2012年第一号のウォーキングバスが運行されました。
なんと
5年目突入です!!!!
これは、青パトえここ号のフロントガラス。
この結晶は、外についているのではありません。車内に結晶がついているのです!
恐るべし−15度の世界。
アイドリングを15分ほどしましたが、とけませんでした〜〜
この日は、6年生運転手さんたちも大勢活躍。
2008年の第一号(試運転)のウオバスが走り出した時は、本当に本当に嬉しかった
テレビ局や
新聞記者も大勢来ました!
あれから・・・・・・4年半
継続はしているけれど、なぜか広がりがない!
ウォーキングバスについての講演は、当法人代表も、実施している小学校の校長先生も、全国あちらこちらでさせてもらいますが、なぜか
広がりません。
ウォーキングバスは、犯罪抑止要素の一つである
「監視性」を向上させます。
これは、地域安全マップづくりで言う「見えやすい安全な場所」ということです。
言い換えると、ウオバスが走っているところは、
「人々の笑顔・声・関心がある明るい場所」になります。
そうすると、結果的に「明るいまち」が嫌いな犯罪者は立ち入りません。
それゆえにもう1つの犯罪抑止要素
「領域性」も向上します。
監
視性と領域性が高い場所は、犯罪を抑止できます。犯罪者&不審者が近寄りたくなく、近寄ってきたとしても「見られている感」が強く、犯行に至ることができないのです。
見えないバリアが地域を覆うような状況になるのです。
そこに、大勢の人々と歩く子どもたちは、それぞれに犯罪抑止要素の
「抵抗性」を備えます。
地域を覆う見えないバリアの中、そこを歩く子どもたち一人一人も小さなバリアで包まれている状態。
そして、ウォーキングバスを走らせると、子どもと地域、保護者と地域、学校と地域、という
顔見知りの輪ができ、
コミュニケーションが生まれ、
人と人の繋がりが強いまちに発展することも望めます。
ウォーキングバスを始めて日本に紹介した立正大学小宮信夫教授は、ウォーキングバスの安全効果について、歩きたくなる街を目指すニューアーバニズムと軌を一にすると解説されています。
*犯人目線に立て!危険予測のノウハウ―PHP研究所ニューアーバニズムとは、欧米諸国における都市デザインの新しい流れで、自動車の役割を減少させることで、住民に街を歩き回らせ、街のにぎわいを生むことを目指す取組みです。これは、まさに「見えやすい場所」の追求=地域の監視性向上で安全安心なまちを望めるものです。
大人も子どもも、みんなで楽しくできる“ウォーキングバス”
ウオバスは、大人が子どもを守って一緒に通学するのではありません。
実践的&継続性が望める安全安心まちづくりです!!!ぜひ、日本中に広がって欲しいです。