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京都フォーライフ〜「自信」と「誇り」をもって働くために〜
NPO法人京都フォーライフの公式ブログ
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施設外就労[2022年05月16日(Mon)]
この4月から 新しく 地域企業内で作業に取り組む 施設外就労へ行っていただいている従業員(利用者)が 数名おられます。
地域企業の方々に交じって仕事をするため 緊張感が高く、作業内容も比較的体力仕事が多く ハードな内容です。

その中のNさんは施設外就労先の企業様からも高い評価いただいています。
仲間からの信頼も厚く リーダーシップを発揮してくれます。
それは評価すべきことなのですが、加えて
「○○さんはまじめですが、周りが見えなくなることがあります」
「○○さんは よく動くけど勝手なことをします」
「○○さんはしんどそうです」
と、支援員顔負けの観察力で 他の従業員(利用者)の様子を 報告してくれます。
これもまた 評価すべきことですが、精神的負担になってしまうことが心配です。

障がいがある当事者同士のサポートが注目され 利用者から支援員になる方もおられる時代になりました。
けれども、Nさんのように責任感がある方にでも 安易に頼ってしまうことには注意が必要です。
Nさんのような方ほど 特にメンタルケアを怠らないよう注視し 注意ぶかく様子を見ておかないといけないと感じています。
Nさんの負担になることなく リーダーシップを発揮していただけるように、自分自身が Nさんの「支援員」であることを忘れず Nさんが 一層 意欲と責任感を持って勤めてゆくための支援に臨もうと思いました。
新支援員を迎えて[2022年05月09日(Mon)]
この春 3名の支援員が 京都フォーライフに入職されました。
1人目は3月に入社したTさん。
フォーライフに入った経緯を聞くと、今まで「障害児福祉サービス」の枠組みで働いてきた中で、その児童達が将来社会に出ていくにあたって どのような環境に身を置くのかを感じてみたいという意義を持って入社された方です。
当法人の「ブログを見て 大変興味を持った」との事でした。
彼は持ち前の “コミュニケーション力” を生かしながら、職員・従業員との距離の詰め方が巧みです。
京都では あまりなじみのない “栃木なまり”のしゃべり方が独特です。

2人目は4月に入社したNさん。
この方は5年前程に 作業の手伝にアルバイトで来ていただいた経験のある方です。
コーヒー事業を拡大していくにあたり、京都フォーライフで働いてもらえないか というきっかけから 入社された方です。
持ち前の気遣いを生かしながら、カフェを運営していくにあたり 奮闘している最中です。

3人目は5月に入社したOさん。
この方は 一昨年から 京都フォーライフで勤務しているI支援員の友人です。
仲良しのIさんにも敬語で話すほど 丁寧な言葉で、本当に25歳なのか? というくらい落ち着いている様子です。
その落ち着いた様子が 従業員(利用者)の皆さんに “安心感” を持っていただけます。
提供していけるのではないかというくらい誠実な方です。
前職が 「特別養護老人ホーム」職員だったことが 納得できるほど 誠実さが覗えます。

3人とも「福祉事業」への思い,人と関わりを大切にしながら 支援に勤められています。
誠実に勤められているとはいえ、「就労継続支援A型事業」は、利用者に対し 単に福祉サービスを提供というだけではなく 雇用契約に基づく 労使関係も踏まえての支援になります。
日々の支援に戸惑う事や 疑問を感じてしまうことは 少なからずあるかと思います。
先輩支援員として、新支援員が 支援業務に勤めやすい・意見を出しやすい・そして やりがいを持って働いていける 職場づくりを目指してゆかなければ と感じました。
私も今年で10年目、京都フォーライフで働けることが 心から “良かったぁ” と思えるように努めていきたい所存です。
日頃の行い[2022年05月02日(Mon)]
先日、私が担当する 施設外就労先の事業者様より、
「女子トイレに 男性が入っている形跡がある」と 報告がありました。
私たちが仕事を終える 「16時以降に頻発している」とのことで、“ひょっとして 疑われているのかな?” と 嫌な気持ちになり 憤りを覚えました。
事業所の関係者 全員に向けて報告されたもので、決して 私たちだけが疑われたわけではないと思います。
けっして 偏見や差別的な意図をもって 話されたわけではないでしょうし、私自身が うがった捉え方をしただけかも知れません。

しかし、今までも 障がいがある方たち、特に 知的障がいや 精神障がいがある方たちが、こうした出来事がある度に 傷つかれていることは 何度か耳にすることがありました。
障がいがある皆さんが その都度、今回 私が感じた 憤りや悲しみを感じておられたのか と、切なく感じました。

それでも 従業員(利用者)に 卑屈になる方は 誰もありませんでした。
挨拶や返事,言葉づかい,身だしなみ,日頃の言動 全てに気を遣う。
そして何よりも 意欲的に仕事に励む。
日頃の行いを正して 事業所の方々に 信頼していただけるように、安心して 仕事を任せていただけるように努めてゆく。
従業員(利用者)の皆さんは そのことを よく心得られておられるようです。
私も 共に頑張ってゆかなければ と 心に誓いました。
場面緘黙症[2022年04月25日(Mon)]
Nさんは 三年前に支援学校を卒業して入所された 二十歳過ぎの女性従業員(利用者)です。
彼女のラベル張り作業は とても手際が良く、見ていて 心地よくなるほどです。
「スマホゲーム」も得意なようです。
画面が賑やかに 次々に展開してゆきます。

そんなNさんですが、人と関わることが苦手です。
Nさんは こちらから挨拶しても、けっして 返してはくれません。
普段から、支援学校の時からの同級生で 一緒に入所してきた 仲良しの友達としか 会話はありません。
その友達がいない 一人の時は、スマホゲームに没頭して “かまわないでオーラ“ を 放ち続けます。
有給休暇取得の手続きなどで 事務所に来て要件を申し出ることはありますが、口の中でボソボソ・・・
作業場面でも 必要最小限の言葉だけ・・・

そんな様子ですので 「怒っているのか?」「何か 嫌なことでもあるのか?」と 心配になります。
そんな時には わざとNさんのそばまで行って
「Nさん、“近づかないで” って 思ってるやろ〜?」
「 “かまわんといて!”って 思ってるやろ〜?」
と 尋ねてみます。
とてもかわいい笑顔で はにかまれます。
“はにかんでる” と 思っているのは 私だけで、
本当は「あほかッ、このおっさん!」と 呆れているのかもしれません。

先日、そのNさんから 事務所に電話がありました。
「Nです。バスが遅れて 遅刻しそうですが、今 バス停をおりました。
 もうすぐ 行きます。」
その声は 驚くほど 大きく、はきはきしていて はっきりした口調でした。
Nさんは「場面緘黙症」という 特定の社会的状況では言葉が出ない障がいです。
相手の姿が見えない、 “人“ ではなく “スマホ” に話しかける場面であれば しっかりと会話が出来るようです。

彼女が、人と関わることが嫌いで 話すことが嫌なんだな と思っていましたが、本当は お喋り好きで 伝えたいことがいっぱいある 普通の二十歳過ぎのお嬢さんに見えてきました。
一年の成長[2022年04月18日(Mon)]
いきなりの夏日で 汗ばむような陽気と、急な冷え込みが繰り返す昨今、体調管理に気を遣う毎日です。
 
さて、私が担当する コーヒー焙煎工場ですが、従業員(利用者)の皆さんも 支援員も 元気に作業に取り組んでいます。
そんな従業員(利用者)の一人、Aさんは 一年前の4月にこの久御山事業所に配属されました。
Aさんは20代前半、屈託のない笑顔と 明るい挨拶が魅力の 女性従業員です。
コーヒー焙煎工場で勤務を初めた当初から、誰にでも いつも元気に挨拶をされ その悪意のない様子から、他の従業員からも ほぼ無条件での好印象を持たれています。

そんなAさんですが、困った面もありました。
とにかく泣くことが多く、作業手順を説明しただけで “怒られた” と思い 涙ぐむ・・・
なにか 注意をした際には 号泣するといった具合でした。
我々 支援員は “いつ泣き出すのか・・・“ と まったく予測がつかず 困惑していたことを覚えています。
しかし、極力 他の従業員と同じように 普段通りに 指示や注意を行い、泣いてしまえば落ち着くまで時間をとる。
泣いてもなにも解決しないことを しっかりと伝える。
そして、何カ月か繰り返すうち、気が付けば Aさんが作業中に泣く場面は ほとんど見られなくなりました。
また、その頃から 作業中の支援員への質問や 普段の発言なども しっかり 出来るようになってきたように思います。

そして、今年4月になり つい先日、
新しくコーヒー焙煎工場に入所してきた 従業員(利用者)の方に、Aさんが 作業の手順や やり方のコツを 説明されている場面が見られました
我々 支援員はなにも支持していません。
皆に好かれる反面、周りに気にかけられ フォローされることが当たり前のようであったAさんです。
正直なところ 一年前に こんな場面がみられるとは思っていませんでした。
まだまだ、課題の多い Aさんですが、この一年の成長を積み重ねてゆけば、持ち前の明るさもあり きっと周りから頼りにされるような人になれるはずです。

Aさんの成長を “うまくサポートしていかなければ” と考える反面、
加速度的な 若い彼女の成長と 伸びしろを “いいなあ〜“ と 少し羨ましく思う、46歳 『おっさん』の 日常の1ページでした。
Tさんに 「ありがとう」[2022年04月10日(Sun)]
今年の春も、新しい仲間を迎えました。
今年は従業員(利用者)さんだけじゃなく、3名の支援員も 仲間入りです。
気持ち新たに、こちらも身の引き締まる思いです。

そんな中、別れもあり・・・事務員として 7年お世話になったパートさんが 定年退職されました。
お別れの挨拶をされたときには 泣き出す従業員(利用者)もおられ・・・みなさんに慕われていたTさん。
退職の挨拶に 従業員(利用者)の皆さんに チョコレートのお菓子を配って頂いたようです。

仕事終了後に お礼を言いそびれた従業員(利用者)が 最後に会えず残念がっていました。
自閉症で女性との関わりを特に苦手とするMさんも事務所に上がって来て、Tさんが もう帰宅されたことを知り、『チョコ』・・『もらった』・・『帰った?』・・・・『ありがとう』と去っていきました。
追いかけて抱きしめたくなりました。
セクハラになるのでしていませんが・・(笑)

物をもらったら『ありがとう』と感謝の意を伝える。
当たり前の事ですが、言いそびれることもあり 言わない人もいる・・・そんな中、彼は親御さんの躾もあると思いますが、しっかり その “当たり前” を実行しています。

返事や挨拶,思いやりなどは 各事業所での「表彰項目」にも挙げられています。
表彰月に 頑張っている従業員(利用者)が 表彰されることも大事ですが、こういった日々のさりげなく見えたことも 称えられる法人でありたいと思います
今年度の目標[2022年04月04日(Mon)]
4月になりましたね。
春とはいえ まだ朝夕は まだひんやりする日もあったり・・・
でも 日中は暖かかったりで 衣服での調整が難しく 体調管理をしっかりしていかなければいけません。

 さて「フォーライフshik」では 今年も 支援学校卒業された1名が仲間入りです。
学生の時から何度か 職場実習で来られていたこともあり、すぐに溶け込まれている様子で安心しています。
とはいえ まだまだ緊張も感じられるので 早く慣れてくれるように色々気にかけてあげていこうと思います。

支援学校から卒業されてすぐにやってきた ピカピカの新社会人です。
毎年 この時期になると、社会人の先輩として 我々 支援員が良い見本にならなければ と思います。
しかし、慣れあいの中で ついつい 忘れがちになる 言葉づかいや 身だしなみ・・・
常々 意識して 取り組めるようにしてゆくことも 今年度の私の目標です。
S君[2022年03月27日(Sun)]
過日 未明、宇治市で大きな火災がありました。
従業員(利用者)S君の自宅を含め 3軒が全焼する惨事でした。
そして、この火災で S君が 亡くなりました。

32歳の若者です。
淡々と 真面目に働く方でした。
いつも ひょうひょうとした 笑顔でした。
宴会では 「乾杯担当」の人気者でした。
似てない 坂東英二のモノマネが得意でした。

君は 京都フォーライフで 「自信」と「誇り」を持って 働けましたか?
働くこと,働ける喜びを 実感出来ていましたか?

私たちは S君の望む支援を出来ていたのでしょうか?
京都フォーライフは S君にとって良い職場だったんでしょうか?

あまりに突然な出来事に 一つの答を聴くこともなく 逝ってしまいました。
私たちは これから 日々の支援の中で、S君の ”答え合わせ" を してゆくことになりました。
心から ご冥福をお祈りいたします。
2年間[2022年03月21日(Mon)]
今年の一月、シーパック商事鰍ナの施設外就労支援を担当することとなりました。
その新たな職場には 過去に私が担当した作業所に在籍していた 従業員(利用者)のTさんの姿がありました。

 Tさんと私が初めて会ったのは二年前の事で、当時 私は入職して間もなくで 右も左も分からないような状態でした。
そんな私の 自信の無い様子を感じ取ったのか Tさんは私に色々な事を教えてくれました・・・と言うよりかは 年上・人生の先輩(当時の時点でTさんは六十歳を既に迎えておられました)として、私よりも優位に立ちたかったのか 執拗に注意や 横柄な態度をとっておられました。
当時の私の対応は お粗末そのもので、相手への配慮や傾聴・受容の姿勢, 話し方等 私自身も反省しなければいけない点ばかりで 私にも非はあったと感じます。
そんなTさんに 始めこそ苦手意識を持っていましたが、仕事に慣れていくとともに 私のその意識も薄れ、Tさんも私への警戒心や不信感がある程度無くなったのか 普通に接してくれるようになりました。
私が 自分よりずっと年長の方に接する際の気持ちの在り方は Tさんとの関りから得たものが多くあり 今では良い経験だったと思います。

今回の異動で Tさんと再会した時に 私は とある違和感を覚えました。
以前よりも口数は少なく 声も心なしか覇気が無いように感じます。
年齢の事を考えると 体力的に作業が負担になっている という事は 私にも理解できます。
しかし 当時のTさんの 元気な様子を見ている私としては、“物腰 柔らかになった”というよりかは “しおらしくなった” といった印象を受けました。
どこか “切なさ” を感じるとともに、私とTさん それぞれの「二年間」という月日の重みの差を実感しました。

そんなTさんは今年の夏に65歳を迎え 定年退職となる予定です。
残された時間は ごく わずか・・・
Tさんに どういった支援が必要か?
私自身が どう接していくべきか?
先輩支援員の方々とも 相談し、Tさんが「フォーライフで働けて良かった」と思って頂けるような 退職を迎えていただきたいと思います。
チョコレート作業[2022年03月14日(Mon)]
私が担当する 珈琲焙煎工場の傍ら、一昨年より 地域企業様より委託を受け、バレンタインデー用チョコレート加工作業のお仕事を頂いております。
9月の半ばより 化粧箱を組み立てる作業から取り掛かり、10月の半ば頃からは 資材のチョコレートが届き 本格的に詰め合わせ作業が始まります。
詰め合わせ作業に取り組む期間は 工場内に甘い香りが漂います。
従業員(利用者)の皆さん、「おいしそう〜」と 言っていますが、2週間もすると誰一人 そんなことを言う人はいません。
うんざりするほどの チョコレートに すっかり慣れてしまって、鼻も 甘い香りに慣らされてしまいます。
慣れないのは 作業場の寒さです。
チョコレートの品質管理を徹底するために、室温は冷え々々に保たなくてはいけません。
どれだけ寒くても 暖房は入れられません。
それでも どの従業員(利用者)さんからも 泣き言一つありません。
自分達の大切な仕事と捉えての事だと思います。

そんな大切に加工したチョコレートが 年明けから イオンで販売されました。
一月の中旬ごろに 従業員(利用者)さんとの雑談をしている中で
「イオンで チョコレート見てきましたよ」と 笑顔で報告いただきました。
その笑顔からは 自分達が手掛けた商品が 店頭に並んで たくさんの方に選んでいただける、買っていただける。
社会の中で認められ、役に立ち、喜んでいただけることへの 喜びが覗えました。

これほどストレートに、自分たちが手掛けた仕事が 社会の中で認められていることをイメージ商出来ることばかりではありません。
それでも きっと、皆が手掛けた作業は 何処かで、何かの、そして 誰かの役にたっていると言う事を信じて、意欲を持って 取り組んでもらいたいと思います。
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