• もっと見る
京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
« 繁忙期 | Main | 伝えること »
<< 2025年11月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
新規施設外就労支援[2025年09月29日(Mon)]
この9月より、近隣の地域企業「株式会社PLUS」様のご協力をいただき、私たちの施設外就労支援の場が新たに広がることとなりました。
「施設外就労支援」とは、支援員が同行しながら、従業員(利用者)が地域企業内で 請け負った仕事に取り組む制度です。
「株式会社PLUS」様は、ホテルのシーツやタオルを扱うリネンサプライ事業を担い、海外から技能実習生を迎え入れるなど、社会的にも大きな貢献を果たされている企業です。
私たちが担当する作業も、そうした技能実習生の方々と息を合わせて進めていくことが求められます。

今回、最初に出向した従業員(利用者)のIさんとYさんは、普段から仲が良く、これまで 他企業での施設外就労経験もあるため 安心して任せられると思っていました。ところが、いざ現場に立つと予想に反し、全く息が合わず、思わず手を差し伸べたくなるような場面が続きました。
「声を掛け合う」「相手を見て動く」 ―― 私たちから見れば ごく当たり前で簡単に思えることが、二人にとっては大きな壁となって立ちはだかったのです。
しかし同時に、“これは難しいのでは…”と思えるような作業を、彼らは驚くほど軽やかにやり遂げてしまいます。

「この程度なら…」と 私たちが軽く考える事柄に苦戦する一方で、「少し無理かも…」と思えることに果敢に挑み、難なく成し遂げる姿も見せてくれます。
その姿に触れるたび、常識や経験の物差しで彼らを測ることの危うさを思い知らされます。
一人ひとりの持つ力は、時に想像を超えて私たちを驚かせ、また心を震わせてくれる――

今回の経験を通じて、改めて 「利用者の可能性に寄り添い、信じ、共に歩むことの尊さ」 を 実感しました。
支援とは、できないことを補う営みではなく、眠っている力を信じて引き出す営みなのだと。
これからも、目の前の一人ひとりの輝きを見つめ、その成長を共に喜び合える支援を続けていきたいと思います。

この記事のURL
https://blog.canpan.info/f-life/archive/614
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント
検索
検索語句
タグクラウド
[
プロフィール

NPO法人 京都フォーライフさんの画像
https://blog.canpan.info/f-life/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/f-life/index2_0.xml