働く力の芽生え[2026年07月20日(Mon)]
今年の4月、京都フォーライフに2名の新人従業員(利用者)さんが仲間入りしました。
そのうちのお一人に、Dさんという方がおられます。
入ってこられたばかりの頃、Dさんは毎日のように 「足が痛いなぁ。座って仕事がしたいなぁ」 と口にされていました。
おそらく、身体に障がいがある方が 座って作業されている姿を見て、“自分も座って仕事をしたい” という思いにつながったのかもしれません。
けれども、その方が なぜ座って作業されているのか、そこにはどのような事情や配慮があるのかまでは、Dさんにはまだ分かりにくかったのだと思います。
そこで私は、一つひとつ言葉を選びながら、その理由を説明しました。
それから「座りたい」と言われることは少なくなりましたが、それでもしばらくは「足が痛い」「今日は何時に終わる?」という言葉が続いていました。
新しい環境に慣れること、働く時間の流れを体で覚えること、そして「仕事をする」という日々のリズムを身につけていくことは、Dさんにとって決して簡単なことではなかったのだと思います。
ところが、ここ最近、そのような言葉を耳にすることが少なくなってきました。
“少しずつ、この場所で働くことに慣れてきたのかな” そう感じ、うれしく思った矢先のことでした。
作業中に ふと歌を口ずさんだり、大きな声で笑ったり、思いがけない言葉が飛び出したりすることがあります。
Tさんは独り言の声が大きくなることがあり、周囲の方から注意を受ける場面もあります。
けれども、注意されたことに深く落ち込むというより、しばらくするとまたいつものDさんに戻っていきます。
そのたびに、「大きな声が出ると、まわりの人はどう感じるのか」「仕事をしている人の集中にどんな影響があるのか」 を、できるだけ分かりやすく伝えるようにしています。もちろん、一度説明したからすぐに変わる、というものではありません。
伝えて、待って、また伝える。
その繰り返しの中に、支援の難しさと大切さがあります。
それでも、Dさんの姿を見ていると、確かに成長している部分がたくさんあることに気づかされます。
成長の歩みは、人それぞれです。
すぐに形になって見える成長もあれば、周囲には分かりにくいほど小さな変化として現れる成長もあります。
Dさんにとって、社会人としての立ち振る舞いやマナー、職場のルールを学んでいく日々は、これからも続いていきます。
私たちはその歩みを急がせるのではなく、Dさん自身が少しずつ『働くこと』の意味を感じ、自分の力でできることを増やしていけるよう、そばで見守り、支えていきたいと思います。
そのうちのお一人に、Dさんという方がおられます。
入ってこられたばかりの頃、Dさんは毎日のように 「足が痛いなぁ。座って仕事がしたいなぁ」 と口にされていました。
おそらく、身体に障がいがある方が 座って作業されている姿を見て、“自分も座って仕事をしたい” という思いにつながったのかもしれません。
けれども、その方が なぜ座って作業されているのか、そこにはどのような事情や配慮があるのかまでは、Dさんにはまだ分かりにくかったのだと思います。
そこで私は、一つひとつ言葉を選びながら、その理由を説明しました。
それから「座りたい」と言われることは少なくなりましたが、それでもしばらくは「足が痛い」「今日は何時に終わる?」という言葉が続いていました。
新しい環境に慣れること、働く時間の流れを体で覚えること、そして「仕事をする」という日々のリズムを身につけていくことは、Dさんにとって決して簡単なことではなかったのだと思います。
ところが、ここ最近、そのような言葉を耳にすることが少なくなってきました。
“少しずつ、この場所で働くことに慣れてきたのかな” そう感じ、うれしく思った矢先のことでした。
作業中に ふと歌を口ずさんだり、大きな声で笑ったり、思いがけない言葉が飛び出したりすることがあります。
Tさんは独り言の声が大きくなることがあり、周囲の方から注意を受ける場面もあります。
けれども、注意されたことに深く落ち込むというより、しばらくするとまたいつものDさんに戻っていきます。
そのたびに、「大きな声が出ると、まわりの人はどう感じるのか」「仕事をしている人の集中にどんな影響があるのか」 を、できるだけ分かりやすく伝えるようにしています。もちろん、一度説明したからすぐに変わる、というものではありません。
伝えて、待って、また伝える。
その繰り返しの中に、支援の難しさと大切さがあります。
それでも、Dさんの姿を見ていると、確かに成長している部分がたくさんあることに気づかされます。
成長の歩みは、人それぞれです。
すぐに形になって見える成長もあれば、周囲には分かりにくいほど小さな変化として現れる成長もあります。
Dさんにとって、社会人としての立ち振る舞いやマナー、職場のルールを学んでいく日々は、これからも続いていきます。
私たちはその歩みを急がせるのではなく、Dさん自身が少しずつ『働くこと』の意味を感じ、自分の力でできることを増やしていけるよう、そばで見守り、支えていきたいと思います。



