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エクスプローラー北海道さんの画像
ある町からの問い合わせ [2012年07月26日(Thu)]

地域安全マップづくりで、「まちづくりする人づくり」をしたいという問合せをいただいていたので、お会いしてきましたわーい(嬉しい顔)

もちろん、地域安全マップづくりの効果を実感している方が間にいらっしゃるからこそのお問合せです。

地域安全マップづくりの効果を体感した方は、皆さんこれを「みんなに伝えたい!」と感じます。

それは「安全効果が高い」から、そして何よりも「感動を共有できる」からだと思います。

打合せをした方は、エクスプローラー北海道が開発した「地域安全マップWEB学習プラザ」の全てのページをプリントアウトされていました。

このコンテンツの紙媒体を作成できなかったことが悔やまれますが、逆に「意気込み」を感じました。

来年度には実現したいとのこと。

エクスプローラー北海道は、北海道もとより全国、全世界に「地域安全マップ指導」に伺います!
まずは、WEB学習プラザをご活用ください右斜め上右斜め上

http://www.anzenmap.com
地域安全マップ発表会 [2012年07月12日(Thu)]

7月12日、「地域安全マップ発表会」が行われました。
指導員として関わった方々も参加し、子どもたちは約6時間かけて描きあげたマップを披露しながら、自分たちが発見した「地域の中の犯罪が起こりやすい場所&安全な場所」について発表します。

4年目ですが、今年の4年生は何よりも担任の先生方の理解の深さが伝わりました。
一つの小学校でこの授業を継続的に行うということが、こんなにも結果が表れるものかと感心しました。

指導員育成や教員の研修を行っている私どもも、経験が蓄積され伝わりやすくなったのかもしれませんが、
子どもたちの理解度が格段に高くなっていることで、地域安全マップ指導員のみならず、各クラスごとに行われた「指導」が適切だったことを知ることとなりました。

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発表に関しても、ともすれば子どもたちは「声が大きくてよかったです」とか、「マップがきれいに描けていてよかったです」という一般的な感想を話しがちになりますが、担任の先生の指導により、「場所」に着目した感想を発表していました。

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全てのマップをじっくり読んだわけではないですが、何よりもすばらしいと思ったのは、どのマップにも「不審者」のイラストが無かったことです。
防犯は「人」に着目するのは小学生にはできないけれど、「場所」に注目することで小学生でも未然防止防犯ができ、安全に暮らせる、とする「地域安全マップづくり」の目的を100%、先生たち&指導員が理解した上で指導されたことが分かります。

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発表の原稿などもちらっと見ました。
場所に注目した内容です。
このプレゼンテーション能力の引き上げも、地域安全マップづくりの効果の一つです。
フィールドワークでインタビューしたり、フォーマルに発表したり、ということが、子どもたちが「自分も地域の安全を守る一人」という認識を持つきっかけになります。
フォーマルに発表したりふるまったりする能力は、いろんなシュチュエーションに適応できる力となります。
これがとても大切だと私は感じます。
一度では身につきませんが、何度もそういう機会を与えることが「教育」といえるのではないでしょうか。

それには、やはり学校内、家庭内だけでなく、「地域」や「公的機関」などとの「共育」&「協育」が必要です。
やはり、「地域安全マップづくり」はトータルな「人間教育」。

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マップづくり全ての工程の中には、子どもたちの「気づき」と「成長」を感じる瞬間がたくさんあります。
だから地域安全マップ指導は楽しい!のです。
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地域安全マップフィールドワーク [2012年07月02日(Mon)]

6月28日、29日、7月2日、3日間の連続地域安全マップフィールドワークが行われました。
この小学校では4学年6クラス、1クラス6グループですので、3日に分けて行わざるをえません。
指導員の中には、2回〜3回と複数回指導して下さる方もいます。

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今回は、4学年担任団と打合せし、校区内の6コースを設けました。およそのエリアを指定し、グループごとに回ります。
来年、新しい小学校が新設されることから、そちらのエリアも含めた広範なエリアです。

苫小牧警察署生活安全課の署員も毎年、このフィールドワーク指導に協力して下さいます。
警察官と一緒に地域の「危険」「安全」を調査するということは、子どもたちの安心感と正義感を高めることになります。

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7月2日は雨の中で大変なフィールドワークになりましたが、逆に「雨」や「雪」、季節によっても地域内の「入りやすくて見えにくい場所」が変化するということを認識することができる機会となりました。

小学校では、フィールドワーク後に給食を用意してくれました。
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この後、フィールドワークを行ったグループに指導員が入り、「振り返り」を行います。
撮影した写真、記録した地図、メモ、インタビューシートなどをみんなで見て、全員で「情報共有」と「認識共有」を行います。
フィールドワーク中は各係の仕事に集中していた子どもたちも、「振り返り」の時に、どんなところが入りやすいか、どんな場所が見えにくいか、そこではどうすればよいのか、ということを考え、体得することができます。

自ら「安全に過ごす」方法を子どもたちが口からすっと出てくるように、引きだすのが指導員です。
答えを教えてしまっては、学びは薄い。
教えるのではなく、考える力を引きだすのです。

指導員の手腕が問われる場でもあります。しかし、またこれが成功した時、「達成感」を感じる部分でもあります。