観劇「ハーパー・リーガン」 [2010年09月23日(Thu)]
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ハードコアなファンでは無いとはいえ、小林聡美さん関連の作品が好きなもので、就職活動の帰り道は邪気を散らすため、彼女のエッセイを電車の中で読んで切り替えをしたものです。
先日、パルコ劇場に舞台「ハーパー・リーガン」を観に行きました。渋谷パルコには何度もお世話になりつつ、パルコ劇場は初めて訪れました。私にとって、お芝居の観賞はまだ「非日常」なことで、前回はいつだったか?という状態。チケットの値段が高いとか、チケットが取れるかわからないとか、座席が決まって移動ができないとか、「気ままに付き合えない」イメージが私には強かったせいか、免疫をつける機会を何度も逃してきたのかもしれません。とはいえ、実際、舞台を観たら観たで感動するのだけど。。。(イッセー尾形さんの舞台は是非また観たい) 今回観た作品は、静かに誰にでも共有しうるテーマを情報に溢れ帰った現代の中に生きる40代女性の主人公を軸に展開されます。演出された長塚圭史さんがイギリス留学中に衝撃を受けた作品とのこと。話の詳細はさておき、主人公を見ていて、女性は何歳になっても何かしらに悩みはあり、それを受け入れて生きなければいけないんだと、静かな舞台ながらどっしりとくるものがありました。 こういうミュージカルでもコメディでもない、繊細な作品が東京で上演されていること、そしてそれを観賞できることは、一言で言えば、贅沢です。生き急いでしまう毎日だからこそ、立ち止まって1つの作品と、丁寧に、真剣勝負さながらに向き合う。必ずしも作品が、琴線に触れようが触れまいが、これぞアートの醍醐味なのではないかと思った日でした。他者を知り、自分を知るために、アートを観て、これが想像/創造力を育むのではないかと。 |


