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カセツの話 [2014年12月27日(Sat)]

「やっぱ気仙沼はまだまだカセツ埋まってるね」
とある国営放送の宮古(岩手県)担当に大学の同期がいる。彼が久々に唐桑を訪れた。
「宮古のカセツは場所によっては半分くらい抜けたところもある。
住民は寂しがってるよ。お茶っこする相手が減っていくって」

仮設住宅を出て自宅を自力再建する人、もしくは公営住宅の完成とともにそちらに移る人。
まちによっては、仮設住宅生活を終える方が続々と出てきた。
しかし、気仙沼は公営住宅がなかなか建たないため、まだまだ仮設生活は長引く。

震災から4年弱、自力再建できる人が減ってきた。
そもそも高齢化、後継者不足で「今さら家を建てても…」という年配の方の声も聞く。結果、公営住宅希望が増える。

ちなみに、災害公営住宅の計画戸数は、宮古市で約800戸。
他の岩手県の主な被災市町−山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市は、軒並み1,000戸前後の計画である。
それに対し、気仙沼市2,200戸。仙台市3,200戸。石巻市4,000戸。(三陸新報H26.2)
被災3県合わせてトップ3の計画戸数だ。
さらに、石巻、仙台と比べると平地の少ない気仙沼は山を切り崩すところから始める団地が多い。
「気仙沼は遅い遅い」というが、行政や建設会社が頑張ってない訳じゃない。
条件が悪い。

ドデカい公営住宅アパートがそびえる陸前高田市。
ある職員さんは言う。
「公営住宅に入ったら、人と会わなくなる。
今までは仮設住宅で壁も薄かった(ハード的にも心理的にも)。
それが今じゃ(アパートの)立派で重い戸を開けなきゃ外に出られないでしょ。

『あーカセツの方がいがったなぁ』って言う人もいるんだよなァ」

仮設住宅を出て、次に行く先は終の棲家。
神戸(阪神・淡路大震災)では災害住宅での孤独死が社会問題となった。
「仮設住宅からの退去=コミュニティ崩壊」に、なっちゃいけない。

福祉関係・地域づくり関係者は一丸となって、コミュニティづくり支援を始めている。

---

同期の彼と別れて、その日は珍しく唐桑の仮設住宅の談話室を訪れた。

つづく

(後編:https://blog.canpan.info/entoki/archive/189