• もっと見る

<< 2017年11月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
リンク集
https://blog.canpan.info/entreplanet/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/entreplanet/index2_0.xml
イノベーションセミナーが価値を生むには [2011年07月25日(Mon)]
以前勤務していたスタンフォード日本センターで、学生の派遣元セクションのUS-Asia Technology Management Center のDirectorをされていたRichard B. Dasher先生がアメリカ領事館主催のセミナーで講演されるというので参加してきた。

日米起業家セミナーのシリーズ講義の4回目とのこと。タイトルは「―起業家精神、イノベーション、そして価値創造へ― シリコンバレーからのメッセージ」

久しぶりにDasher先生に再会できることや私の仕事にも関係あるテーマであったので、楽しみに参加したものの内容的には少し残念だった。

Dasher先生の講演は、素人の人にも非常にわかりやすくシリコンバレーの状況をまとめたもので、だいたい予測できるものであったが、コーディネイターがおたれながらパネルディスカッションが活発に行われず、二人目にお話された大学の先生のお役目がはっきりしなかった。

参加者のほとんどが経営専門でベンチャー支援やアントレプレナーシップを専門にされている大学教授や起業家であったことや領事館主催であることを考えると、一般論や安藤百福のカップヌードルの古い事例よりは、今後100年を見据えたもっと深い議論ができる内容でもよかったのでは思った。


その後の質疑応答のセッションでも、大学教授陣のコメントはやや意味不明。質問の意図がわからず、Dasher氏の回答もぶれがち。同時通訳がついているなかで、的を絞らず英語で話されるとよくおきる問題でもある。
ついつい、運営側から見てしまい、失敗に目がいく。
それにしても、大学の先生の質問はつまらない(苦笑)。現場で実践せず、他人の実践を研究してメシを食うだけでなく、自ら新しい価値創造しているような指導者出なければ、この分野での人材育成は伸びない。思わず「あなたたちが指導しているから、日本の若者に起業家的行動能力が培われず、日本には起業家が育たないんだよ」と思ってしまうのは、日頃の私のジレンマだ。

後半、学生たちからやっとわかりやすいまともな質問が。
特に日本に留学している若者の「日本の生涯雇用」についての投げかけはとてもよく、これをうまく議論テーマにできなかったのはおしい!彼には後から、”良い質問だったね”と話しかけたが、社員が安心して働ける企業文化を研究している彼の視点はまさに、私たちが今後の社会のあり方を考える上で大事なことだと思った。
こういうのをコーディネイターがうまく拾って話題をつっこむと、おもしろいディスカッションができるのだが。。残念。
イノベーションを語るなら、セミナーの企画もイノベーティブでもよかったのではと思いながら帰ってきた。言うは易し行うは難し。セミナーを運営する側としては、いろいろ勉強になった。