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春の次はなんでしょう [2019年04月14日(Sun)]

4月6日。
まだ外が明るいうちにお風呂に入る。すっかり日が長くなった。
(今日は)「あったかいねー」
と風呂の戸を開けて、まもなく3歳になる息子が叫ぶ。

昨年夏に空き家を借りて引っ越した、現・我が家。
いなかはどこもそうだが、とっても大きくて外気温と変わらぬ風呂の室温。
(姫路のいなか出身の私にとっては「風呂は寒いもんでしょう」という感覚だったが、妻は違ったらしい。)
とにかく冬は極寒だった。風呂が。

息子と一緒に入るときはいつも寒い寒い!と2人で全裸で飛び跳ねるわけだが、さすがに今日はいつもより暖かいことに気づいたらしい。

「春が来たんだよ。冬が終わってね、春が来たの」
とかなんとか言いながら2人で湯船に浸かる。

そこで、ふと
「そういえば、春の次は何か知ってる?」
と聞いてみる。
「しらなーい」

夏!でした
「なつ?」

じゃあ夏の次は何でしょう?
「わたんなーい」

秋!
「あちっ?」

じゃあ、秋の次は?
「しらなーい」

冬!

ここで、え?という顔をして、私の目を見る息子。にやっとする。
(あれ、一周した)という顔だったのだろうか。

じゃあ、冬の次は?
「…はる!」

おー。そう正解!一周したねぇ!
やったー、と息子。
「ねぇねぇ、はるのつぎは?ってきいて!」

じゃあ、春の次は?
「んー…なつ!」

おおー!早いねーそうそう!
「ねぇ、なつのつぎは?ってきいて!」

じゃあ夏の次はなんでしょう?
「んー…

 なんだっけ」

秋でしたー
「あちっ!」

そうそう。ぱちぱちぱち
「じゃあ、あちのつぎは?ってきいて』

じゃあ秋の次はなんでしょう?
「んー…

 なんだっけ」

冬だよ
「ふゆ!」
そうそう。
「ふゆのつぎは?ってきいて」

じゃあ冬の次は?
「はる!」
じゃあ春の次は?
「なつ!」
すごいねー。じゃあ夏の次は?
「…あち!」
せいかーい!じゃあ秋の次は?
「…んーっと、ふゆ!」


3周くらい繰り返す。

なるほどなぁと感嘆。
そりゃそうだよなぁと。
まさか季節が回るなんて驚きだったろうに。

四季がぐるぐる回ってるってことに気づいた息子に気づかされる私。

なんで回ってるんだろうなぁと。
地球の軸が傾いてて、太陽の周りを回ってるからなんだけど、そういう話じゃなくて。

また春が来たんだなぁと。
でも、いつまでもぐるぐるしてるわけじゃなくて、
私もあと40ー50回ぐるぐるしたら終わりなわけで。
季節のぐるぐるも一回一回大切にしたいなぁと、しみじみするのでした。


追記
ちなみに11日、全国的に「平成最後の寒さ」として冬に逆戻りしました。
唐桑でも季節外れの雪が積もりました。びっくりぽん


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(庭の梅の花に積もる雪)




大島大橋開通とカモメの未来 [2019年04月08日(Mon)]

「ハァーー しまと からくわに 
 そりはし かけて
 わたりたいぞや
 ただいちど ハァヨーイヨーイヨーイドサッ」

唐桑に伝わる「浜甚句」(はまじんく)の一節。
大島の恋人を想って妄想にふける歌詞だ。(2017年の記事でも紹介)

そんな夢みたいな出来事が叶った日になった。

「もう離島ではない」と三陸新報も報じる。
通勤通学など生活の足だったフェリーは即日廃線。

人口3000人の東北最大の有人島、気仙沼大島。

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救急搬送や防災、観光など利点が取り沙汰される一方、不安も多い。
大島小、大島中はこれで本土の小中学校と合併される計画。
住民は帰って来るのか出て行くのか。
交通システムは、防犯は。
なにせ島の環境は一変する。

吉と出るか凶と出るか。

とか思いつつ、唐桑半島に住む私にはどこか文字通り対岸の出来事だった。
とか言いつつ、なんかじーんと来てた1日。



今日、大島出身の新大学生あおいちゃんのFacebookの投稿をたまたま見つける。
この春、高校を卒業したばかり。

なんか読んでて、胸が熱くなったのでシェアします。
「吉と出るか凶と出るか」じゃなく、「私たち次第」なんだと改めて気づかされました。

未来はいつだって「自分ゴトか他人ゴトか」だと思う。

(以下、本人の許可を得て一部転載)

------

全然まったく、船がなくなるのも橋がかかるのも実感がない。いや、冗談でしょ?って。
実家の目の前にできたまだ時刻表の貼られていないバス亭がおもちゃみたいで面白かった。

トルネルも道路もま新しくて見たことなくて、大島じゃないみたいな気持ち。

実のところ、むかしから架橋には反対でした。
船で生活が事足りているのだから、無理に便利にする必要は無い。むしろ便利にしてしまうことで得るものより失うものの方がおおいと思っている。

私がどう思ってようと橋はかかるし船も今日で終わり。
家の前の道路が渋滞しててひたすらにシュール。

山形に帰るバスに今乗っています。
後輩のInstagramで今までありがとう汽船!みたいな投稿を見て、やっとあ、なくなるんや。と思ってバスでぼろぼろ泣いている。

きっと、これからたくさんのことが変わるし、色んなものが無くなっていく。

それでも、10年後に20年後にみんなに「橋がかかってから大島が良くなったよね」って言って貰えるようにするのが、わたしの夢で仕事で、果たすべき義務です。
そのために迷いに迷って大学を決めたし、パパとママにも無理してもらって大学に通います。

やっと覚悟が決まった感覚で、腹くくって明日から学校頑張ります。

観光客がかっぱえびせんあげなくなったら、カモメって飢え死にしたりしないのかな?
2019年4月5日 [2019年04月07日(Sun)]

毎年、この4月5日の一日をブログに記録してたり、してなかったり。
唐桑半島に来て、丸8年が経ちました。

朝、息子を保育園に連れてって、
日中は打ち合わせが何本か入ったり、まるゼミのスポンサー企業にレポートを持ってったり。いつもの一日。
夜は久々にホームに行き「からくわ丸 筋トレ部(仮)」に初参戦。

さて、この一週間は新年度を迎えた一週間。その一週間も振り返ります。
お隣の畑が大々的に肥料をまき、我が家まで肥料臭いことに気づき、春を感じるこの一週間です。





3月31日
東京から妻と長男と長女をアクアに乗せて帰って来た。珍しく、ちょうどじーじから連絡があったので、そのまま馬場家に寄る。
3週間の帰省が終わり、私の3週間の一人暮らしも無事終了。

「掃除機あててないと誇りだらけになるねぇ」と言いながら、やっぱり我が家はいいねぇと上機嫌な妻に安心しました。





4月1日
「ねぇ、ニュースにかえていい?」
「トーマスの方がおもしろいんだよ!ね。」
息子にリビングのテレビは取られたので、キッチンの小テレビでその時を待つ。

「新しい元号はれいわであります」

ねいわ?あ、れいわ。

…。れいわ?

数秒ぽかんと止まった妻と私。そのあと、一瞬ぞくっと鳥肌が立ちそうになるのをこらえた自分がいた。
新しい時代か、と。(その心境については前記事(リンク)参照)

午後は、航也と峻くんと第1回ディレクターズ会議。ちょっと遅いけど新年度のあれこれを決めていく。





4月2日
まるオフィス、新年度の全体会議。恒例、代表の所信表明。
2019年度のスローガン発表。

19年度スローガン.jpg


どうぞ、それぞれ自由にやっちゃってください。





4月3日
高校生とミーティング。





4月4日
峻くんと新規事業についてミーティング(いよいよ営利事業)。
年間の売り上げを妄想して、わくわく。
夜、新しいMacbook Proをゲット。





4月5日
既述





4月6日
一日完全オフ。(イ○ンで)プラレールを増強して、遊ぶ。超回復。





4月7日
スクエアシップの引越し。ついに、内湾の新施設に移ります。
午後3時。内湾の施設の目の前に停まっていたフェリーがじゃんじゃかじゃんじゃか音楽を鳴らす。
みんな作業の手を止める。
大島架橋「鶴亀大橋」の開通の時間だ。

内湾から対岸の浪板方面を望む。トミカみたいに小さくなった車が進む進む。高台の新道路を大島方面へ進む。
島内は渋滞だったとか。

半世紀にわたる悲願。
また、気仙沼の歴史が変わった。


めまぐるしく変化を続ける。