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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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職場の異動[2025年03月10日(Mon)]
3月に入り、個別支援計画の変更に伴い、一部の従業員(利用者)さんに 職場の異動がありました。
私が担当する「フォーライフshiki」からは 2名が 施設外就労先である 青果市場へ異動となりました。
Iさんは以前にも青果市場で勤務していた経験があり、作業への不安はほとんどない様子。
「異動先でも頑張るわぁ。終わったらshikに寄るわぁ。」と気軽に話してくれ、実際に早く仕事が終わった日には顔を見せてくれています。
もう一人のMさんは、少し不安があるようで 「3月から ぼく 施設外就労?」「土曜日は 何時に終わる?」「お弁当はある?」と毎日のように質問されていました。
分かる範囲でお答えしていましたが、応えきれないことがあると 一日中気になってしまう様子でした。
Mさんは普段から 気になることを 朝礼前や休憩時間に 賑やかに確認されるのが日課でした。
そんなやり取りがなくなり 少し寂しさも感じます。

一方で、新たに5名の方がshiki工場に異動されてきました。
これまで一緒に働いたことのある方もいれば、初めての方もいます。
あまりなじみのない方には「こんな方なのかなぁ?」と 感じる部分もあり、まだまだ分からないことも多いのが正直なところ。
だからこそ、積極的にコミュニケーションを取りながら、それぞれの得意な作業や苦手なこと、性格や好きなことを理解していきたいと思います。

日々の業務の中で、一人ひとりをしっかり知り、それぞれが安心して働ける環境をつくっていけるよう努めていきます。

一緒に頑張ろう![2024年11月11日(Mon)]
先日、京都フォーライフでの就労を希望されている方が 二週間の体験実習に来られていました。
長い間 “引きこもり”生活を送っておられたそうで、体力もだいぶ落ちていたそうです。
しかしながら、何とか 『働くことを軸にした 普通の生活を取り戻したい』 という意欲が覗え 一生懸命作業に取り組んでおられました。

従業員(利用者)のCさんが、休憩時間になると そんな彼女を鼓舞するように、
「この会社(事業所)はいいとこだよ!
みんないい人だし 働きやすいよ!
しんどいのは今だけだから 一緒に頑張ろう!」
と 声を掛けられていました。

普段のCさんは、従業員(利用者)の皆さんの「スピーカー」のような存在で、常日頃から あること・ないこと,目にしたこと・耳にしたことの報告や愚痴等を 周囲の従業員(利用者)や我々支援員に なんの遠慮もなく おしゃべりされる 賑やかな方です。
そのCさんが、実習に来ている方を応援している姿を見て “そんな一面もあるのだな” と 感動しました。

そんなおかげもあって 無事に2週間の実習を終え、「ここで働きたい!」と 申し出て下さいました。
今後 京都フォーライフとの雇用契約を結び 私たちと共に働いてゆくこととなります。
これからも みんな一緒に 一生懸命頑張ってほしいと思います。
コミュニケーション[2024年07月08日(Mon)]
私が担当している 南部市場での施設外就労は、3班に分かれ 各テーブルで作業を行います。
1班ごとに違う作業を同時進行で行い、日々の出荷に間に合わせるように取り組んでいます。
3テーブルで作業を行うため 休憩時間も異なり、班が離れていると なかなか他班の従業員(利用者)の方と コミュニケーションが取れないこともあります。
そんなわけで、私が担当する班が休憩時間でない時に 話しかけてくれる 他班の従業員(利用者)がいます。
そんな時は、しっかりと話を聞いてあげられないこともあります。
なんとなく 心苦しい日々が続くこととなります。

以前、受講した研修で、「コミュニケーションの取り方を間違えると 相手のモチベーションを下げてしまう」 と 伺ったことがあります。
支援をしてゆく上で コミュニケーション能力とは とても大切な事なのですが、私自身あまり得意な方ではないのです。
今でも “これで大丈夫なのか?” と 自問自答を繰り返しています。

もっともっと 従業員(利用者)の方とのコミュニケーションを深め、その方に合った支援,出来ること・出来ないこと,を “当たり前” に思ことのないように 心掛けたいと思います。
日々の小さな変化にも気づき 褒めることを大事にして、私自身も そして 従業員(利用者)の方も 『自信』と『誇り』を持って働けるように 努めて行きたいと思います。

共に[2024年05月20日(Mon)]
私が担当している施設外就労班では、繁忙期が過ぎ 少し物量が落ち着いたかな?と 思っていたのですが、時折 残業を余儀なくされる忙しい日々が続いたり 早々に仕上がってしまったりと なかなか 頃合いの良い安定した日は続きません。
忙しい時には 他の事業所から 応援に来ていただくことも しばしば・・・。
そんな時には 従業員(利用者)の方同士で 「今日は 定時に終われるように頑張ろうな!」と 仲間を鼓舞するような声掛けをされる たくましい方が多くおられます。
そんな声を聞いていると “私も頑張ろう” と思えてくるのです。

他の事業所でもそのようですが、“ここ 一番!” 仲間を思い 士気を鼓舞する様子を覗うことがあります。
そんな時に このような人たちと一緒に働けて、 私は とても幸せを感じ 誇りに思います。
私が “共に 頑張ろう!” と心の底から感じるように、従業員(利用者)の皆さんも きっと 心を動かされるのだと思います。

来月から、他の施設外就労先で従事されていた 3名の従業員(利用者)が 私たちの班に合流です。
先日、その事を 皆さんに伝えると 「楽しみやなー!」 と 大喜びされていました。
“共に頑張る 『仲間』 が また増える” そんな喜びだと思います。

少しばかり、“ちゃんと 仕事を覚えてもらえるかな・・・?” との不安がよぎりましたが、
やはり私も、『仕事愛』に満ちた 活気あふれる従業員(利用者)の皆さんと一緒に 新しい仲間を迎え 作業出来ることが 楽しみでもあります。
こんな中で 今 私が出来る事を 精一杯頑張っていきたいと思います。
繁忙期[2023年10月23日(Mon)]
私が担当している 南部市場での施設外就労は、繁忙期の真最中、
残業になることもしばしばです。
この状況に対応するために 作業開始時間を 1時間早くしています。
急な変更でありましたが、従業員(利用者)の皆さんは 理解して 協力してくています。

さすがに 始業時間の変更を伝えた際には、何名かは 「ちゃんと 起きられるかな?」 「大丈夫かな?」 と不安そうに話されていました。
実際に 遅刻された方も 数名おられました。
それでも、皆さん 毎朝 始業時間までに出勤され、いつも通り 作業をこなされます。
今まで起きていた時間より早く起きて、今までより早く作業を始めるのは とてもしんどいことと思います。
「いつから いつも通りの時間に戻れるのかなぁ?」と 聞かれることもあります。
いろいろありますが 皆さん弱音を吐かず 頑張ってくれています。

作業を終えて 帰り際に
「大変やったけど 今日も頑張ったわ!」
「明日も頑張ろな!」
と、日々 伝えに来てくれる従業員(利用者)がおられます。
とても励まされます。
もうしばらくの間 忙しい日々が続きますが、私も 負けずに 一緒に頑張っていきたいと思います。
日帰り旅行[2023年07月03日(Mon)]
新型コロナウイルス感染予防のために自粛していた 「慰安旅行」 再開することとして、6/23(金)に大阪の「吉本グランド花月」(NGK)に行きました。
レクレーション担当の私は、従業員(利用者)の皆さんが “存分に 楽しんでくれたらいいな〜”と思いながらの日帰り旅行でした。

しかしながら、
入場前にチケットを渡し 二階席であると説明したのにもかかわらず、一名だけ 一階で席についていたために 大騒ぎで探し回るはめになり・・・
また、いざ 「お笑い」 が始まると 眠ってしまっている従業員さんがいて・・・
“あんなに 「楽しみ」って 言ってたのに・・・“

それでも 大方の皆さんは 大笑いされていて、思った以上に 「お笑い」が好きなんだなと 新たな一面も発見できる事が出来ました。

観劇の後 食事をして、その後は 1時間程 自由行動で 付近の商店街等を散策しました。
写真を撮ったり 食べ歩きを楽しんだり、
皆さん 自宅へのお土産の買い物を 楽しんでおられました。
しかし 大阪に来たのにもかかわらず、「東京バナナ」 を買おうとしている従業員(利用者)さんがいて、
“なんで「東京バナナ!?” “ウケ狙い!?” とも思いましたが、“「家族に お土産を買って帰る」 という事を 楽しんでいるのかな” と 微笑ましく思えました。

いろいろありましたが、今回の日帰り旅行は なんとか無事に終える事が出来ました。次の日に、「日帰り旅行はどうだった?」と 尋ねると 皆さんそろって 笑顔で 「楽しかった!」と 応えてくれました。
「来年はどこかな?」と 来年の日帰り旅行を楽しみにしてくれる従業員(利用者)さんもいて、とても嬉しく思いました。
次回もまた 皆さんに楽しんでもらえるように、何よりも 無事に過ごせるように、レクレーションの担当を努めていきたいです。
「自信があります!」[2023年03月13日(Mon)]
私が担当させて頂いている シーパック商事鰍ナの施設外就労班では、玉ネギやジャガイモなどいろんな土物野菜の袋詰め加工に取り組んでいます。
一日の作業の流れとして、検品 ・ 袋入れ ・ 計量 ・ 積み込みなど 細かく言えば もっともっとあります。
毎日 忙しい日々が続きますが 頼もしい事に 従業員(利用者)の皆さんは そつなくこなされます。

Kさんは いずれの作業も とても手速くこなしてくれます。 手先も器用です。
悔しいですが、私たち支援員より器用かもしれません。
彼がミスをする事は滅多になく いろいろなところに目が行き届いていて 大変助かっています。
そんなKさんが 「積み込み作業が得意で 自信があります!」 と 話されていました。

彼が言った 『自信があります!』 の一言に 私はとても嬉しくなりました。
京都フォーライフの基本理念 『自信』と 『誇り』をもって 働いてもらうためには どうすればいいのか?・・・迷いもあり 悩んだりもしていました。
そんな私の耳に届いたKさんの言葉は 私自身の「自信」になり 「誇り」に思える瞬間でもありました。

もしかしたら Kさんは何気に言った言葉かもしれません。
それでも 彼は まぎれもなく日々の仕事の中で 「自信」と 「誇り」を見出したはずです。
Kさんだけではなく 他の従業員(利用者)の方からも 同様の言葉が聞けるように、私自身も「自信」と「誇り」をもって 日々の支援に努めてゆきたいと 改めて思いました。

古巣で チャレンジ[2022年11月14日(Mon)]
私は 5年程前に京都フォーライフに 就職いたしました。
最初が 「シーパック商事梶vでの 施設外就労支援が担当でした。
そこから数年 他の事業所で担当を勤めましたが、今年の9月に 再度 「シーパック商事梶vでの 施設外就労支援が担当へ異動となりました。

以前とは スタッフのメンバーもガラリと変わり、従業員(利用者)も 今まで 一緒に作業をしたことがない方や あまり話したこともない方もいました。
そんな中、以前と変わらず 勤めておられるNさん、異動した初日には 変わらない笑顔で 「今日から お願いします」と話しかけてくれました。
2ヶ月を過ぎた今でも 気を遣って 「○○しましょうか?」「○○持ってきましょうか?」と 声を掛けてくれます。
とにかく おしゃべり好き、少々 うるさく感じることもあります。

変わらないNさんとは対象に すっかり 変ったOさん、
私が知っているOさんは 「出来ひん・・・」 と すぐ弱音を吐いていました。
何とか出来るようになった計量作業ですが、やり始めた頃は 不安がいっぱいで 「合ってる・・・?」「これは・・・? 」と 計量の都度々々 確認を求めてきていました。
そんなOさんは 今では しっかり自信がついたようで作業のスピードも ずいぶん早くなっています。

9月に古巣にもどり、今回は NさんやOさん、今回 初めて一緒に働くことになった 他の従業員(利用者)こも、普段取り組むことがなかった いろいろなことをチャレンジしてもらう機会が増えました。
私たち支援員が 従業員(利用者)の出来る範囲を勝手に決めてしまうことのないように心掛けています。
まずチャレンジ!そこからどうすれば出来るのかを考えながら支援しなければならないと 思いを改めています。
出来なかった事が出来る。
不得意な事が得意に。
そんな支援が出来るように 私もチャレンジです。

「夕方タイム」[2022年07月04日(Mon)]
私には 「夕方タイム」 という名の 従業員(利用者)と 終業後に話す時間があります。
今までは1名でしたが 今は3名と話しています。

Tさんは毎日、「コロナは終わりますでしょうか?」と 問いかけてきます。
その答えに 「分からない」 と 応えると、「そんなこと言わないでください!終わるって言ってほしい」 と言ってくるので 「大丈夫、心配ないよ」 と 返答します。

I さんと Kさんは 毎日 終業後に私の手があくのを待っています。
Kさんは 地域の企業に 施設外就労に行っているのですが、終わってからshiki工場に戻ってきます。
なので 仲のいい I さんは Kさんが戻ってくるのも待っています。
その時に 施設外就労での作業内容の話をするのですが、
「暑くてしんどい」「shiki工場で 作業したい」 と言っていますが、作業は楽しいみたいです。
少し自分に甘いところがあるKさんには 頑張ってほしいと思います。

そんな「夕方タイム」ですが、“これは支援の一環になるのかな?”
彼らとの距離が近すぎて、法人で示している「支援員(上司)と従業員(部下)」という関係性でなくなっているのでは?と ふと思う時があります。
いろんな事を考えるのですが、結局分からなくなり やっぱり支援って難しい!
けど、そんな時間を楽しんでいる私もいます。
一人ひとりが違うため いろんな支援の仕方があり、私は支援に正解・不正解がないと思っています。

ただ、その「夕方タイム」で 不安な事やストレスの発散になるのであれば、それはそれで支援の一環なのかと思います。
「個別支援計画」[2022年02月21日(Mon)]
京都フォーライフでは 毎年4月と10月に 従業員(利用者)全員について 「個別支援計画」を 更新しています。
そのため、だいだい2月〜3月にかけて 9月末までの半年に渡る「個別支援計画」を作成します。
私が、サービス管理責任者の支援員と協力しながら 作成を担当する従業員(利用者)は 計12名。
この時期になると 頭が 悩まされます・・・

今回、新しく 担当することになったKさん。
彼は 毎日、私の “ものまね” をして からかってきます。
私が何か言うと ニコニコ笑いながら オーム返しで 口真似して・・・いったい 何が面白いのか…?
30歳を過ぎる オッサンが・・・悲しすぎる・・・

それでも 仕事になると真面目に取り組まれます。
「一番好きな作業は 商品の梱包」 と おっしゃって、出荷用のケースに 綺麗に 商品を並べることが “こだわり” です。
入れにくい商品や あまりうまく梱包できなかった時には 悔しそうな様子が窺えます。
どんな商品の取り扱いでも 綺麗に仕上げることに 努力を惜しみません。

Kさんだけではなく 他の従業員(利用者)の方たちも、少々 困ったところがあり、優れたところ、どんどん 力を伸ばして欲しいところを 持っておられます。
当然、困ったところは 治して欲しいのですが・・・
それよりも 皆さんのいいところを 発見して、どんどん 力を伸ばしていただける「支援計画」の作成に 努めてゆきたいと思います。

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