5年生120名の総合学習
053(ゼロゴミ)大作戦。
我が愛する、
拓小子どもの安全サポートボランティア(通称:チーム・オレンジ)に授業協力依頼がありました。
エクスプローラー北海道はチーム・オレンジの協力団体で、平成17年9月の発足時からアドバイザーをしています。
本日の稼働は、小学校の保護者としてボランティアです。
もうすぐ、娘が卒業なので、来年の春からはNPOの立場としてだけのかかわりになるので、説明が短くなりそうで嬉しいのですが、ボランティアとNPOの位置的なものとか、立場的なものとか、実際の活動には何にも関係ないことを突っ込まれることが多いので、一応説明を加えています。
さて、先週の授業では、「
ごみマップ作製」でした。
今回の授業は、先週、歩いてチェックしたゴミがたくさん落ちているポイントを頭に入れておき、みんなでゴミ拾いをするというものでした。
まずは、ボランティアの皆さんへ5年生から挨拶。
グループに分かれて、出発します。
9時45分〜12時15分くらいまでの長丁場です。
私が担当した班は、先週は別のボランティアの方が一緒に回った地域です。
なので、リーダーについて行って、交通安全に気をつけて、ゴミ袋が足りなくなったらそっと差し出すという様な役割・・・・・
しかし、
うるさいオバちゃんに成長を遂げている私は、つい「あれ、みんなには見えないの〜」と落ちているゴミを指摘してしまいます。
ゴミ袋が足りなくなるほど、ゴミが集まりました。
新興住宅地のため、大工さんが残していった
建築時の産業ゴミのようなものがたくさんあります。
看板の切れ端、ブルーシートのグジャグジャのもの、ロープ、釘、ボルト、パイプを梱包していたらしい、発泡の長い筒・・・・・
それらが、風に舞い、
空地の草むらに溜まります。
また、コンビニ近くの空地には、セイコーマート(ローカルコンビニ)フライドチキンの紙パック、飲みかけのジュース、ペットボトルなど、いかにも
食べながら歩いて、食べ終わって捨てた系。ゴミの傾向が顕著にわかります。
ゴミステーションの回りには、カラスや猫によって散らかされたゴミが必ずといっていいほど、散らかっています。
苫小牧市の場合、ゴミステーションの清掃は、清掃車の人がごみ収集の際に散らかっていればさっと掃く程度の清掃しか行いません。
他の多くの地域ののように、
住民が当番で行えば、ゴミステーション回りの散乱ごみは減るのにね〜
*この件については、何度か市に提案したけれど、「大変参考になるご意見ありがとうございました」で終わり。班割は、子どもたちの居住地によって分けられているので、みんななじみの場所ですが、あらためて「なんでこんなにゴミが多いんだ〜」と嘆いていました。
あまりにもゴミ袋が足りなくて、自宅に立ち寄ってお母さんからゴミ袋をもらって対応しました。
今回、ゴミ拾いが授業の内容ではありましたが、この指導案のベースには「
割れ窓理論」があります。(そうであってほしい、という希望的見地ですが)
割れている窓がそのままだと、次々とその周辺の窓も割られる、犯罪なども起こりやすくなるというヤツです。
つまり、
そこに暮らす人々の関心が高いか、低いかがゴミでわかるのです。
いくら風が強くて、居住者以外が利用する大きな道路がある地域でも、そこの住民の関心が高ければ、ゴミが落ちていたら拾っています。
たくさん落ちているし、きりがないから
「まあいいや」と見過ごすところに、悪いもの(犯罪)ははびこる。
他人が捨てたごみを拾って歩く子は、自分はゴミをポイ捨てしたりはしないでしょう。
他人のゴミを拾う親の姿を見て成長する子も、ゴミは捨てたりしません。
そこに
暮らす人々の日々の思いと行動の積み重ねで、安心安全なまちが形成されること、
人々のコツコツを一瞬で踏みにじるものが、ポイ捨てだったり、犯罪だったりすること、
そのようなことが伝わっていればいいなあ〜と思います。
<おまけ>
ご協力いただいたボランティアの皆さん(一部は現地集合だったため、学校までいらっしゃっていない方も多数おりました
)へは、学校が給食を用意してくれました。
地域の方、保護者、校長先生が給食をいただきながら、気さくに児童や地域のことを話す、この環境が大事です。
ちなみに、今日の給食は
*かぼちゃだんご汁
*きんぴらごぼう豚肉入り
*ごはんとふりかけ
*牛乳プリン
*牛乳
かぼちゃ団子汁ってのが、北海道ぽくていいです