ほんまもんのインキュベーションを
[2009年09月12日(Sat)]
今日は、京都市市民活動総合センターのスモールオフィスの入居団体の審査会に審査員の1人として参加してきた。
このスモールオフィスは、市民活動の新規事業の立上げ期を支援する目的で市が実施しているインキュベーション施設である。机一つのスペースを3年まで借りることができる。今回は、入居している10団体の一つがめでたく孵化して飛び立ったために、新しい入居希望団体の選ぶことになった。4月に年度が変るため、2月くらいに最初の審査会があり、今年はこれで3回目であるが、毎回、どの団体に入居してもらうか選ぶのは難しい。
税金を使ったインキュベーション施設である限りは、事業内容が公益性に富んでいるというだけでは選定できない。3年までに自立し、ここでの支援が後押しとなって、さらに発展した事業を行い、より広く社会貢献していくという具体的なプランが必要だ。
自立とは、つまり、自分達の事業でスタッフの労務費を払ったり、家賃が払えるようになるということである。もちろん、自主事業でも、会費や寄付金・助成金でも、経費をまかなう方法は何でもいいのだが。この部分が見えない団体が結構多く、支援次第でどう化けるかというのを予測するのは簡単ではない。審査員によって価値観や意見も違うこともあり、十分議論しつくしたうえで選ぶのだが、それでも、3年の間に、大きく成長するところはそれほどない。
日本のインキュベーション施設は、経済活性化を目的に、国の予算を使って公的機関が運営しているところが多いのだが、ほとんどがインキュベーションとしては成功していない。
一つには、インキュベーション施設の多くが、不便な立地条件であること。中には、入居企業がいないからインキュベーションにしたようなところも。ベンチャー企業もNPOも、研究開発型でない限り、事業立上げ時は移動にかけるお金や時間がおしいうえに、他の団体と連携したいので、便利なところがいいのだ。家賃だけでは決められない。
もう一つには、インキュベートの専門スタッフがおらず、役所の人か、民間企業で金儲けができないけど、経営学の学位だけもっているような人だったり。残念ながら自分で事業の立上げに成功した人が滅多にいない。
入居の競争倍率が低く、最初の入居団体が冴えないと、良い評判もでず、悪循環になって、本当に力のある事業家が集まらない。
なかには、生きがい探しの主婦や高齢者のたまり場になっていてるところも。それはそれで大事なことだから、それならいっそ名前をかえて市民の広場にしたほうがよい。そういう場所も必要なのだから。
しかし、インキュベーションができずに単なる安価なオフィス貸しになっているようなら、無駄な税金使わずに、貸しオフィスに徹したほうがよい。
貴重な市民の税金を使い、地域を活性化するような事業を立ち上げる起業家を応援しようというなら、中途半端なことはせず、覚悟してかかるべきである。
私の目下の夢の一つは、建物にお金をかけず、人にお金をかけるインキュベーションを京都につくること。優先順位の一番は便利な場所。建物は廃校でも工場の跡地でもなんでもいい。スペースとネット環境があって、強みは、支援する専門家集団。入居審査が厳しく、入ってからも、ビシビシやられる。本気でやる人しか生き残らない。そんなこわくて、苦しくて、でも、笑いとエネルギーに満ち溢れている館がつくりたい。
ま、その前に、自分自身が事業家としてそれなりに事業を軌道にのせないとね!言うは安し成すは難しである。
このスモールオフィスは、市民活動の新規事業の立上げ期を支援する目的で市が実施しているインキュベーション施設である。机一つのスペースを3年まで借りることができる。今回は、入居している10団体の一つがめでたく孵化して飛び立ったために、新しい入居希望団体の選ぶことになった。4月に年度が変るため、2月くらいに最初の審査会があり、今年はこれで3回目であるが、毎回、どの団体に入居してもらうか選ぶのは難しい。
税金を使ったインキュベーション施設である限りは、事業内容が公益性に富んでいるというだけでは選定できない。3年までに自立し、ここでの支援が後押しとなって、さらに発展した事業を行い、より広く社会貢献していくという具体的なプランが必要だ。
自立とは、つまり、自分達の事業でスタッフの労務費を払ったり、家賃が払えるようになるということである。もちろん、自主事業でも、会費や寄付金・助成金でも、経費をまかなう方法は何でもいいのだが。この部分が見えない団体が結構多く、支援次第でどう化けるかというのを予測するのは簡単ではない。審査員によって価値観や意見も違うこともあり、十分議論しつくしたうえで選ぶのだが、それでも、3年の間に、大きく成長するところはそれほどない。
日本のインキュベーション施設は、経済活性化を目的に、国の予算を使って公的機関が運営しているところが多いのだが、ほとんどがインキュベーションとしては成功していない。
一つには、インキュベーション施設の多くが、不便な立地条件であること。中には、入居企業がいないからインキュベーションにしたようなところも。ベンチャー企業もNPOも、研究開発型でない限り、事業立上げ時は移動にかけるお金や時間がおしいうえに、他の団体と連携したいので、便利なところがいいのだ。家賃だけでは決められない。
もう一つには、インキュベートの専門スタッフがおらず、役所の人か、民間企業で金儲けができないけど、経営学の学位だけもっているような人だったり。残念ながら自分で事業の立上げに成功した人が滅多にいない。
入居の競争倍率が低く、最初の入居団体が冴えないと、良い評判もでず、悪循環になって、本当に力のある事業家が集まらない。
なかには、生きがい探しの主婦や高齢者のたまり場になっていてるところも。それはそれで大事なことだから、それならいっそ名前をかえて市民の広場にしたほうがよい。そういう場所も必要なのだから。
しかし、インキュベーションができずに単なる安価なオフィス貸しになっているようなら、無駄な税金使わずに、貸しオフィスに徹したほうがよい。
貴重な市民の税金を使い、地域を活性化するような事業を立ち上げる起業家を応援しようというなら、中途半端なことはせず、覚悟してかかるべきである。
私の目下の夢の一つは、建物にお金をかけず、人にお金をかけるインキュベーションを京都につくること。優先順位の一番は便利な場所。建物は廃校でも工場の跡地でもなんでもいい。スペースとネット環境があって、強みは、支援する専門家集団。入居審査が厳しく、入ってからも、ビシビシやられる。本気でやる人しか生き残らない。そんなこわくて、苦しくて、でも、笑いとエネルギーに満ち溢れている館がつくりたい。
ま、その前に、自分自身が事業家としてそれなりに事業を軌道にのせないとね!言うは安し成すは難しである。



