東京日和1(六本木) [2010年02月15日(Mon)]
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土曜日は
クリストによるレクチャー 「現在進行中のふたつのプロジェクト ― オーバー・ザ・リバーとマスタバ」 を聴きに東京ミッドタウンへ! Christoのレクチャーは大学時代以来、2回目。 私にとって同じ作品を観たり聴いたりすることは自分自身を振り返って 成長を実感したり/しなかったり、反省したり、再び感動したりできる機会なので またChristoのレクチャーを聴けるとは、とても嬉しいことでした。 とはいえ、とても残念なことに、彼の妻であるJanne-Claudeが昨年永眠したため、 今回は夫婦揃ってではなくChristoのみによるプレゼンテーションでした。 Christo and Janne-Claudeといえば、「包むアーティスト」等とよく言われていますが・・・それだけに尽き足りない大規模なアート作品をつくるアーティスト夫婦です。 私が運良く2人の作品を体験したのは2005年の2月、 大学院見学で初めて訪れた極寒のニューヨークでした。 セントラルパークで2週間催されたThe Gatesです。 寒すぎるニューヨークに出現したオレンジのgatesの下をくぐって セントラルパークを歩き、「これは何だ?」とか ニューヨーカーのお爺さんとUESを歩きながら 「なんでオレンジ?」「これって美しいのかな?」 とか当時は今よりもわけわかっていないところがありました。 でも後に、作品制作を記録した「5 Films About Christo & Jeanne-Claude」を観て おそらく尋常でないエネルギーを長期期間費やして 周囲を説得し、動かし、短期間にしか存在しない作品を創る この夫婦はタダモノではない!と感動したのです。 一方で、大学院でこの街をあげたアートプロジェクトThe Gatesが 経済効果や訪問者の増加等、アートを使ったまちづくりの例として どれだけの成功をもたらしたかを知ることになったのです。 市民、政治家、弁護士、エンジニア等、沢山の人々を巻き込んで 本当に限られた期間しか実在させない 「不可能を可能にする」ような作品を創るプロセスは、 激しくぶつかり合ったり、 次から次へと予期せぬ問題が起きたり、 先が見えなくなっていつまでも時間がかかったり、 でもその分だけ、実現のときや完成のときを迎えたときは大きな感動が待っているのだ! と体現している夫婦の姿はアートファンのみならず 多くの人を刺激し、勇気づけているはずだと思います。 前回のレクチャーでJanne-Claudeが誇らしげに言っていたことを 今回はChristoが言っていました。 「私たちは自分たちのJoyとBeautyのために作品を創っている。 他の人が好きだと感じてくれれば、それはボーナスみたいなものだよ!」 同じ誕生日に産まれた2人はやっぱり一心同体なのか!? ここがこの夫婦の凄いところ!! 計画中の作品のドローイングやスケッチを売ることで資金を調達し、 どこからもコミッションや寄付を受け付けないで (だからこそある意味、作品の魂は誰にも邪魔されず保たれる) 2人が創りたい作品を創るということにこだわりを持っています。 再び、Christoのレクチャーや作品に参加できるかわからないものの、 Christo and Janne-Claudeの自ら信じるJoyとBeautyのために 自立して作品をつくる生き方に再び刺激をうけました。 そしてChristoの現行のプロジェクト(1)(2)が実現するように心から願いつつ・・・ 前回のレクチャー後、 手をつないでキャンパスを去る愛らしい2人の姿が印象深かったので 勝手に何だか心配になっていたのですが 今回も変わらず雄弁でエネルギッシュなChristoだったので きっと私の余計な心配はご無用な気もします。 今回の展覧会ではThe Gatesのドキュメンタリーが初公開とのことなので またゆっくり観に行こうと思ってます!!楽しみ〜。 日本でもアートをつかったまちづくりは 次から次へと誕生しているので期待は大きいですが、 この辺まだまだ勉強が足りないので、じわじわ攻めていこうと思います。 |


