」
と 必ずといっていいほど 気にかけて 声をかけてくれます。
Mさんは とっつきにくいようにもみられることもありますが、実は 素直で 優しい方なのです。

従業員(利用者)のSさんは 新年から 他の事業所に異動になったのですが、私が担当する 元いた事業所の同僚を ずっと気にかけてくれています。
私をみると 「みんな どうですか? 大丈夫ですか?」と 声かけてくれます。
作業を終えた後には 毎日のように “古巣”に顔を出してくれます。
職場に 特別 こだわりや愛着を持っているようにも感じませんでしたが、実は 特別な思い入れがある職場だったようでした。

こうした従業員(利用者)の皆さんを見てみると、一見、一人一人がばらばらで 協調性がなさそうに見えるチームでも、実は お互いを思いやり 気にかけているのだと 感じることが出来ました。
皆さんがそれぞれに 自分の職場を大切にされていることに、なんとなく 心が温まりました。
「共に歩み 共に育つ」[2024年09月30日(Mon)]
9月も終盤になり ようやく秋を感じ始めた今日この頃・・・
ありがたい事に 地域の協力企業様より のたくさんの作業をご提供頂き、京都フォーライフの各事業所とも 忙しい日々を過ごしております。
まだまだ 残暑の厳しい中、残業になる日もあり 従業員(利用者)の皆さんの身体も心配です。
それでも一生懸命に働く姿がとても美しく 頼もしい限りです。

「ああ しんどいわ〜」 「残業 嫌やなぁ〜」 と マイナスな発言もある中で、
「でも ぜんぜん仕事 減らへんし、残業も仕方ない!」
「他の工場への応援もあるし、どこも忙しいし、僕たちも頑張ろう!」
責任感に溢れた発言があります。
そんな言葉で みんなを鼓舞する従業員(利用者)のMさんは、入所当時には 全てが受け身で あまり仕事への意欲が覗えない方でした。
そんな彼を知る私にとっては Mさんの成長を実感できる機会でした。

また、S従業員(利用者)さんは、
「次の日曜日に ○○行きます、この前は△△に行きました」と、休みの日の過ごし方を報告してくれます。
Sさんは 支援学校卒業してすぐに京都フォーライフに就職し、入所当初はどこか学生気分が抜けていないことも多々見られました。
それでも、休日に 大好きな電車に乗ったり写真を撮ったり、しっかりリフレッシュして 日々の仕事には 誰よりも意欲的に立ち向かってくれるようになっています。
今では 私が担当する事業所には欠かせない戦力です。

日々 成長する従業員(利用者)の皆さんに、仕事のへの“やりがい”をいただいたり、私自身の仕事への向き合い方を見直す機会をいただいたり、
『共に歩み 共に育つ』
そんなことを 心から感じることが出来る毎日です。

基本理念[2024年05月27日(Mon)]
我々 京都フォーライフは 基本理念に
「 『自信』と『誇り』 を持って働くことを支える」 と 掲げています。
この理念に従い 従業員(利用者)の皆さんには “意欲をもって取り組む” “力を合わせて取り組む” “最後まで責任をもって取り組む” 姿勢を モットーに 日々精進していただいています。

の はずですが・・・
時折 「本当に 『自信』と『誇り』 を持てていますか?」と 思えてしまうことがあります。
私が担当する フォーライフ宇治の構内作業では、繁忙期に 他の事業所からも出向していただくことがあります。
その際に、「ちょっと 手伝いに来ただけだから」と お客様感覚で やってくる従業員(利用者)が ごくまれにいます。
そういう感覚の従業員(利用者)が一人でもいると 事業所内の雰囲気に まとまりが失われます。
だからこそ、「この仕事は あなたたち自身に任された仕事」「責任を持って 取り組むべき」と 厳しく 改善が窺えるまで 説き続けます。

また 過日、来年度 久御山町に新設される会館の愛称募集があり、従業員(利用者)の皆さんにも 応募を呼びかけました。
新設される会館内でのCafé運営について、京都フォーライフに内諾していただいていることもあり、 積極的に 自由な発想で 提案いただきました。
この機会に、地域との繋がりのなかで 地域の方々に支えられていることへの感謝を忘れず、求められる仕事する,必要とされる事業所になることを目指すことを 説きました。

どこまで理解いただけているかは 分かりません・・・が、
どことなく漂う 従業員(利用者)の皆さんの 『自信』と『誇り』を 嬉しく思います。

表情の大切さ[2024年01月08日(Mon)]
新年より 「令和6年 能登半島地震」での 被害にあわれました皆さまには 心よりお見舞い申し上げます。

昨年は 色々な変化の一年でありました。
「新型コロナウイルス」感染が落ち着き始め、第5類へと移行され、コロナ前の生活に戻ったような一年でした。
“戻った” と言えば スポーツ界で 声出し応援が解禁となりました。
そのためか、スポーツ界が とても盛り上がった一年に感じました。
野球では 春には日本がWBCで王者奪還し、男子バスケットでは 自力でオリンピックの出場を決めました。
そして バレーボールの盛り上がり、
サッカー界では “半端ない” 大迫選手が在籍するヴィッセル神戸が優勝、
ラグビーワールドカップでは 決勝トーナメントは 逃すものの 国民を大いに沸かせてくれました。
忘れてはならないのが 阪神タイガースの 『アレ』、
38年ぶりの 『アレ』の 『アレ』(日本一) には 私もとても感動し 一生忘れることのできないものとなりました。

他にも 街中では マスク無しで出歩く人が多く見られるようになりました。
友人に会うと 「マスクないと こんな雰囲気だったっけ」 と 大きく印象が変わるものだと感じました。
それで気付いたのは 人の表情の大切さです。

日々の支援の中で、言葉を発する事が苦手な従業員(利用者)に対応することがあります。
自分の思いを 上手く伝えることが苦手な従業員(利用者)もいます。
それでも 彼ら 彼女らは 表情で 伝えてくれているのだと思います。
コミュニケーションの中で 相手の表情を窺い 喜怒哀楽を汲み取ってあげる心構えが、 我々 支援員に求められていると感じた一年でもありました。

2024年、今年は表情をしっかり窺い、従業員(利用者)の思いを汲み取ってあげられる支援に努めたいと思います。
そして 少しでも 従業員(利用者)の皆さんの 自信と誇りに満ち溢れた表情を引き出せる支援員でありたいと思います。
九条ネギ[2023年09月04日(Mon)]
今年も 大変 暑い夏でした。
暦上は 9月になりましたが まだまだ暑いです。

この夏から 京都フォーライフでは、新たに 梶u知七」という 九条ネギを扱う地域企業にて 施設外就労の機会をご提供いただいています。
暑さ厳しいこの時期に 従業員(利用者)の皆さんは 一生懸命 頑張って、商品であるネギを整える作業などに 従事しています。

梶u知七」では 苗を植える所から 収穫,加工まで 全て取り組まれていて、様々な店舗と取引があり 商品を卸しておられます。
先日、4年ぶりに開催した 事業所ごとの「慰労会」でのご馳走に ネギが添えられてありました。
会場の居酒屋さんは 梶u知七」の取引先で、まさに 梶u知七」で生産された九条ネギが使用されていました。
“自分たちが 手掛けたものを お店の料理に使っていただいている”
自分たちの仕事が 世の中で ちゃんと役に立っている、
社会に貢献していることを 実感した出来ごとでた。

梶u知七」で 施設外就労に取り組んでいる 従業員(利用者)のKさんは ことのほか感動されていました。
その日は いつも以上に 上機嫌で 饒舌なKさんなのでした。
満面の笑顔のKさんをみて 私も嬉しくなりました。
『世の中の役に立つ』
それが 働く意欲なんだと つくづく実感しました。
「支援力」[2023年05月08日(Mon)]
世間ではGW(ゴールデンウィーク)も終わり、“ぼちぼち仕事モードに戻さないと・・・” “しんどいなあ・・・” と 思っている方も多いこともいます。
しかしながら、 京都フォーライフは 「完全週休2日制」です。
従業員(利用者)の皆さん、支援員とも 祝日は関係なく GW(ゴールデンウィーク)も通常通り 稼働しておりました。
仕事を頂けることに 感謝です。

私は この4月から 「京都府南部総合地方卸売市場」内にあるシーパック商事鰍ナの施設外就労支援を担当することとなり 野菜の袋詰め等 パック作業に取り組んでいます。
私が 京都フォーライフに勤めて10年を超えていますが、初めて担当する事業所です。それでも そこで働く 従業員(利用者)の皆さんとは 全員と面識があり 問題なく入り込めることが出来ました。
久しぶりに 一緒に働く従業員(利用者)もいて 再会の懐かしい気持ちにもなりました。

私は以前に 高齢者の施設で数年勤めていました。
介護は すべてを介護してはいけません。
“自分で出来ることは してもらう。自分では出来ないことを介護する。”
そうしないと 自分で出来ることも できなくなるからです。
これは 高齢者だけでなく 障がいがある方たちへの支援でも 当然 言えることです。
シーパック鰍ナ 施設外就労に取り組んでいる従業員(利用者)の皆さんは、各々がやる事を理解して、準備したり 作業に取り組むことが出来ています。
特に 指示をしなくとも 自身で判断して 動けていることに感心させられます。

しかし 時として、どうしても指示待ちになってしまう人もいます。
そんな時にこそ、そんな方にこそ、我々支援員が気づき 自分で判断して 自分で動けるようにするための 『支援力』 が試されていることに 改めて 気づかされました。
そういった点で、シーパック商事鰍ナの施設外就労支援を担当している 同僚の支援員達は とても頼もしい存在で、少ない人員の中で しっかりと状況を注視し、的確に指示を出してくれています。
今後も 信頼できる同僚たちと 協力し合って、お互いに もっともっと 『支援力』を 高めて行きたいと思います。
アリとキリギリス[2023年01月09日(Mon)]
新年が明け 一週間が経ちました。
京都フォーライフの年末・年始のお休みは12月31日〜1日、2日の3日間。
地域企業の多くは 正月休みは もっとあるし、特に今回は 12月31日と1月1日が土・日だったこともあり “普段の土・日とハッピーマンデー” という感じがして、「もっと休みがあってもいいなぁ〜」と 思うのは私だけでしょうか・・・

しかし 偉いもので、従業員(利用者)の皆さんは 文句ひとつも言わず 年末30日まで、そして新年3日から 笑顔で出勤してきてくれます。
“正月ボケ” もなく、意欲的に せっせと働いてくれます。
その姿は 正に 『働きアリ』
悪いことのように思われるかもしれませんが、私は アリが本当に凄い生物だと思っています。
イソップ物語の「アリとキリギリス」のお話のとおりです。
キリギリスが 余裕かまして遊んでいても、その間にも アリはサボることなく 真面目に 先を見越して 黙々と働いているのです。
でも 従業員(利用者)の皆さんには 一片の悲壮感もありません。
本当に “働くこと“ を 楽しんでいるのです。
やるべき事があって 仲間がいて 充実した時間を過ごすことに喜びを感じているのです。

もっと休んでいたい・・・
正月特番見ながらお酒を嗜んでいたい・・・
“キリギリス”の私には 従業員(利用者)の皆さんが 眩しかった・・・
『思いやり』[2022年08月08日(Mon)]
京都フォーライフでは より良い職場づくりを目的に、毎月 課題を設定して その課題に対して 最も 頑張って取り組めた,最も課題を達成できた従業員(利用者)を 事業所ごとに従業員(利用者)相互の投票で選出して 表彰する制度を設けています。
先月7月の課題は 『思いやり』 でした。

私が担当する 「フォーライフshiki工場」で 『思いやり』 について 従業員(利用者)が各々考えて取った行動が・・・
それは お昼の休憩に入るときの事でした。
ある従業員(利用者)が 進んでエアコンをOFFにしてくれようと・・・
作業場に数台設置してあるエアコンの右側から順番に、
そして また別の従業員(利用者)も OFFにしてくれようと・・・左側から順番に、
ある地点で 二人の従業員(利用者)達はすれ違います。
OFFにすることに夢中で そのことに気付きません。
右から OFFにしたエアコンを 左からOFFにしようとした従業員(利用者)がまたONに、
そして 左から OFFにしたエアコンを 右からOFFにしようとした従業員(利用者)がまたONに、結局、二人がOFFにしたはずのエアコンは 全部 綺麗にON!
二人の従業員(利用者)は 気づいていません。

その一部始終を見ていた私は 思わず苦笑い・・・
お互いが 「我こそが エアコンをOFFに!」 と 意気込んでくれた二人には感謝ですが、二人の『思いやり』は 相殺される結果になりました。
二人には 「お互いに声かけあって 協力し合うことも 『思いやり』 ですよ」 と 話をしました。
協力すること,助け合うこと,声かけあうこと,報告すること,そんな『思いやり』で 失敗は防げますし 効率アップにも繋がるのだと思います。
そんな『思いやり』を 大切にしてほしいし、私も 大事にしたいと思っています。
今年度の目標[2022年04月04日(Mon)]
4月になりましたね。
春とはいえ まだ朝夕は まだひんやりする日もあったり・・・
でも 日中は暖かかったりで 衣服での調整が難しく 体調管理をしっかりしていかなければいけません。

 さて「フォーライフshik」では 今年も 支援学校卒業された1名が仲間入りです。
学生の時から何度か 職場実習で来られていたこともあり、すぐに溶け込まれている様子で安心しています。
とはいえ まだまだ緊張も感じられるので 早く慣れてくれるように色々気にかけてあげていこうと思います。

支援学校から卒業されてすぐにやってきた ピカピカの新社会人です。
毎年 この時期になると、社会人の先輩として 我々 支援員が良い見本にならなければ と思います。
しかし、慣れあいの中で ついつい 忘れがちになる 言葉づかいや 身だしなみ・・・
常々 意識して 取り組めるようにしてゆくことも 今年度の私の目標です。
冷暖房のON/OFF[2021年11月08日(Mon)]
今年も 残すところ後2ヶ月となりました。
「新型コロナウイルス」の感染状況も少しは落ち着いたように感じますが、まだまだ 油断することはできず 感染予防に努めていかなければいけません。

さて、ありがたいことに ここ1カ月、事業所は繁忙期を迎えています。
日々 仕事に追われるこの時期には、「今日何時に終わる?」「残業?」「早かったら何時?」
朝から Mさんの質問攻めにあいます。
Mさんは障がいの特性上、今日一日の見通しが立たないと不安になります。
自分の中で予定が立たないと不安いっぱいのMさんですが、
「今日は定時に終わるよ」「1時間残業になるで」と 前もって伝えるだけで 落ち着いて頑張ってくれます。
決して 意欲がないわけではありません。

冷暖房のON/OFFにも Mさん独自のこだわりがあります。
季節の変わり目には リモコンを持ち出し「エアコン、つける」と、その日の気温には関わりなく訴えてきます。
先日も 「暑さも落ち着いてきたので、しばらくつけないでいいのではないか」と諭したところ、「暖房、暖房つける」と 頑なでした。
Mさんにとって “暑い”・“寒い” ではなく、エアコンが “ついているか”・“ついていないか” が 大事なことらしいです。

こうしたこだわりの持ち主は Mさんだけではありません。
せっかく 作業場のエアコンOFFを受け入れていただいたのに、同日に別の部屋では16度で冷房を付けだす方もいました・・・何やら 楽しい職場です。
どんどん寒くなるこの季節、風邪をひかないように 体調管理にはきをつけていただき、あと2ヶ月 元気にお正月を迎えていただきたいと思います。
| 次へ
検索
検索語句
タグクラウド
[
プロフィール

NPO法人 京都フォーライフさんの画像
https://blog.canpan.info/f-life/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/f-life/index2_0.xml