京都府地域創生推進会議が,山田知事も参加のもと1年ぶりに以下のとおり開催されました。
日時:平成28年8月22日(月)15:30-17:00
場所:京都ガーデンパレス
議題:1)京都府地域創生戦略の平成27年度の事業効果検証について
2)平成28年度展開中の施策、今後の新しい政策提案について
資料:
次第・委員名簿.pdf資料.pdf(27年度事業、28年度施策、重要業績評価指標(KPI)等の進捗状況)議論では、1)について20分程度の事業報告後は、座長より、27年度の事業のうち人口減少対策と文化庁の京都移転についての議論に焦点をおいて委員に意見が求められました。
人口減少対策については、婚活支援などの未婚・晩婚対策が話題の中心で、結婚は個人のライフスタイルの選択で、婚活支援を行政がやるのは賛成できない(それも、府の5千万円の予算の多くは婚活センターという箱ものに使われています)との意見に、知事からは、「結婚したくない人に結婚させようということではなく、出会いの場をつくっている」「出産の適齢期について若者が正しい知識を持っているか心配」というコメントが。
また、座長からは「晩婚によって障害児が増えている」「生物学的な結婚適齢期についての知識を教育現場で教える必要がある」などの発言がありました。
個人的には、結婚適齢期や出産適齢期の教育の必要性を、地域創生の場で議論することには違和感を感じました。障害児童を子どもにもつ親の気持ちについて忘れてほしくないですね。
その後、2)の議論があったのですが、座長、すっかり忘れておられたようで、今年度の事業内容についての説明やそれについての議論の時間がないまま閉会となりました。
こういう時に、担当職員の方なり、知事でもいいのですが、議論の軌道修正をする人がいて欲しいものです。私が、20分前くらいにお伝えしたときは、既に時遅しでした。
年に一度の会議だけに、もうすこし「子育てだけでなく、誰もが暮らしやすい社会制度をいかにつくるか」や「地方で働来たい人が生活しやすい社会基盤の整備」など、表面的な課題ではなく、抜本的な問題解決に対応した支援策の議論ができる機会になるよう、会議運営にも工夫を期待したいところです。