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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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表情の大切さ[2024年01月08日(Mon)]
新年より 「令和6年 能登半島地震」での 被害にあわれました皆さまには 心よりお見舞い申し上げます。

昨年は 色々な変化の一年でありました。
「新型コロナウイルス」感染が落ち着き始め、第5類へと移行され、コロナ前の生活に戻ったような一年でした。
“戻った” と言えば スポーツ界で 声出し応援が解禁となりました。
そのためか、スポーツ界が とても盛り上がった一年に感じました。
野球では 春には日本がWBCで王者奪還し、男子バスケットでは 自力でオリンピックの出場を決めました。
そして バレーボールの盛り上がり、
サッカー界では “半端ない” 大迫選手が在籍するヴィッセル神戸が優勝、
ラグビーワールドカップでは 決勝トーナメントは 逃すものの 国民を大いに沸かせてくれました。
忘れてはならないのが 阪神タイガースの 『アレ』、
38年ぶりの 『アレ』の 『アレ』(日本一) には 私もとても感動し 一生忘れることのできないものとなりました。

他にも 街中では マスク無しで出歩く人が多く見られるようになりました。
友人に会うと 「マスクないと こんな雰囲気だったっけ」 と 大きく印象が変わるものだと感じました。
それで気付いたのは 人の表情の大切さです。

日々の支援の中で、言葉を発する事が苦手な従業員(利用者)に対応することがあります。
自分の思いを 上手く伝えることが苦手な従業員(利用者)もいます。
それでも 彼ら 彼女らは 表情で 伝えてくれているのだと思います。
コミュニケーションの中で 相手の表情を窺い 喜怒哀楽を汲み取ってあげる心構えが、 我々 支援員に求められていると感じた一年でもありました。

2024年、今年は表情をしっかり窺い、従業員(利用者)の思いを汲み取ってあげられる支援に努めたいと思います。
そして 少しでも 従業員(利用者)の皆さんの 自信と誇りに満ち溢れた表情を引き出せる支援員でありたいと思います。
九条ネギ[2023年09月04日(Mon)]
今年も 大変 暑い夏でした。
暦上は 9月になりましたが まだまだ暑いです。

この夏から 京都フォーライフでは、新たに 梶u知七」という 九条ネギを扱う地域企業にて 施設外就労の機会をご提供いただいています。
暑さ厳しいこの時期に 従業員(利用者)の皆さんは 一生懸命 頑張って、商品であるネギを整える作業などに 従事しています。

梶u知七」では 苗を植える所から 収穫,加工まで 全て取り組まれていて、様々な店舗と取引があり 商品を卸しておられます。
先日、4年ぶりに開催した 事業所ごとの「慰労会」でのご馳走に ネギが添えられてありました。
会場の居酒屋さんは 梶u知七」の取引先で、まさに 梶u知七」で生産された九条ネギが使用されていました。
“自分たちが 手掛けたものを お店の料理に使っていただいている”
自分たちの仕事が 世の中で ちゃんと役に立っている、
社会に貢献していることを 実感した出来ごとでた。

梶u知七」で 施設外就労に取り組んでいる 従業員(利用者)のKさんは ことのほか感動されていました。
その日は いつも以上に 上機嫌で 饒舌なKさんなのでした。
満面の笑顔のKさんをみて 私も嬉しくなりました。
『世の中の役に立つ』
それが 働く意欲なんだと つくづく実感しました。
「支援力」[2023年05月08日(Mon)]
世間ではGW(ゴールデンウィーク)も終わり、“ぼちぼち仕事モードに戻さないと・・・” “しんどいなあ・・・” と 思っている方も多いこともいます。
しかしながら、 京都フォーライフは 「完全週休2日制」です。
従業員(利用者)の皆さん、支援員とも 祝日は関係なく GW(ゴールデンウィーク)も通常通り 稼働しておりました。
仕事を頂けることに 感謝です。

私は この4月から 「京都府南部総合地方卸売市場」内にあるシーパック商事鰍ナの施設外就労支援を担当することとなり 野菜の袋詰め等 パック作業に取り組んでいます。
私が 京都フォーライフに勤めて10年を超えていますが、初めて担当する事業所です。それでも そこで働く 従業員(利用者)の皆さんとは 全員と面識があり 問題なく入り込めることが出来ました。
久しぶりに 一緒に働く従業員(利用者)もいて 再会の懐かしい気持ちにもなりました。

私は以前に 高齢者の施設で数年勤めていました。
介護は すべてを介護してはいけません。
“自分で出来ることは してもらう。自分では出来ないことを介護する。”
そうしないと 自分で出来ることも できなくなるからです。
これは 高齢者だけでなく 障がいがある方たちへの支援でも 当然 言えることです。
シーパック鰍ナ 施設外就労に取り組んでいる従業員(利用者)の皆さんは、各々がやる事を理解して、準備したり 作業に取り組むことが出来ています。
特に 指示をしなくとも 自身で判断して 動けていることに感心させられます。

しかし 時として、どうしても指示待ちになってしまう人もいます。
そんな時にこそ、そんな方にこそ、我々支援員が気づき 自分で判断して 自分で動けるようにするための 『支援力』 が試されていることに 改めて 気づかされました。
そういった点で、シーパック商事鰍ナの施設外就労支援を担当している 同僚の支援員達は とても頼もしい存在で、少ない人員の中で しっかりと状況を注視し、的確に指示を出してくれています。
今後も 信頼できる同僚たちと 協力し合って、お互いに もっともっと 『支援力』を 高めて行きたいと思います。
アリとキリギリス[2023年01月09日(Mon)]
新年が明け 一週間が経ちました。
京都フォーライフの年末・年始のお休みは12月31日〜1日、2日の3日間。
地域企業の多くは 正月休みは もっとあるし、特に今回は 12月31日と1月1日が土・日だったこともあり “普段の土・日とハッピーマンデー” という感じがして、「もっと休みがあってもいいなぁ〜」と 思うのは私だけでしょうか・・・

しかし 偉いもので、従業員(利用者)の皆さんは 文句ひとつも言わず 年末30日まで、そして新年3日から 笑顔で出勤してきてくれます。
“正月ボケ” もなく、意欲的に せっせと働いてくれます。
その姿は 正に 『働きアリ』
悪いことのように思われるかもしれませんが、私は アリが本当に凄い生物だと思っています。
イソップ物語の「アリとキリギリス」のお話のとおりです。
キリギリスが 余裕かまして遊んでいても、その間にも アリはサボることなく 真面目に 先を見越して 黙々と働いているのです。
でも 従業員(利用者)の皆さんには 一片の悲壮感もありません。
本当に “働くこと“ を 楽しんでいるのです。
やるべき事があって 仲間がいて 充実した時間を過ごすことに喜びを感じているのです。

もっと休んでいたい・・・
正月特番見ながらお酒を嗜んでいたい・・・
“キリギリス”の私には 従業員(利用者)の皆さんが 眩しかった・・・
『思いやり』[2022年08月08日(Mon)]
京都フォーライフでは より良い職場づくりを目的に、毎月 課題を設定して その課題に対して 最も 頑張って取り組めた,最も課題を達成できた従業員(利用者)を 事業所ごとに従業員(利用者)相互の投票で選出して 表彰する制度を設けています。
先月7月の課題は 『思いやり』 でした。

私が担当する 「フォーライフshiki工場」で 『思いやり』 について 従業員(利用者)が各々考えて取った行動が・・・
それは お昼の休憩に入るときの事でした。
ある従業員(利用者)が 進んでエアコンをOFFにしてくれようと・・・
作業場に数台設置してあるエアコンの右側から順番に、
そして また別の従業員(利用者)も OFFにしてくれようと・・・左側から順番に、
ある地点で 二人の従業員(利用者)達はすれ違います。
OFFにすることに夢中で そのことに気付きません。
右から OFFにしたエアコンを 左からOFFにしようとした従業員(利用者)がまたONに、
そして 左から OFFにしたエアコンを 右からOFFにしようとした従業員(利用者)がまたONに、結局、二人がOFFにしたはずのエアコンは 全部 綺麗にON!
二人の従業員(利用者)は 気づいていません。

その一部始終を見ていた私は 思わず苦笑い・・・
お互いが 「我こそが エアコンをOFFに!」 と 意気込んでくれた二人には感謝ですが、二人の『思いやり』は 相殺される結果になりました。
二人には 「お互いに声かけあって 協力し合うことも 『思いやり』 ですよ」 と 話をしました。
協力すること,助け合うこと,声かけあうこと,報告すること,そんな『思いやり』で 失敗は防げますし 効率アップにも繋がるのだと思います。
そんな『思いやり』を 大切にしてほしいし、私も 大事にしたいと思っています。
今年度の目標[2022年04月04日(Mon)]
4月になりましたね。
春とはいえ まだ朝夕は まだひんやりする日もあったり・・・
でも 日中は暖かかったりで 衣服での調整が難しく 体調管理をしっかりしていかなければいけません。

 さて「フォーライフshik」では 今年も 支援学校卒業された1名が仲間入りです。
学生の時から何度か 職場実習で来られていたこともあり、すぐに溶け込まれている様子で安心しています。
とはいえ まだまだ緊張も感じられるので 早く慣れてくれるように色々気にかけてあげていこうと思います。

支援学校から卒業されてすぐにやってきた ピカピカの新社会人です。
毎年 この時期になると、社会人の先輩として 我々 支援員が良い見本にならなければ と思います。
しかし、慣れあいの中で ついつい 忘れがちになる 言葉づかいや 身だしなみ・・・
常々 意識して 取り組めるようにしてゆくことも 今年度の私の目標です。
冷暖房のON/OFF[2021年11月08日(Mon)]
今年も 残すところ後2ヶ月となりました。
「新型コロナウイルス」の感染状況も少しは落ち着いたように感じますが、まだまだ 油断することはできず 感染予防に努めていかなければいけません。

さて、ありがたいことに ここ1カ月、事業所は繁忙期を迎えています。
日々 仕事に追われるこの時期には、「今日何時に終わる?」「残業?」「早かったら何時?」
朝から Mさんの質問攻めにあいます。
Mさんは障がいの特性上、今日一日の見通しが立たないと不安になります。
自分の中で予定が立たないと不安いっぱいのMさんですが、
「今日は定時に終わるよ」「1時間残業になるで」と 前もって伝えるだけで 落ち着いて頑張ってくれます。
決して 意欲がないわけではありません。

冷暖房のON/OFFにも Mさん独自のこだわりがあります。
季節の変わり目には リモコンを持ち出し「エアコン、つける」と、その日の気温には関わりなく訴えてきます。
先日も 「暑さも落ち着いてきたので、しばらくつけないでいいのではないか」と諭したところ、「暖房、暖房つける」と 頑なでした。
Mさんにとって “暑い”・“寒い” ではなく、エアコンが “ついているか”・“ついていないか” が 大事なことらしいです。

こうしたこだわりの持ち主は Mさんだけではありません。
せっかく 作業場のエアコンOFFを受け入れていただいたのに、同日に別の部屋では16度で冷房を付けだす方もいました・・・何やら 楽しい職場です。
どんどん寒くなるこの季節、風邪をひかないように 体調管理にはきをつけていただき、あと2ヶ月 元気にお正月を迎えていただきたいと思います。
わがままな日々[2021年06月07日(Mon)]
繰り返される「緊急事態宣言」が 今もなお延長されています。
初めて発出された 昨年の「緊急事態宣言」の時よりも ずいぶん危機感が薄れてきているようです。
「京都フォーライフ」の支援員・従業員(利用者)もまた 例外ではありません。
けれども 「京都フォーライフ」からは 一人の感染者を出すことがないようにと 感染予防と健康管理には徹底した取り組みを継続中です。

従業員Nさんは 毎日のようにコロナウィルスが収まらない世間の状況を心配をされています。
支援員を捕まえては 「コロナ、大丈夫ですかね?」と 事務所にまでついて来られます。
「皆が感染予防をしっかりして備えていれば 大丈夫」 と応えても、何度も 「本当に大丈夫ですかね?」と 心配するNさん。
「世間を心配するほど 純粋なのだ」と 感心していたのですが、本当のところは “気兼ねなく 出歩いて遊びたい” “ マスクを外したい” と ちょっとわがままなところが 本音のようです。

入所してきたころは わがまま放題で 思い通りにならないと大騒ぎをしていたNさんが ちゃんと自分の欲求をコントロールして 世間の心配をしているようにまで 振舞えるくらいに成長しました。
作業にも意欲的で 地域企業での施設外就労にも取り組み、会社の皆様にも高評価で かわいがられています。
そんな評判に気をよくしている ナルシストのNさんは
「僕、痩せてる? かっこいい?」と 誰彼なしに 質問攻め・・・「痩せてる。 かっこいい」と答えるまで 承知してくれません。
しかたなく、だいぶ太めで ピチピチのジャージ姿の彼に
「そうそう、痩せてる 痩せてる!かっこいい!」と ヨイショ!する日々が 続きます・・・
旅行は中止[2021年01月04日(Mon)]
新しい年、本年も どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年 春から続く 新型コロナウイルス感染の拡大は、今もなお 世界中に蔓延している状況です。そんな 大変な 1年でしたが、幸いにも 「京都フォーライフ」からは 一人も感染者を出すことなく新年を迎えることが出来ました。

例年であれば 気候のいい 春や秋に行う 「交遊会」や「慰安旅行」等、従業員(利用者)の皆さんが楽しみにしているイベントを 軒並み中止せざるをえません。
その埋め合わせに 新年会を兼ねた日帰りでのバス旅行を年明けに行おうと、秋に 状況が少し落ち着いていた 第三派がくる以前に計画いたしました。
もちろん、感染対策には 万全の態勢で臨むつもりで 従業員(利用者)の皆さんにも告知しました。「どんな料理?」「お土産買わないとなぁ」など 皆さん 大変 楽しみな様子でした。

しかし、年末からの第三派、感染拡大の猛威により それも 中止となりました。
普段から 見通しの立たない状況が苦手で 先の行動や支援員の動静を気にするMさん・・・
旅行の告知があって以来、毎日「1月15日はどこ行く?」と 支援員に確認しては 自分なりに 納得していたようですが、今度は中止の告知を受けて 「日帰り旅行は中止?」と 連日の確認です。
本人なりに とても楽しみにしていて、そして とても残念な結果に・・・寂し気な雰囲気に “何とかしてあげたい” とも思いますが 今回ばかりは いたし方ありません。

誰もが いろいろな形で つらい思いをしている状況ですが、取り分け こうした不規則な出来事が苦手な障がいがある方たちにとっては、一層 つらさが増すようです。
そんなストレスの高い状況でも 日々の作業には意欲的に取り組んでくれる彼らに 感謝です。
「させられている」から「している」へ[2020年08月03日(Mon)]
令和2年になって 気がつけば もう 一年の半分が過ぎ、折り返しています。
今年は 「新型コロナウイルス」の感染拡大により、日本に限らず世界中が 特別な半年になっています。
京都フォーライフでも 出来る限りの感染対策を取り、活動を続けています。

私が担当している施設外就労支援先である小山轄H場では、病院や介護施設のリネンを扱うことから、「新型コロナウイルス」が流行し始めた当初より この工場から感染者を出すまいとマスクの着用が義務づけられていました。
初めのうちは、着けるのを忘れたり、度々外す従業員もちらほら見られました。
作業場では着けていても 作業が終わると早々に取り外し、帰宅時には堂々とマスク無しで出歩く姿が多く見受けられました。
先月には ようやく“着けさせられている”から、“着けることが当たり前” に 定着してきました。
やっと 「新型コロナウイルスが危険だ」ということが認識されてきたと思いました。
毎日、毎日、いろいろなメディアから、そして 我々からも 危険であることを伝えてきたことが本当に伝わるにはこれだけ時間を要することだと痛感しました。

従業員のYさんは 糖尿病を患っています。
ですが 炭酸などジュースが大好きなYさん、訪問看護師さんに「コーラは控えるように」と言われたようです。
その時は「わかりました」と返事しましたが・・・翌日には、「看護婦さんに “コーラ止めなさい” と言われたから」と 笑顔で言いながら 片手に持っていたのはなんと・・・「CCレモン」「コーラ」がダメなら「CCレモン」・・・
“食べたい”・“飲みたい” の欲求は なかなか我慢できないこともあります。
しかも、カップラーメンの大盛り、しかも汁まで完食・・・美味しいのはわかるけど・・・
「新型コロナウイルス」以上に危険なこの状況を認識してもらうには、どれほどの時間とエネルギーを要するのでしょうか・・・?
“我慢させられている” から “我慢する” まで、遠い道のりを 日々伝え続けなければなりません。
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