サッカーAFCチャンピオンズリーグ2007・決勝「浦和レッズ×セパハン」〜埼玉スタジアム2002
[2007年11月17日(Sat)]
My everything 〜旅路の果てで一体何を手にするんだろう〜
AFC CHANPIONS LEAGUE 2007
決勝 浦和レッズ
セパハン 〜埼玉スタジアム2002
1999年11月27日
延長後半1分、ペトロヴィッチからのクロスボールをミスターレッズ・福田正博が足で押し込み、Vゴール勝ち。
浦和レッズJ2降格。
オレはこの時ほど悲しい決勝ゴールをいまだかつて見たことはない。
試合の勝利を決めたゴールを蹴り込んだ福田は、味方の祝福の手を邪険に振りほどき、相手ゴール左側を悲しくうっすら涙を浮かべながら歩いていた。
ウチの部屋は秋の夕方で暗かった。
1999年Jリーグ最終戦 浦和レッズ対サンフレッチェ広島のこと。
1999年のJリーグ1部、J1。最下位争い且つJ2降格戦線は、アビスパ福岡が勝ち点28、浦和レッズが26、最下位ジェフ市原(当時)が25。
レッズは前節のヴェルディ川崎(当時)との引き分けが大きく影響して、この試合を90分で勝たなければ自力でのJ1残留はない。
そして最終節、レッズはサンフレッチェからなかなか点が奪えず、後半途中から大柴、盛田、福田とFWを投入して4トップの超攻撃的布陣に切り替えたが、最後まで攻めあぐねる。
後半終了後、レッズのJ2降格決定が選手達に伝えられる。
延長後半1分、福田のVゴール。獲得勝ち点2。
この日、アビスパ,ジェフも同時刻キックオフ。
アビスパはF・マリノスに0−2で負け。勝ち点28。
ジェフがアウェイにも関わらず1−0で勝ち。勝ち点28。
延長戦に突入してしまっていたレッズは、Vゴール勝ちし勝ち点で並んでも、得失点差によりアビスパに1点及ばない。延長戦突入時点でJ2降格が決定。日本で一番人気の浦和レッズがJ2落ち。
Vゴール勝ちを決めたにも関わらず、駒場スタジアムはすすり泣く声が聞こえ、レッズサポーターは全く動かなかったと言う…。試合が終わっても誰一人として帰ろうとしない静まりかえったスタジアムは異様な雰囲気だったそう。
選手たちがこのスタジアムに現れるとすすり泣くサポーターの声が響いた。選手達は皆泣いていた。
あれから8年。
もう3日前のことになるが、2007年11月14日。
アジアNO.1を決める、サッカーAFCチャンピオンズリーグ2007
決勝「浦和レッズ×セパハン」〜埼玉スタジアム2002
ホーム&アウェイ方式により、決勝第1戦目のアウェイで1−1で引き分けている、そしてアウェイゴール方式(アウェイでの1点は、2点の換算)ため、勝利なら無条件優勝、1-1なら延長、2-2ならセパハン優勝。
真っ赤に染まったさいたまスタジアムのスタンド。選手入場の時にはバックスタンドに☆を描く。

前半?分 ポンテのFKにトゥーリオヘディングもキーパーがはじく。
22分 パスのこぼれ玉を永井が拾い、右足を振り抜いてネットを揺らす。

26分 セパハンミドル。
29分 セパハンは1点を取る為に、アウェイで一発やられたカリミを投入。
32分 セパハンは得たFKとCK、そしてロングスローに懸けるがレッズDFがしっかりクリア。
こぼれ玉に互いが反応し合い激しいぶつかり合いに自分が潰れながらもマイボールに、それによって得たこぼれ玉を味方がフォロー。
38分 永井の切り込みからスルーにポンテもシュートまで行けず。
鳴り止まないレッズサポーターの応援にブーイング
40分 ポンテがDFラインでボールを持つセパハンDFをチェイスし挟もうとするが味方が反応出来ず。課題かな。その直後、センターラインで奪ったボールをワシントンがキーパーが前に出ているのを確認しロングシュートもキーパーはじく。
40分を越えた辺りからパスミスや連携ミスが目立つようになる。
43分 トゥーリオと都築の連携ミスであわやゴールを奪われそうに。
前半にしてかなりハードな試合展開を逃げ切り、前半を折り返す。
後半セパハンはMFに攻撃的選手を投入して挑む。
しかしながら凄い所からロングスローを放り込むセパハン。
後半3分 堀之内が上手く股抜きドリブルをカット。
5分 相手陣内で奪われたボールをドリブル&パスで繋がれ、ミドルレンジからシュートを打たれるが右に外れる。
6分 永井が左サイド浅い位置からワシントンにクロス。それを受けたワシントンがシュートまで持っていくがキーパーに阻まれる。
後半になりセパハンのプレッシャーが強くなりレッズは攻めにくくなる。
10分 センターライン付近で長谷部がインターセプト。それが永井→ポンテと繋がり、オーバーラップし相手ペナルティエリア内に走り込んだ長谷部へポンテが小さいクロスをあげる。そのボールは長谷部へと繋がり、切り返そうとした長谷部が倒されるも、それはPKを取ろうとした故意の転倒と見られ、シミュレーションを取られイエロー。
12分 自陣でカリミへのスルーパス、オフサイドは取られずピンチも都築が抑える。
14分 セパハン最後の交代を使い切る。
15分 セパハン陣内右サイドでレッズがボールを回す。ポンテが長谷部にループパス、それを長谷部がすかさずクロス。そのボールをゴール真ん前でDFがクリアミスをワシントンの元へ。しかしボールはバウンドしシュート出来ず。決定機逃す。
20分 ペナルティエリア付近右サイドからナビドキアの突破からゴール前にパスで、セパハン決定的なチャンスもレッズDFがクリア。
20分台前半 セパハンのプレッシャーをかけた攻め込みにレッズのパスが繋がらず、危険な場面が。
トゥーリオはオフサイドの無い判定に抗議。
25分 コーナーのこぼれ玉をトゥーリオが拾い、左サイド、長谷部へパス、長谷部はドリブルで左サイドへ、そして左サイドのトゥーリオへ、トゥーリオはワンタッチでゴール前ワシントンへクロス、走り込んだワシントンは右足でゴール前左側永井へ落とし、永井がシュート!キーパーがはじいたボールを更に阿部がヘディングで押し込み追加点!
30分 セパハンの怒濤の攻撃。最終的にシュートまで持ってかれるがオフサイド。
35分 ポンテ退く。
37分 左サイドをえぐられ、中央ナビドキアに繋がれシュート!枠を外れるがまだまだあきらめないセパハン。
41分 田中達也、永井に変えて投入!
43分 相手ペナルティエリア付近左サイドからスローイン。ワシントンに通る。ワシントン切り込むも阻まれる。
44分 長谷部のシュートはゴール左にそれる。
セパハンの左からのグラウンダークロスをレッズDF辛くも足に当ててクリア。
45分 ワシントンに変えて、野人・岡野投入!
48分 レッズ初優勝!

あれから8年。
2007年11月14日。
サッカーAFCチャンピオンズリーグ2007。
降格という悪夢から、とうとうここまで登り詰めた浦和レッズ。当時の「降格」は、J1J2入れ替えが始まって間もない頃で、地獄と同等だった。
地獄落ちしたそのレッズが、あの悲しい決勝ゴールのレッズがアジアNO.1になったことは、僕にとって感慨深いものがあった。
彼が帝京高校で16歳の頃から知っている同じ名前の田中達也、日本を初めてのW杯に連れて行くゴールを決め熱狂させた岡野雅行、ウ゛ェルディ時代に得点王に輝いたにも関わらず、チームのJ2落ちを味わったワシントン。
何気にレッズは思い入れの深い選手が多く、僕は毎週末、テレビ埼玉でテレビ観戦をするのだが、この日の喜びはひとしおだった。
選手達はもう、リーグ戦の優勝を次は考えているようだ。是非2冠、そして12月の世界クラブ選手権で良い活躍をしてほしい。
『My everything 〜旅路の果てで一体何を手にするんだろう〜』 梅澤 達也
(090-1738-6533、be_hero_in_shifukunoworld0728@yahoo.co.jp)
AFC CHANPIONS LEAGUE 2007
決勝 浦和レッズ
1999年11月27日
延長後半1分、ペトロヴィッチからのクロスボールをミスターレッズ・福田正博が足で押し込み、Vゴール勝ち。
浦和レッズJ2降格。
オレはこの時ほど悲しい決勝ゴールをいまだかつて見たことはない。
試合の勝利を決めたゴールを蹴り込んだ福田は、味方の祝福の手を邪険に振りほどき、相手ゴール左側を悲しくうっすら涙を浮かべながら歩いていた。
ウチの部屋は秋の夕方で暗かった。
1999年Jリーグ最終戦 浦和レッズ対サンフレッチェ広島のこと。
1999年のJリーグ1部、J1。最下位争い且つJ2降格戦線は、アビスパ福岡が勝ち点28、浦和レッズが26、最下位ジェフ市原(当時)が25。
レッズは前節のヴェルディ川崎(当時)との引き分けが大きく影響して、この試合を90分で勝たなければ自力でのJ1残留はない。
そして最終節、レッズはサンフレッチェからなかなか点が奪えず、後半途中から大柴、盛田、福田とFWを投入して4トップの超攻撃的布陣に切り替えたが、最後まで攻めあぐねる。
後半終了後、レッズのJ2降格決定が選手達に伝えられる。
延長後半1分、福田のVゴール。獲得勝ち点2。
この日、アビスパ,ジェフも同時刻キックオフ。
アビスパはF・マリノスに0−2で負け。勝ち点28。
ジェフがアウェイにも関わらず1−0で勝ち。勝ち点28。
延長戦に突入してしまっていたレッズは、Vゴール勝ちし勝ち点で並んでも、得失点差によりアビスパに1点及ばない。延長戦突入時点でJ2降格が決定。日本で一番人気の浦和レッズがJ2落ち。
Vゴール勝ちを決めたにも関わらず、駒場スタジアムはすすり泣く声が聞こえ、レッズサポーターは全く動かなかったと言う…。試合が終わっても誰一人として帰ろうとしない静まりかえったスタジアムは異様な雰囲気だったそう。
選手たちがこのスタジアムに現れるとすすり泣くサポーターの声が響いた。選手達は皆泣いていた。
あれから8年。
もう3日前のことになるが、2007年11月14日。
アジアNO.1を決める、サッカーAFCチャンピオンズリーグ2007
決勝「浦和レッズ×セパハン」〜埼玉スタジアム2002
ホーム&アウェイ方式により、決勝第1戦目のアウェイで1−1で引き分けている、そしてアウェイゴール方式(アウェイでの1点は、2点の換算)ため、勝利なら無条件優勝、1-1なら延長、2-2ならセパハン優勝。
真っ赤に染まったさいたまスタジアムのスタンド。選手入場の時にはバックスタンドに☆を描く。

前半?分 ポンテのFKにトゥーリオヘディングもキーパーがはじく。
22分 パスのこぼれ玉を永井が拾い、右足を振り抜いてネットを揺らす。

26分 セパハンミドル。
29分 セパハンは1点を取る為に、アウェイで一発やられたカリミを投入。
32分 セパハンは得たFKとCK、そしてロングスローに懸けるがレッズDFがしっかりクリア。
こぼれ玉に互いが反応し合い激しいぶつかり合いに自分が潰れながらもマイボールに、それによって得たこぼれ玉を味方がフォロー。
38分 永井の切り込みからスルーにポンテもシュートまで行けず。
鳴り止まないレッズサポーターの応援にブーイング
40分 ポンテがDFラインでボールを持つセパハンDFをチェイスし挟もうとするが味方が反応出来ず。課題かな。その直後、センターラインで奪ったボールをワシントンがキーパーが前に出ているのを確認しロングシュートもキーパーはじく。
40分を越えた辺りからパスミスや連携ミスが目立つようになる。
43分 トゥーリオと都築の連携ミスであわやゴールを奪われそうに。
前半にしてかなりハードな試合展開を逃げ切り、前半を折り返す。
後半セパハンはMFに攻撃的選手を投入して挑む。
しかしながら凄い所からロングスローを放り込むセパハン。
後半3分 堀之内が上手く股抜きドリブルをカット。
5分 相手陣内で奪われたボールをドリブル&パスで繋がれ、ミドルレンジからシュートを打たれるが右に外れる。
6分 永井が左サイド浅い位置からワシントンにクロス。それを受けたワシントンがシュートまで持っていくがキーパーに阻まれる。
後半になりセパハンのプレッシャーが強くなりレッズは攻めにくくなる。
10分 センターライン付近で長谷部がインターセプト。それが永井→ポンテと繋がり、オーバーラップし相手ペナルティエリア内に走り込んだ長谷部へポンテが小さいクロスをあげる。そのボールは長谷部へと繋がり、切り返そうとした長谷部が倒されるも、それはPKを取ろうとした故意の転倒と見られ、シミュレーションを取られイエロー。
12分 自陣でカリミへのスルーパス、オフサイドは取られずピンチも都築が抑える。
14分 セパハン最後の交代を使い切る。
15分 セパハン陣内右サイドでレッズがボールを回す。ポンテが長谷部にループパス、それを長谷部がすかさずクロス。そのボールをゴール真ん前でDFがクリアミスをワシントンの元へ。しかしボールはバウンドしシュート出来ず。決定機逃す。
20分 ペナルティエリア付近右サイドからナビドキアの突破からゴール前にパスで、セパハン決定的なチャンスもレッズDFがクリア。
20分台前半 セパハンのプレッシャーをかけた攻め込みにレッズのパスが繋がらず、危険な場面が。
トゥーリオはオフサイドの無い判定に抗議。
25分 コーナーのこぼれ玉をトゥーリオが拾い、左サイド、長谷部へパス、長谷部はドリブルで左サイドへ、そして左サイドのトゥーリオへ、トゥーリオはワンタッチでゴール前ワシントンへクロス、走り込んだワシントンは右足でゴール前左側永井へ落とし、永井がシュート!キーパーがはじいたボールを更に阿部がヘディングで押し込み追加点!
30分 セパハンの怒濤の攻撃。最終的にシュートまで持ってかれるがオフサイド。
35分 ポンテ退く。
37分 左サイドをえぐられ、中央ナビドキアに繋がれシュート!枠を外れるがまだまだあきらめないセパハン。
41分 田中達也、永井に変えて投入!
43分 相手ペナルティエリア付近左サイドからスローイン。ワシントンに通る。ワシントン切り込むも阻まれる。
44分 長谷部のシュートはゴール左にそれる。
セパハンの左からのグラウンダークロスをレッズDF辛くも足に当ててクリア。
45分 ワシントンに変えて、野人・岡野投入!
48分 レッズ初優勝!

あれから8年。
2007年11月14日。
サッカーAFCチャンピオンズリーグ2007。
降格という悪夢から、とうとうここまで登り詰めた浦和レッズ。当時の「降格」は、J1J2入れ替えが始まって間もない頃で、地獄と同等だった。
地獄落ちしたそのレッズが、あの悲しい決勝ゴールのレッズがアジアNO.1になったことは、僕にとって感慨深いものがあった。
彼が帝京高校で16歳の頃から知っている同じ名前の田中達也、日本を初めてのW杯に連れて行くゴールを決め熱狂させた岡野雅行、ウ゛ェルディ時代に得点王に輝いたにも関わらず、チームのJ2落ちを味わったワシントン。
何気にレッズは思い入れの深い選手が多く、僕は毎週末、テレビ埼玉でテレビ観戦をするのだが、この日の喜びはひとしおだった。
選手達はもう、リーグ戦の優勝を次は考えているようだ。是非2冠、そして12月の世界クラブ選手権で良い活躍をしてほしい。
『My everything 〜旅路の果てで一体何を手にするんだろう〜』 梅澤 達也
(090-1738-6533、be_hero_in_shifukunoworld0728@yahoo.co.jp)
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