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本当は社会貢献でメシが食いたい

広島で会社員をやりながら、細々とボランティアしたり、市民活動に関わったり応援したり。それらの活動記録を残していけたらなと思います。興味のある分野は、震災復興、除染、環境教育、中間支援、社会起業、ファンドレイジング、エトセトラエトセトラ…。


FRJ2015に参加してきました [2015年03月02日(Mon)]
2月14日から、15日にかけて、日本最大のファンドレイジングイベント、「FRJ2015」に参加してきました。

2月14日は、オープニングが終わった後、3つのセッションと、寄付教育シンポジウムと、准認定・認定ファンドレイザーのギャザリング、そして懇親会(および二次会)
2月15日は、3つのセッションと地域別ギャザリング、クロージングに参加してきました。

昨年同様、写真を撮ってるヒマなんかねぇ!ってくらい、素晴らしいご縁と、学び、気づきを頂きましたので、例によって、文章中心での報告(というよりむしろ感想文?)ですので、ご了承のほどを。

2/14
・オープニングセッション
Philanthropy〜♪

・地域を巻き込むファンドレイジング 共同募金が新しい挑戦をする理由
各県の共同募金会で活躍中の、3名のファンドレイザーからの活動報告。
私自身、共同募金について知らなかったこと、誤解していたことがある一方で、各地でクーポンや、ゆるキャラとのタイアップ、「共同募金は地域のために使われる」ことを活かした同業他社との差別化など、なるほどという事例がございました。
看板・威光を存分に見せつけて「お願いします」というよりも、「一緒に考える」ことが、今後、より大切になっていくんだろうなぁ。

・CFR・ACFRギャザリング
認定ファンドレイザー、准認定ファンドレイザーの資格所持者が集まるギャザリング。
遅れて参加したこともあり、出来上がっている状態の会場に入るのは、借りてきた猫状態でございました。
Philanthropy〜♪

・伝えるコツ
今やFRJの定番かつ人気セッションになっている、電通マン仕込みの、プレゼンテーションの極意。一言一言がズシンときます。
コミュニケーションの基本、大原則は「めいっぱい、考える」とおっしゃってましたが、確かに考えれば考えるほど、アイデアが洗練され、切り口が鋭くなってくるなぁと感じます。
大変だけれども、だれでも出来ることなんですよねぇ。
私なんかは、うまく伝わらないと「不勉強なやつが悪い」と思ったりすることが幾度となくありましたが、そんな人にも伝えられるよう「めいっぱい、考える」ようにしていかないとですね。

・キーパーソンとつながりを持つ方法
「ググってウィキして会いに行け。会ったらスマホで縁つなげ」で有名な、久米信行さんの、2010年代の人たらし術、もといコミュニケーション術。
中村文昭さんの、「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ」により、運命が大きく開けた感のあるワシとしては、中村さんと比較して、久米さんのコミュニケーション術のほうが、より社会に与える「巻き込み力」が大きいかなと思います。
早速、「今日、参加した人は運がいいですねー。」は、使わせていただきました(笑)
北斎美術館楽しみにしてます。

寄付教育シンポジウム
個人的には、寄付教育は環境教育には含まれないが、寄付教育はESDに含まれる、と考えているので、「市民の思いをベースとした、持続可能なコミュニティづくり」のためにも、寄付教育のインストラクターになって、啓発していけたら面白いだろうなぁ…などと思ってます。

2/15
・寄付、社会的投資そしてファンドレイジングの未来
冒頭に鵜尾さんが「このテーマを語る上で、これ以上のメンバーはいない!(キリッ)」とまで言った、そうそうたるメンバーが語る、「社会を変えるお金の使い方」の未来。
登壇者の一人である、元東大学長の小宮山氏が、「ピケティは世界政府を作って富裕層に課税しろ、って言っているけれども、本当は寄付なんだよね」というニュアンスの言葉を聞いた時、私は心の中で、「おおおー!」と叫んでしまいました。
なんてことだ。答えは既にこの国で出ているじゃないか。

・GoodとLikeのコミュニケーション
寄付者が寄付してくれるには、寄付者なりの理由がある。そして、それは、GoodとLikeに大別される、という切り口に「お見事!」と感じたセッション。
この切り口を教えてもらって以降、私が積極的にかかわっているプロジェクトに寄付して頂いた方に、「なんでこの人応援してくれたんだろう」と考えるようになってしまっています(笑)

もう一つ、ハッとさせられたのは、「資金調達」と「ファンドレイジング」の違い。
100万円の資金を得るのに、1人から100万円をいただくのは資金調達。100人から1万円づついただくのがファンドレイジング。
「ファンドレイジングって何?」と聞かれて、「平たく言うと資金調達」と言ってきたワシは、言葉の使い方に気を付けなければならないと感じさせられました。

・日本をソーシャルデザインする
ワシも愛読しているソーシャルグッド系メールマガジン”greenz”のお話。
予てから中の人がどんな人なのか知りたいと思っていたこともあり、今まで以上に、greenzというメルマガに興味を持てたように思います。
「ほしい未来は、つくろう」

・クロージングセッション
ファンドレイジング大賞と特別賞の発表。
大賞は、「日本グッド・トイ委員会」さん。
沖縄への出張中だったのに、受賞のため、東京に戻ってきたそうです。

この大賞は、いくつかの候補の中から、認定・準認定ファンドレイザーの投票により決定されるのですが、実は私も、日本グッド・トイ委員会の多田理事長が東京へ戻る原因を作ってしまった一人です(笑)

また、特別賞は、古本寄付を行っている「バリューブックス」さんがいただきました。

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いろいろありました。 [2015年02月22日(Sun)]
久しぶりの更新となりました。
皆様あけましておめでとうございます(笑)

昨年8月に、青年技術士交流会の社会貢献活動「たべもののふしぎなちから」の開催に向けて頑張っていたところ、
皆様ご存じのとおり、広島にて豪雨災害が発生いたしました。
その中で心理的な負担を負いながらも、社会貢献活動をやり遂げて以来、

豪雨災害ボランティアに行ったり…
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青年技術士交流会の全国大会に参加したり…
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ボランティアコーディネーション力検定3級を受けて合格したり…

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奈良まで環境カウンセラー研修を受講しに行き、ESDについて勉強してきたり…
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職場の割りばしを、広島県の間伐材を利用したものに変えたり…
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生活域の社会活動の情報が5秒でわかるスマホアプリ「ためまっぷ」のクラウドファンディングの応援・支援を行ったり…
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FRJ2015に参加して来たり…
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と、なかなか更新できない間、たくさんの出来事がありました。

なぜブログの更新がはかどらないのか、という理由を突き詰めていくと、ボトルネックは文章を作成する手間と画像をアップロードする手間、特に文章を作成する手間が問題点だなと認識したこともあり、文書作成ツールとして「POMERA DM100」をゲット。
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これで、文章作成がはかどり、ブログの更新がはかどるなぁと思っていた矢先、日本財団のCANPAN運営事務局よりお知らせが。

このブログに影響のある範囲でいうと、3月2日をもって、「個人名義でのトピックスの投稿・編集」が出来なくなることと、「個人名義のトピックスの新規投稿・編集ができなくなる」こと、そして、「6月を目処に 個人名義のトピックスデータが削除」されるようです。

私みたいに、特定の団体に属さずに、市民活動のトピックをアップしていくような奇特な人間には正直イタいお話で、自前で何とかするか、よそのブログで広告スパムを何とかするか、ぐらいしかなさそうな感じです。
あるいは、ワシが何か団体を立ち上げるとか…(笑)

ともあれ、3月2日まであと数日。
FRJ2015の参加報告をもって、フィナーレとなりそうな感じです。

皆様、今しばらく、お付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。
日本技術士会中国本部青年技術士交流会 10周年記念例会 [2014年07月12日(Sat)]
ご無沙汰の投稿になってしまいました。

以前、国際交流フェスティバル「ぺあせろべ」の糸紡ぎを記事にした際、日本技術士会中国本部の青年技術士交流会を紹介いたしました。

その日本技術士会中国本部の青年技術士交流会が10周年とのことで、7月5日、6日と、日本技術士会中国本部の10周年記念のイベントを行いました。
2日間のイベントを堪能したこともさることながら、私は、6日に行われた、10周年記念例会のリーダーを担当。
4月に入ってから、頭の中は、「10周年記念例会をいかに成功させるか」というので頭がいっぱいでした。

正直に言いますと、10周年記念例会の準備チームに加わった最大の理由は、他のチームと比較して、「当日さえ動けば何とかなって、あとはラクできそうだったから」という非常に不純な動機だったのですが、いろいろあって準備チームのリーダーと司会を拝命いたしまして…(汗
とは言っても、何とかなるだろう、と楽観的に構えていたら、委員長にキツいハッパをかけられ…(汗
成功は確信しつつも、現実を見据えると、決して楽観できない中、本当に、多くの仲間の無私の協力により、無事成功裏に終わることができました。

さて、10周年記念例会の内容をざっと説明いたしますと、

「下村文科相のキーノート・スピーチのほか、呉の海軍工廠にて戦艦大和の建造に携わった技師の方々、広島生まれでミドリムシの屋外大量培養で世界を救う2013年チェンジメーカーオブザイヤー出雲充氏、松江市在住でプログラミング言語Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏のほか、スペシャルゲストとして、かつて台湾にて烏山頭ダムを建設し、台湾では今なお絶大な知名度を誇る八田與一氏(霊媒師を通じて降霊)といった百戦錬磨の技術者と、中国地方在住の45才以下の技術士、および技術士を目指す人たちを中心に、『中国地方の青年技術士たちの行く末』について、アツいディスカッションが繰り広げられられる。また、休憩時間にはアメリカとフランスのワイン醸造家を招き、ワイン対決『ジャッジメント・オブ・パリ・イン・広島』も開催。

尚、この模様は、日本語および英語の同時通訳でTEDカンファレンスにも同時配信されるほか、後日中・韓・仏・独・伊・西・露・葡・ハナモゲラ語へと翻訳される。」


…というのは、私が今年の四月馬鹿でfacebookに書いた大ボラでございまして(笑)
実際は「青年技術士の交流」をテーマに、ワークショップを行いました。

私自身、いかに楽しく、かつ、実りのあるものにしようかといろいろ練りながら、司会やファシリテーションをするのは非常に楽しかったです。

最初は真面目な雰囲気だったのが…
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あらかじめ仕込んでいた、10周年記念Tシャツの姿に変わり、
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そして昼食休憩時には、おにぎりの格好になり…
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と、楽しみながらやってました。
勿論、ワークショップの方は、青年技術士交流会の交流が、より発展する方向へと向かうような、実効性のある提言が出るなど、大変実り多いワークショップでした。
そうでないとただのパフォーマンスに終わってしまう…

しかし、それ以上に気づかされたのは、参加者として「当たり前」と思っていた背景は、決して「当たり前」ではなかったこと。
十分に段取りされた中で、司会やファシリテーターをする経験はありました。
十分に段取りされた中で、リーダーをしたこともありました。
そのおかげで、「自分の力だけでも何とかなる」と、錯覚していたように思います。
ソーシャルコンテンツを創造する側ではなく、参加者として楽しむだけで、満足していたんですね。
この背景づくりに、リーダーとして関われたことは、私にとっては、非常に大きな収穫でしたし、改めて、ソーシャルコンテンツの創造者の方々に尊敬の念を抱きました。

そして、このようなソーシャルコンテンツの創造者である方々が、頻繁にブログを更新する姿を見ていると、そのバイタリティに圧倒されるとともに、私も頑張らないといけん!と思うわけです。
「かざして募金」をドコモで試してみました [2014年04月14日(Mon)]
先日来、ファンドレイジング協会のメールマガジンで、ソフトバンクモバイルさんがローンチした、「かざして募金」が話題に上がっていました。
「かざして募金」のサイトはこちら。
http://www.softbank.jp/corp/csr/donation/instance_01/

この「かざして募金」のキャッチは、「スマホをかざすだけで募金ができます」というもの。


…マジですか?


以前、ICOCAなどのICカードを通じて、募金ができる仕組みがあったら面白いだろうなぁと思ったことはありましたが、スマホをかざすだけで募金、だなんて、と、一瞬意味が分かりませんでした。
とは言え、私は大学に入って、当時投げ売り状態だったノキアのドコモの携帯(しかも1.5GHz)に触れて以来、仕事で持たされる場合等を除きずっとドコモに操を立ててきた私としては、「面白そうだけど、どうせドコモには関係ないんだろ」と思っておりました。
まさに「ごめん。私ソフトバンクじゃないから…」状態。

だったのですが、先日、このアプリが「ソフトバンク以外のスマホでも使える」と知り、さっそくワシのARROWS NX F-06Eにインストールさせていただきました。
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この携帯、スクリーンショットが撮れるので、すごい便利なんですよね。
まるで、富士通のステルスマーケティングみたいですが(笑)

使い方としては、「かざして募金」アプリを起動した後、登録された寄付先の、ポスターやパンフレットに書かれているロゴマークにスマホをかざす、というもの。
とは言え、なかなか身近に登録された寄付先のポスターなんて見つからないので、どうするべ、と思っていたところ、サイトに「かざして募金」の寄付先として参加している非営利団体と、その団体のかざす対象を示したPDFがちゃんと置いてあるじゃないですか。
そんなわけで、この「かざして募金」にコメントを寄せている鵜尾さんに敬意を表して、日本ファンドレイジング協会を実験台に、かざして募金を試してみました。
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が、ここで思いもよらない事態が…

「かざして募金」のサイトにリンクされてある、日本ファンドレイジング協会のロゴイメージのリンクをクリックして、PDFを表示させたまではよかったのですが、なかなか「かざして募金」アプリが認識しない…。
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何度か試してみたのですが、どうもうまくいかない。
たまに認識されることがあっても、他の団体の寄付サイトへと飛んでしまう…。

うーむ。まだまだ発展途上のアプリなのかな…と思い、残念なご報告をブログに書かなければならないと思っていたのですが、「まてよ、PDF形式ということは、印刷されることを前提にしているんじゃないか」と気づいたので、表示させたPDFのイメージを印刷して、再度チャレンジ。
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実際に印刷したイメージを相手にかざして募金をすると…

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キター(゜∀゜)ー!
なるほど、紙媒体でプリントアウトされたのを対象にすると、ちゃんと認識するんですね、と一安心しました。
尚、募金については、ソフトバンクのスマホの場合は携帯電話料金と一緒に支払いなのですが、ソフトバンク以外では、クレジットカードでの支払いになります。

そういえば、FRJ2014で、ソフトバンクのチャリティホワイトが特別賞をとった時、「携帯電話は、思った時に思ったことを、共感できるツール」と言ってたなぁということを思い出しました。
まだまだ課題はありますが、この仕組みが広まっていき、思い立った時に寄付ができる。そんな時代が来たら、面白いだろうなぁと、楽しみにしています。
屋上の里山と、今年の3.11と [2014年03月23日(Sun)]
「ブログのコツは、小ネタをコツコツ」ということをすっかり忘れておりまして、久しぶりの投稿になってしまいました。

「環境イベントの人手が足りないので手伝ってくれない?」
3月8日、9日に、広島そごうの屋上でイベントがあるからと、私の友人(だと勝手に思っている)である、ケニア君こと横田さんから、そんな電話があったので、3月8日9日に、「屋上の里山」イベントのお手伝いをしてきました。

横田さんは、「らふぃ木のみの里」というカフェを営業しながら、「地球緑化支援グループ」という団体の理事長もしており、主にケニアで植樹活動を行っております。
特に、植樹する樹種を、「生活に根付いた」樹を植えることを特徴にしており、まずはその土地に根差した、経済効果のある樹を植樹して、その後徐々に利益率の低い、多種多様な樹を植える活動を展開しています。
また、経済効果のある樹からできた商品はフェアトレードを行うことも特徴。
「フォレスティング・フェアトレード」という概念を聞いた時は、私も「おおっ!」と思いました。

当日は、ケニアの物販、自然派食品、フェアトレード商品の販売をお手伝い。
「いいもの」を販売するのは、ヒジョーに気分がいいものです(笑)

もともと、この「屋上の里山」というイベントは、広島そごうの屋上「天空ひろば」を利用して、広島県内の山間地域・沿岸地域が地元特産品や観光情報を発信するイベントだったのですが、今年は、ひろしま福島県人会さんと、ひろしま避難者の会「アスチカ」さんも招待され、福島県の産品の物販も行われました。
私もなかなか復興支援や除染活動にいけない分、薄皮饅頭をはじめ、福島県の産品を積極的に買わせて頂きました。

話は変わって、今年の3.11について。
今年の3.11は、たまたま休みだったということもあり、14時46分は、皆と手を取り合いながら、東北に向かって黙祷を捧げました。
また、その後の追悼イベントでは、「3.11」を象ったキャンドルを点灯するよう、ビラを撒いて呼びかけを行いました。
どうも私は、このようなイベントのビラ撒きは、性に合うようです。

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そんなイベントがあった3日後の3月14日未明、大きな揺れと、携帯電話からけたたましく鳴る緊急地震速報で目が覚めました。
私の住んでいる広島市内は震度5弱であり、揺れはしたものの大きな被害はなかったのですが、改めて地震の怖さを体感するとともに、大きな被害がなかったことに感謝しきりでした。
FRJ2014に参加してきました [2014年02月08日(Sat)]
今気づいたのですが、昨年11月末以来の記事だったんですね…。
皆様あけましておめでとうございます。(笑)

2月1日から、2日にかけて、日本最大のファンドレイジングイベント、「FRJ2014」に参加してきました。

2月1日は、オープニングが終わった後、4つのセッションと、准認定・認定ファンドレイザーのギャザリング、そして懇親会(および二次会)
2月2日は、3つのセッションとランチセッション、クロージングに参加してきました。

正直、写真を撮ってるヒマなんかねぇ!ってくらい、素晴らしいご縁と、学び、気づきを頂きました。
よって、写真は全くなく、文章中心での報告(というよりむしろ感想文?)ですので、ご了承のほどを。

2/1
・オープニングセッション
ファンドレイジングの本場、アメリカで、「モバイルファンディング」という仕組みを作った、ジム・マニス氏と、ウヰスキーの本場スコットランドから来た、バーナード・ロス氏のスピーチからスタート。
マニス氏は、「私はテクノロジストであって、ファンドレイザーではない」とおっしゃっていましたが、技術屋の端くれとして、このようなインフラを構築できる人は本当に尊敬できます。
ロス氏は、「備えておく」ことの重要性を、実演して証明していただきました(笑)

・「お金をください」って言えますか
(The Wealthy Mind マネークリニック認定トレーナー 浅井美絵さん)
題名からお察しの通り、「お金をください」と言いにくいであろう人が多く集まりそうなセッション。私も勿論その一人。
お金に対して、各人が持っている思い込みや抵抗感について、ワークを通じて実感するとともに、メンタルブロックの解き方のヒントを学びました。
私が持っていた、「お金をください」と言うときの抵抗感の源泉に気付くとともに、私がファンドレイザーとしてメシを食っていくには、この手のリテラシーは不可欠だろうなと実感。

・CFR・ACFRギャザリング
認定ファンドレイザー、准認定ファンドレイザーの資格所持者が集まるギャザリング。
認定ファンドレイザー所持者が、私が思っていた以上に増加していたことにビックリしました。
あとは、「ファシリテーション」について、とある大物の方からご教示をいただきましたが…ここでは書けません(笑)

・地域の夢を、あきらめない。
(コミュニティ・ユース・バンクmomo代表理事 木村真樹さん)
「広島で、momoみたいなのをやってみたいんだよねー」とおっしゃっている方がいるのですが、じゃあmomoってどんな感じでやってるの?ということを学んだセッション。あ、momoってのは、愛知県を中心とするNPOバンクです。
10万人あたりのNPO法人認証数が、愛知も広島も40位より下。どちらも支店経済であること、産業構造が似ている点を考えると、広島でも将来活かせる場があるように思います。

・疑似私募債徹底解説
(多賀俊二さん)
広島は呉出身で、以前ご縁をいただいたこともある多賀さんのセッションなので、参加しないわけにはいかんだろうと思いましたが…准認定ファンドレイザーの試験の時も、試験範囲から外れていた(ハズ)こともあり、正直難しかったです(汗)
けれども、「密かに、しかし広く」使われている仕組みであり、疑似私募債を募り市民共同発電を行っている事例がある以上、大きな可能性を秘める資金調達手段なので知っておいた方がいいわけで。
今後少しでもついていけるよう、独自で勉強が必要だと感じました。
貸金業務取扱主任者のお勉強もそろそろしなきゃ。

・ソシモ論
(日本愛妻家協会事務局長 山名清隆さん)
以前、ファンドレイジング協会で、山名さんのお話を聞いたことはあったのですが、それ以来、更にパワーアップしているのだろうと参加してみましたが、案の定パワーアップしてました(笑)
以前お会いした時はどん底、今回も「赤い玉」がしぼみかけていた中で話を聞き、元気をいただきました。
ソシモ本の出版楽しみにしております。

2/2
・クラウドファンディング入門
(アーツマーケティング代表 山本純子さん)
実は、ブログに掲載していなかったのですが、FRJのおよそ一週間前、クラウドファンディングのミニセミナーをやったのですが、山本さんは本職とあり、講座の質は段違いでしたねorz
「クラウドファンディングはアンプであり、ショートカットではない」「クラウドファンディングは一番最後にやる」「永久的な負債を持つ覚悟」などは、ミニセミナーでもしっかり説明しておくべきだったなぁ…。
ともあれ、ミニセミナーと山本さんの講義で、よりクラウドファンディングに興味を持ったことは確か。

・戦略的な成長に活かすソーシャルメディア
(イケダハヤトさん、日本財団 山田泰久さん)
毎年FRJに参加してはアップデートしている、ソーシャルメディアの最新潮流。
これを毎年聞かないと取り残されるような不安があって、いわば○薬みたいになってます(笑)
今はブログ回帰の流れができているらしい。
昨年6月ぐらいからブログ始めたワシは先を行ってたんだな(笑)

・ランチセッション 独立系ファンドレイザーが語る「ファンドレイザーをお仕事にするということ」
(シン・ファンドレイジングパートナーズ代表取締役 河内山信一さん)
アメリカではちゃんとした産業になっている一方、日本ではどうなの?というのは気になるところ。
そして、独立系のファンドレイザーって、普段どんな風にお仕事しているの、というのも気になるところ。
その気になるところを、河内山さんの実体験から聞いてきました。
結論は、「飛び込むしかない、このブルーオーシャンに(笑)」

・法律の視点からファンドレイジングに必要なこと
(樽本哲さん)
ファンドレイザーたるもの、コンプライアンスも重要ですよね、という事で、「法律」という視点からみたセッション。
法律という切り口からファンドレイジングを見たのは初めてなので新鮮でした。
「取り組みが成功した時のイメージはよくできているが、万一に備える意識が低い」というのにはハッとさせられました。

・クロージングセッション
ファンドレイジング大賞と特別賞の発表。
大賞は、「京都地域創造基金」さん。地域のための資金循環、地域コミュニティファンドのロールモデルなのですが、「構想に7年を費やした」と聞いて、やはり「備えておく」ことが大切だなと、オープニングセッションのロス氏の言葉に戻りました。
特別賞はソフトバンクの「チャリティホワイト」に。「携帯電話は、思った時に思ったことを、共感できるツール」という言葉に、今後はより携帯電話を活用したファンドレイジングが盛んになっていくのだろうと感じました。

来年は2月14日・15日に開催されるらしいのですが、絶対参加するだろうなぁ…と、今から思っています。

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FRJ2014セッション配布資料とノート
せのがわおひさま市民発電所 [2013年11月25日(Mon)]
前回アップした、「綿から糸を紡ぐ」の記事。お陰様でたくさんの「いいね」をいただき、誠にありがとうございます。

ガンジーのチャルカとカディの運動のことを知ってから、足るを知ること、自給自足のこと、そして意思表示をすることについて、色々と思う事が出てきています。

たとえば原発の是非。
割とデリケートな問題だと思いますので、できるだけ中立を保つスタンスで記事を書かせていただきます。

多分、「日本を人も住めないような空間線量にしたいから、事故が再発する事を願って原発を再稼働させたい」と思っている政治家は一人もいないと思いますよ。
と言うより、そんな人が日本で政治家をしていてはマジで困る(笑)
あくまで私の予想(邪推?)なのですが、海外から燃料買って国富を流出させたり電力会社や協力会社の食い扶持を奪ったり工場に高い電気代押し付けたりまだまだ歴史が浅くて自分もよくわかってない再生可能エネルギーの推進のために予算をつぎ込んだり何なりしてしまった挙句、有権者・支援者の負担を増やして反感を買ってしまったがゆえに、次の選挙で落選させられて、せっかく得た様々な権益を失いたくない。
…という思惑を、「国益のため」とか「責任」とかいう言葉で代弁しているんだと思いますよ。
なので、脱原発に燃える皆様は、それらの要因を取り除いてあげればいいし、原発推進派の人は、前述の恐怖をより一層煽ればいい。

もし本当に脱原発を目指すのであれば、個人的には、貴重な土日を費やしてデモ行進をすることも大切なのかも知れないですが、一番なのは「エネルギーの問題は自分達の自治で解決できるから、どうかご心配なく」という事例と実績を増やせばいいと思うんです。
で、「自分たちでエネルギーを作り出すのって楽しいかも」という体験をさせるとともに、「もしかしたら電力の問題は、電力会社や国に頼らずに、何とかできるかも」って人を増やしていけばいい。
で、ゆくゆくは、自由にエネルギー源を選択できるような社会になれば、自分たちの意に沿うようなエネルギー源をもとにして活動を行っている企業の商品やサービスを応援できるようになればいい。

そんな考えや思いがあってかどうか、までは私の知るところではありませんが、日本各地で、市民参加型の発電所や、エネルギーの会社が、ちょくちょく増えつつあります。
有名なところと言えば、長野にあるおひさま進歩エネルギーさんや、それこそ広島の隣、岡山にある、備前グリーンエネルギーさんなど。
以前岡山にちょっと住んでいた時に、備前グリーンエネルギーさんに関わっていらっしゃる方とご縁をいただいたこともあり、広島に戻った際に、「岡山は進んでいるのに、広島ときたら…」と思っていたこともありました。

が、先日、「瀬野の方に、市民参加型の発電所があるよ」という情報を入手。
googleで調べたら、どうやら「せのがわおひさま市民発電所」と言うらしい。
facebookにファンページがあるので、そこでいくつかの情報を手に入れることはできたものの、正確な住所まではわからない。
とは言え、気になるので、手がかりをもとに、気分転換も兼ねてカブを走らせていったら…

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遠目から、それらしき太陽光パネルを発見。
もしかして、と思い、早速近づいて行ってみると、

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おお。確かに、「せのがわおひさま市民発電」と書かれている!
しかも、畑or休耕田だったっぽいこともあり、農業もしてる!(笑)

丁度私が行ったときに、敷地内にいらっしゃった人がいたので、撮影許可の依頼も兼ねて、いろいろお話をさせていただきました。

今まで、「広島という土地柄は保守的だから、こういう市民参加型の発電所とかは難しいだろうなぁ…」なんて思っていた分、本当にこういう市民参加型の発電所がある、ということに感動させられました。
このような市民発電所が各地に根付き、実績を挙げていけば、いくら想像力の乏しい方々でも、「ひょっとして、再生可能エネルギーで、この国何とかなるんじゃないか」という発想になっていくんじゃないか、と思います。
逆に、「もっと原発を推進したい!国は生ぬるい!」と思っている人がいれば、市民参加型の原子力発電所、なんてのも、ひょっとしたら出来ていくのかもしれない。

なお、実は筆者は、先日、「電気主任技術者第三種」試験(俗にいう電験三種)に合格いたしまして、現在免状を申請中でございます。
「せのがわおひさま市民発電所」くらいの規模の発電所であれば、電気主任技術者は不要らしいのですが、もしかしたら、電験三種、あるいはそれ以上の資格保持者が必要となるような市民発電所が、ちらほら出てくるのかもしれない。
もしかしたら市民発電所が雨後のタケノコのように出てくるような状況を快く思わない団体が、「電験三種以上の資格保持者に管理を云々」なんて潰しにかかってくるかも知れない。

そんな時のために、スキルを今まで以上に磨いていきたいと思っております。
綿から糸を紡ぐ(後編) [2013年11月07日(Thu)]
前回までのあらすじはこちら。

…というわけで、「おやイスト」のIさんに、糸紡ぎの教えを乞うことになった筆者。
大槌までのボランティアから広島へ帰ってきた後、即待ち合わせ場所へ。
糸紡ぎの経験がないこともさることながら、面識があるとはいっても、Iさんとは、そこまで深い知り合いというわけではない。
電話口からの印象は優しそうだとは言え、もしすごい気難しい人だったらどうしよう…と内心ビクビクしながらお会いしたのですが…その点は杞憂で、懇切丁寧に糸紡ぎの方法を教えて頂きました。

なお、糸紡ぎの方法は、以下の通りです。
(Iさんに教えていただいた方法に、一部筆者なりのアレンジが入っております。)

1. まずは、綿の実から、種を取り出します。
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2. ペット用のブラシ(もしあればカーダー)に綿を乗せて梳くことで、綿をほぐします。
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3. ほぐした綿を一つにまとめて、スピンドルの先端にひっかけて、5〜10回ぐらい一定方向に回して、よりをかけます。
よりがかかったら、スピンドルを引っ張り、綿を引き出し、また5〜10回ぐらい一定方向に回してよりをかけ、スピンドルを引っ張って綿を引き出します。
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あとは、3.の作業の繰り返しです。

とは言え、ところどころダマになったり、どうしても糸が太くなったり、逆に細すぎて途中で千切れてしまったり、最初のうちは思ったような糸は作れない。
Iさんから「あとは慣れですよ^^」という励ましの言葉をいただき、何とかぺあせろべ当日までには間に合わせるんだ!という思いで、何としてでも人に教えられるレベルまでマスターするんだ!という、試行錯誤の日々でした。

そして迎えたぺあせろべ当日。

お酒を売りたい、それ以上に飲みたいという衝動を抑えつつ、予定通り私はものづくり教室の木綿糸づくりを担当。
当初、ものづくり教室の対象者は、小学生以下の親子連れを対象としていたのですが、それ以上にご年配のご婦人方へのウケがよく、まずまずの滑り出しかな、と思っていました。
しかし、しばらくすると、やはり今まで慣れた日本酒の販売ではないこともあり、なかなかうまく呼び込みができず、何人かは来てはくれるものの、思ったほど糸紡ぎの体験までは挑戦してくれない状況。
おまけに、通りがかりの人に、「あっち(隣の会場で同日に開催していたフードフェスティバル)のブースでも、同じような事をやっていましたよ」とのお言葉まで。
聞いたところによると、向こうはブースを出しているのが知名度・資金力・影響力の面で、悔しいけれども青技交の比ではない某放送局であったり、綿実から種を取る道具(綿繰り機)があったり、綿の鉢ごと販売していたりと、こちらよりかなり先を行っている模様。
「『フード』フェスティバルちゃうやん…」などと思いながらも、一方で、そんな影響力を持っている方々まで、「綿」というのに着目していた、ということに、「そうか。時代は『綿』なんだな」などと、何とも言えないシンクロニシティを感じさせられました。

とは言え、綿から糸を作るデモンストレーションをしてみると、興味を持ってくれる人がちらほら出てきて、ブースの来場者数も尻上がりに上昇。
それと同時に、私の木綿糸づくりのスキルも上昇(笑)
結局は、成功裏のうちに終わった、今年のぺあせろべでの「ものづくり」教室でした。

残念ながら、この「ぺあせろべ」は、今回の30回目の開催で区切りをつける、ということになり、来年度以降は行われない予定。
とは言え、ものづくり教室も、木綿糸作りも、何らかの形で、継承していくことが出来たらと思っております。
(そして、日本酒の販売も(笑))

さて、私が「綿」のものづくりを担当し、「ぺあせろべ」という名の国際交流フェスティバルに参加していく過程で、一人の偉大な人物に、思いを馳せました。
その人物の名は、「モハンダス・カラムチャンド・ガンジー
非暴力、不服従を信念として、インドを独立へと導いた、「マハトマ・ガンジー」その人です。
(マハトマ、というのは、「偉大なる魂」という意味の、ガンジーの尊称。)

よく誤解されがち、というより、私自身が誤解していたのですが、ガンジーが唱える「非暴力主義」は決して「無抵抗主義」ではなかった、ということです。

イギリスの産業革命により、安価な木綿糸と布が入ってくるようになった余波で、壊滅的な被害を受けたインドの綿産業。
政治的にも、経済的にも、イギリスへの隷属を強いられてきたインドが、経済的な自立と自信を取り戻すことができた要因の一つは、ガンジーが主導した、チャルカ(糸車)とカディ(布)運動でした。
自分たちで糸を紡ぎ、自分たちで布を織り、自分たちで服を作り上げることで、自分たちを支配しようとする国が押し付けてくる、安価な海外製品を不買し、駆逐する。

かくして、偉大なる魂が、暴力を用いることなく、インドを独立へと導いた、という事実は、その偉大なる魂こそが、実は何者にも勝る闘志の持ち主であったと思わせられるとともに、社会的課題を解決する上で、大いに参考となるモデルケースであったと思うのです。

"You should be the change that you want to see in the world."
(Mohandas Karamchand Gandhi, Mahatma 1869-1948)
綿から糸を紡ぐ(前編) [2013年11月03日(Sun)]
例年、私がご縁をいただいている、日本技術士会中国本部 青年技術士交流会(以下、青技交)では、主なイベントとして、小学生の夏休みに合わせた社会貢献活動(今年は「電気を知ろう」というテーマで科学教室を開催)と、10月に広島市内で開催される国際交流フェスティバル「ぺあせろべ」に合わせた、日本酒の販売・およびものづくり教室を開催しています。
(今年行った夏休みの科学教室については、実はブログにアップするタイミングを逸してしまったので、機会があればアップしたいと思っております。)

今年も、10月27日に、国際交流フェスティバル「ぺあせろべ」で、日本酒の販売と、モノづくり教室を行いました。

今年のものづくり教室の内容は、青技交のメンバーの中で、綿を栽培している人がいるという関係から、綿を使って何かをしようということに。
実は、今まで私は、日本酒の販売をメインにしてきたため、最初そのことを聞いた時は、「へー」という程度だったのですが、突如サブリーダを仰せつかってしまい、初めてものづくり教室を担当することに。

いやぁ。人を巻き込むには、「他人事(ひとごと)を自分事にさせる」だとか、無理やりにでも役職を割り振るだとか言いますが…これで一気に「ものづくり」「綿」というテーマが、私にとって自分事になってしまったわけです(笑)

当初は、綿から糸を作って、その糸をもとに、アッ!というものを作ろう、と思っていたのですが、よくよく考えてみると、木綿糸は綿から作られている、というのは知っていても、では綿からどうやって木綿糸が作られているのか、というのを詳しく知っているわけではない。

というわけで、まずどのように糸が作られているのか知ろうということで、Wikipediaや、YouTubeや、それらしきサイトで色々情報収集をしていくうちに、どのように作られているか、というのはわかりつつあったけれども、木綿糸を作るからには、最低限自分でできなくてはいけない。
どうやら、スピンドル(紡錘ごま)という道具を使うのが、一番プリミティブだな、と判断して、じゃあスピンドルがどのようなものか、実際手に取ってみよう、ということになったわけです。

しかし、広島市内のいろいろな手芸店をまわって「スピンドルありませんか」と尋ねても、扱ってないですねー、の一言orz.
じゃあ実際に手紡ぎのワークショップを云々、という人だったら持っているんじゃないかと、「スピンドル扱ってませんか」と尋ねても、にべもない答えorz..
もしかしたらフェアトレード系、エスニック系の雑貨店で扱っているんじゃないかと思い、それ系の店に行ってみたり、心当たりがありそうな人に聞いてみたりしても、成果はなしorz...
最寄りでこの手のものを扱っている可能性がある店がないかと思い自分なりに調べてみたところ、わかったのは(広島市内から100キロ以上離れた)福山や井原に、そのようなものを扱っている可能性がある店がある、くらいorz...

通販で買えばすぐだったのでしょうが、どういうわけか、「安易な解決方法を取ったら負け」という、今考えれば妙なプライド?もあり、さて、どうするべ、となったわけです。

もしかしたら、広島の市民活動団体、特に作業所さん等で、このような手紡ぎの活動をしている団体があるかも知れない、と思い、ひろしまNPOセンターのM氏を訪ねてみて相談してみたところ、「おやイストのIさんが、子ども向けにそういう活動をしているよ」との回答。
そういえば、おやイストのIさんとは、以前、ソーシャルビジネスのミーティングで、ご縁をいただいたし、名刺も交換している。
そんなわけで、お電話をおかけして、糸の紡ぎ方を教えていただけないかお願いしたところ、なんとなんと!快く引き受けていただき、糸の紡ぎ方を教えてくれることになりました。

改めて、持つべきものは、人のご縁だな、とつくづく感じさせられました。

(つづく)
一年半ぶりの岩手での復興支援ボランティア [2013年10月21日(Mon)]
10月15日、久々に復興ボランティアに行ってまいりました。
初めて復興ボランティアに参加したのが、「遠野まごころネット」さんを通じた、岩手でのボランティア活動。
昨年の1月、3月に足を運んで以来、しばらく岩手でのボランティアはご無沙汰になっていましたが、かれこれ約一年半ぶりに足を運ぶことが出来ました。
昨年の1月、3月にボランティアに参加した際の、メインの作業はがれきの撤去。
以来、なかなか岩手まで足を運べないでいるうちに、昨年10月あたりに、遠野まごころネットさんから、「がれき撤去の作業はある程度の区切りがついた」という案内があってからは、初めての活動参加となります。
(もっとも、昨年1月の時点でも、文献の修復作業等の、がれき撤去以外の作業にも参加させて頂いてはいましたが。)

今回の作業は、大槌町での、復興米の脱穀と藁束作り作業。
台風26号が接近していたのと、日によっては大槌でも霜が観測されるようになったということもあり、ある意味当日は収穫のラストチャンス。
当初は晴れ間も見えていたのがだんだん曇り空となり、何とか「雨降らないで〜!!」と祈りながら、藁束をせっせと作っておりました。
昼休みの時間も返上して作業をした甲斐もあり、何とか雨が降らないままに作業が終了。
収穫してあった米が干してあった田んぼは、見ての通りスッキリしてしまいましたとさ。
惜しむらくは、ビフォーを撮り忘れたことですが…。

DSC_0080.jpg

その後は、鵜住居地区の防災センターへ。
ここは、3.11の震災当日、この防災センターに集まった避難者が、センターの高さを超える津波に飲み込まれてしまい、多数の方が犠牲となってしまった場所。
慰霊堂となっている防災センターに黙祷を捧げた後、内部を見学させていただき、改めて津波の恐ろしさを実感いたしました。
(尚、関連記事はこちら。)

遠野まごころネットでの活動は、がれき撤去の作業こそ一定の区切りがついたものの、ところどころ癒えきってない震災の傷痕もあり、まだまだ「復興」というには、道半ばだなぁ…と思いました。

当日の作業終了後は、私は台風を避けるかのように日本海側に抜け、翌日は太平洋側の鉄道が大混乱に陥る中、私は日本海側に沿って南西方向に。
日本海側の天気も大荒れで、特急の運休や、列車の大幅遅延はありましたが、何とかその日の最終目的地である金沢に到着。夜行バスにのり京都へ行き、そこから広島に向かい、何とか昼からの打合せに間に合いましたとさ。

ありがとう秋の乗り放題パス&鉄道の日記念西日本乗り放題きっぷ。
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