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真面目に、真面目に [2012年03月31日(Sat)]
2012033019310000.jpg『介護タクシーみなとで〜す』と
お仕事のご依頼を頂くと
すぐに
予定表の
『空白欄』を埋めていく

原則として
最初に受けたお仕事を
自分達が担当しているんです

例えば
ご依頼の病院まで約50分走り
医療行為なしの車椅子
約10分間で終了する
ご依頼を受けて予定表を埋めて
少しの時間をおいて
近くの病院から約1時間先まで
吸引と酸素の医療行為ありで
スト・レッチャーで
『車は空いていますか〜』と
お問い合わせを頂いたとしょう

2っの移送費用の内容は
最初の医療行為なしは
『約3000円』前後で
次の医療行為ありは
『約20000円』位
その金額差は本当に大きく
喉から手が出るほど
欲しいお仕事だが・・

目の前の予定表を見ながら
「どうして重なるんだろう」
「少し、時間差があれば」
『受けられるのに』と想いながら

『ご予約を優先しているので』
『本当に申し訳ありません』と
お断りしているんです

自身達も
人の子だから
稼ぎ額が大きい方に
気持ちが揺れる時が確かにある
しかし
順番通りの原則を守らないと
『それ、やったらお終いょ』と
周りからの信頼を失ってしまう

真面目に、真面目にが
気持ちが楽なんです
人の命を託される重責 [2012年03月30日(Fri)]
2012032408190000.jpg介護タクシーのドライバーは
お互いの吐息が
感じられる狭い車内で
移送中に
患者様の容態が悪化した時には
家族の悲鳴を聞きながら
救急隊が到着するまで
逃げ出したい気持ちを押さえて
蘇生処置を求められる
「家族は外でお待ちください」の
病院での診察室と違って
全ての蘇生処置の動きを
『ご家族の目の前』でだ

『えっ!どうしてなの』
病室で普通に会話していた
患者様の
『託された命が消えた厳しい現実』を
否応なしに突き付けられる

『俺は救急隊員になる!』
赤いポンプ隊の警防隊員達が
救急隊員を希望する流れを
大まかにお伝えすると
まず、所属と消防学校での
2っの選抜試験を通過すると
所属を離れて消防学校への
救急隊員養成研修出向を
消防署長から下命される

消防学校では
救命救急センター医師等による
数百時間の『座学と実科』
体育館での実科では
研修生同士で「口対口」の
『マウッーマウス』の
人工呼吸法も含まれている

全ての研修課程を修了して
座学と実科の効果確認に合格後に
『救急隊員』の資格を与えられる
そして
所属に戻り
『ピーポー!ピーポー!』
救急隊員に命ぜられると
多種多様の救急現場を重ねて
救急救命士の
『受験資格』を得る事が出来る
まだ、まだ、この時点では
受験資格だけで
救急救命士ではないのです

実は
救急救命士制度が動き始めて
数年後に
自身が指導を頂いていた
ベテランの救急隊員の方々が
『救急救命士は受けないょ』
『救急隊をおりるょ』と
次々に救急隊を離れて行かれた
『自らの限界を知って救急(消防)を去る』
定年前に退職される流れがあった
それほど
人命を託される仕事は
厳しくて重責なんです

いま
介護タクシーに
参入される方々が増えている
東京消防庁の管轄内では
数日間の講習を受講すると
『介護タクシーはOK』なんです
そして
移送を通して
先輩から指導を受けられているが
救急隊員養成研修とは
『天と地の差が有る』のです

自身は
『1秒前まで』
普通の会話を交わをしていた人が
『瞬間的に』
心肺停止する経験を重ねてきた
だから
普通の人達が
『人の命を託される』
介護タクシーを始められるのが
本当に、本当に怖いのです
吉野家と鶴竜 [2012年03月29日(Thu)]
2012032908370001.jpg井筒部屋の新大関の鶴竜は
日本相撲協会の伝達式で
『これからも稽古に精進して
(お客様)に喜んでもらえる
相撲をとります』と
異例の口上を述べた
モンゴル出身の鶴竜は
徒弟制度が残る相撲の世界で
修行時代には親方や兄弟子に
叩かれ、蹴られ、怒鳴られて
理不尽な事にも耐えて
横綱を目指して来たのだろう
凄い人だと尊敬している

何時も
割引券で
お世話になっている吉野家さん
ここには
『食券』の自販機が無いんです
外食産業では
吉野家さんだけと記憶している
その理由は
「ご馳走様」
「有り難う御座いました」
挨拶を返してくれない
お客様がほとんどだが
それでも
『お客様との触れ合いを優先したい』との
経営方針だと聞いた事がある
忙しい時にも
人手間隙が加わるのに
本当に凄いと想う

『お客様・・』
「鶴竜や吉野家さん・その他」
どの世界でもそうだが
此れから先に生き残るための
『キーポイント』になると想う
『ちょっと待って下さい』 [2012年03月28日(Wed)]
2012032818360000.jpg朝の寒さが緩んだお昼過ぎ

スト・レッチャーに横になって
都心部での受診を終えて
ご自宅に戻られたご主人

庭先で暫くの間
『じ〜っ』と
桜を見上げられていた(写真の構図だ)
真剣な表情は
何かを覚悟しているみたいで
声を掛けるのも
ためらうほどだった
春のおたより [2012年03月27日(Tue)]
2012032701380001.jpg昨日の夕方
郵便受けに
奥さまから
春のお便りを頂きました

草木が芽吹き春めいて参りました
御家族の皆様
お変わりなくお過ごしで
いらっしゃいますでしょうか

去る2月○○日
午前中に
M病院から
K病院に御世話になりました
その節は大変御世話になり
本当に有難うございました

不安いっぱいの私は
バタバタ致すばかりでしたが
車中での
ご主人様のお話でとても安心致しました
転院先での長い待ち時間にも
しっかりと
車椅子を守って下さる様子に
感動致しました

当日
ICUに入りました夫は
数日後
一般病棟に移り
リハビリを続けています

夫は
心臓の不整脈が原因の
左側の脳梗塞との事で
右半身麻痺と失語になりました
お陰様で
歩行もかなり
しっかりして参りました
失語に関しては
まだまだ
日時がかかる様ですが
右手が回復して何とか
文字が書ける様になればと
願っています

最後になりましたが
義明様の安全運転に
感謝、感謝です!!
皆様のご活躍を心よりお祈り申します
本当に有難うございました
乱文乱筆おゆるし下さいませ

当日は本当に寒い朝だった
車椅子でのご依頼だったので
温かい毛布で身体全体を包んで
ゆっくりと走る
アルファードの後ろには
長い行列が出来ていた

その訳と理由は
転院は
車を走らせれば良いのではない
患者様は
容態が回復されたとはいえ
路面からの細かい振動を受けて
再び不整脈が発症し
その血栓が脳に飛んでしまい
脳梗塞の再発が
充分予測される移送になる

『不整脈を発症させない様に』
『血栓を飛ばさない様に』と
全身全霊をかたむけて
後ろの長〜い行列に気遣いながら
アルファードを
走らしていたんです
その気持ちと動きを見ていて
心から感謝されたのだろう

また
待合室での長い待ち時間
他の外来受診者達の
興味本位の視線を遮って
ご主人様に付き添われている
奥さまの心のケアにも
心掛けていた

お手紙を頂いたのは
ご主人様の容態が回復されたからでしょう
どうぞ
奥さまも身体を
お大事にされて下さいませ

『介護タクシーみなと』の
お問い合わせ番号は
『080(4445)4120』です
長男と2人でお手伝いします
『人に頼らない人達』 [2012年03月26日(Mon)]
2012031303570000.jpg現職時代のこと
『ピーポー・ピーポー』
早朝6時ころ
JR原宿駅近くの路上に
男性が倒れているとの通報
所轄パトカーの後に現着した

多数の紙袋に囲まれた中に
男1名が倒れていた
身体は汚れて悪臭はあるが
力強い目をした男性で
年は40歳前だろうか

何回も
『病院にいきましょう』と
声掛けしても
『大丈夫だから
俺は病院にはいかないょ』と
頑として受けてくれない
何回かのやり取りの後に
脈拍を診ていた手を振り払って
人混みに紛れ込んでいった

『にゃ〜〜ん』
芸能人の猫ひろしさんは
『ロンドン五輪マラソンに出たい』と決意し
日本国籍を離れ
カンボジア国籍を取得して
鍛練に鍛練を重ねて
念願の
カンボジア国の代表を獲得された

『にゃ〜〜ん』だけの
一発芸能人で
直ぐにTVから消えると
想っていたが
ついに
『念願成就』された

人混みに紛れて消えた
路上生活の男性と同じ様な
ブライドと誇り
そして
強〜い意志を秘めている男性だと想う
お墓参りに [2012年03月25日(Sun)]
2012032501390000.jpg晩御飯を食べてから一眠りして
家族が寝入った頃に目覚めて
約2時間くらい
家内の穏やかな寝息だけの
灯りがない暗闇の部屋で
お布団から天井を見上げて
様々な事を想う日々が続いている

今夜は
浜田東大総長が
23日の東大卒業式で述べられた

現状の仕組みや思考方法を
根本的に見直しなさいを
冠に
『介護タクシーみなと』を付けて
自分達には
何が出来るんだろうかと
当てはめてみた

『ピーポー・ピーポー・ピーポー』
遠くから聞こえてきた
『街の音色』が消えて
窓越しの
赤色回転灯も消えて
怖い位の静けさが戻ってきた病院

いま
同じ時間帯に
救急隊の音色で目覚めた
入院患者様達が
ベッドから
天井の小さな常夜灯を見上げて
何を想われているのだろうか

もしかして
その中には
自分に残された
人生最後のエネルギー源と
限られた時間を知って
今は亡き
両親と兄弟達が眠る
お墓参りに行きたいと想うが
病から
身動きが出来なくなった

『救急隊の人達!!』
『私の最後の願いを叶えてくれ!!』と
叫んでいるかもしれない・・が
救急隊は
救急現場から病院までが
法律で決められた任務範囲だ

そうだ
病院や施設等を訪れて
救急隊の代わりとして
『介護タクシーみなと』を
ご提案をしてみようか
気にかける [2012年03月24日(Sat)]
2012032408530000.jpg『車椅子でお願いしますね』と
ご家族様からのご依頼

「失礼いたしま〜す」
病室にお伺いすると
横になれる
『スト・レッチャー』適用の
厳しい容態の患者様だった

車椅子と
スト・レッチャーとの
使用料の差
『5000円』を抑える為だ

『・・・・!』
横になっていたベッドから
横になれない車椅子へ
患者様は
身体が苦しいと想うが
苦しい生活費の中から
移送費用を捻り出してくれた
ご家族様の心情を想い
『じ〜っ』と
口を噛み締めている

患者様は
我慢をされているのだ

『わいわい、ガヤガヤ』
道中のご家族様との会話から
日々の生活費を切り詰めて
貯金箱に小銭を入れて
貯めた小銭を
移送費用にあてられていると
実感させられている

ご家族様も
我慢をされているのだ

元気で働いている時の
『1万円』の支払いは
そんなにも苦しくはないが
限られた年金での生活や
働けない無職時の『1万円』を
生活費から
捻り出すのは本当に大変だ

『介護タクシーみなと』では
患者様とご家族の我慢を
少しでも減らす様にと
様々な工夫を提供している

例えば
患者様を乗せた
アルファードのタイヤが回る
「ぎりぎりの時点」で
『実車ボタン』を押したり
到着した先での
引き渡しを早くして
料金メーターが
回る時間を短縮したりだ

まだまだ
我慢の改良点はあると思う
ハート・コミュニティー研修会 [2012年03月23日(Fri)]
2012032316320000.jpg『みなとさん』
『お気軽に参加されませんか』と
今は亡き患者様との
『良きご縁』を通じて
知り合った方々から
市民参加型の研修会への
お誘いを頂いた

自身は
今夜が初めての参加で
18時30分から20時まで
『在宅療養支援診療所の現状』と題して
『医療と介護の連携』に
付いてで〜す

将来的に
24時間・年中夢中で動いている
『介護タクシー みなと』が
地域の方々の
お役に立てればと想っている
お国訛りで安心と安眠 [2012年03月22日(Thu)]
2012032113170000.jpg総合病院で
約2時間の診察と検査を終えて
『美空ひばりさん』の
歌を楽しみながらの帰り道

『うん・・・!!』

助手席の
看護師さんの身体が
左右に揺れはじめて
穏やかな寝息が聞こえてきた

付き添いの
70歳代の娘さんは
美空ひばりさんに合わせて
『ほっ』とした
安堵の表情で歌い始めた

98歳の
リクライニング車椅子の患者様は
『軽〜く』目を閉じられて
交わされる
『生の鹿児島弁』を聞きながら
楽しまれている様子だ

実は
アルファードの5人は
宮崎と鹿児島の九州出身者で
『おはようございま〜す』
「おはようございま〜す」
最初の
お国訛りのご挨拶から
直ぐに同郷の出だと分かって
お互いに
気心が知れていたんです

娘さん達は
故郷から遠く離れた東京で
病に倒れたお母さんを前にして
頼る親戚も無くて心細い時に
『介護タクシーみなと』との
『同郷の良き出会い』に
安心感に包まれたのだろう

どうぞ
ゆっくりと
お過ごし下さい

それにしても
選抜高校野球の選手宣誓は
最高だった
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