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続・カセツの話 [2014年12月29日(Mon)]

つづき(前編:https://blog.canpan.info/entoki/archive/187

唐桑にある仮設住宅の談話室に向かった訳は、クリスマスパーティー。
お世話になっている会長さんから招待されたのだ。

20人くらいはいるだろうか。かなり盛況の様子。
からくわ丸の大学生・元大学生は、サンタとトナカイの格好で登場する。
久々のえま・いつこコンビだ。加えて、私たち夫婦も強制的にサンタに。
わいわい。拍手拍手。
ばあちゃんは座椅子に座り、身を乗り出し大声で笑う。おばちゃんたちがなめこ汁を振る舞ってくれる。
おじいちゃん、お父さんたちは既に顔が赤い。

歩き始めたばかりの赤ん坊が入ってくる。
歓声があがる。「ほれほれ、ばあばだよ!こっちさだいん〜」ばあちゃんたちが水を得たように手を叩く。
血がつながってなくとも、このカセツのみんなの孫。
本日の主役です。

歌に合わせて踊り出すおっちゃん。
「彼は宴会部長なんだ」と会長が笑う。
その隣の漁師さんは演歌「兄弟船」を披露。「おめぇそんなに歌っコ、うめかったのか!」と隠れた才能に周りが驚く。
また、ハーモニカを吹くおじいちゃんがいる。「聖しこの夜」を独奏してくれる。これまた拍手喝采。
みんな芸達者。

私の隣に座っていたのは仙台の大学から来ていた先生。思わず彼女がため息をつく。
「なぁんか、大っきな家族みたいですね」

8時になると、会長が音頭をとる。
「はいはいここで、中締めしたいと思います。最後に『蛍の光』を演奏してもらいましょう」
するとパチっと電気が消されハーモニカじいさんがまた奏で始める。

合唱が始まる。


いつしかとしの すぎのとを
あけてぞけさは わかれゆく

写真 (33).JPG

カセツに3年半。
進まない復興事業に対する不満と同時に、一種の愛着が湧くには十分すぎる時間だ。

いつしか
「あぁ、あんときはいがったなぁ」
と皆が嘆かないよう、これからが勝負所であることを書き留めておく。