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8月6日オープン [2011年09月04日(Sun)]

8月6日、天気はアツイ。
7時に目覚める。どわ〜という声がおもわず心の中で発せられる。寝坊。

馬場家の裏に建ってあるFIWCの拠点(プレハブ)に向かう。
「みっぽ〜、もう7時なってもたで」
二人で坂をとぼとぼ、しかし急いで下る。

ローソン唐桑町店、8月6日午前7時オープン。

震災で津波を被ったローソン、しかも唐桑唯一のコンビニ、故にここら地域では絶対的な売り上げを誇るローソン唐桑町店が、改装を終え、遂にオープンしたのだった。
私はその最初の客になる予定だったが、あえなく失敗。



とりあえず歓声を上げ、無駄にあれこれ買い込んで、店頭でポップコーンまでもらって帰宅。
「おめでとうございます」というお客が多い。
これでもう24時間何でも買える。コンビニを求めて、気仙沼市街まで行くこともなくなった。
まぁATMが未だ入らないのは痛いが。
「復興が成ったようなもんだ」と、冗談を言いながらからあげくんレッドを朝飯に食う。

仲のいい唐桑の高校生2人がここでバイトすることとなった。
松圃の太鼓で仲良くなったお母さんもここで働いている。4月にガレキ撤去をしたお宅のお母さんもここで働く。知り合いだらけ。
お客も、なんだかんだ知り合いによく会う。

私も東京で1年間ローソンの夜勤をやっていたので、レジごしにバイト初心者の高校生を、にやにやしながらイジる。
「あー、コレあっためて。袋は別々でしょ?揚げお好み焼きはソースね」
あたふたする高校生。

逆に知り合いだらけも辛い。
月曜になると決まって週刊ジャンプと煙草を買いに行くのだが、レジごしに地元のお母さんに「今日もお疲れ様ね。最近忙しい?」と聞かれる。「そうっすねぇ」と返すのだが、マンガを嬉しそうに買うボランティアが言っても説得力はない。

夜は、このローソンが煌々と馬場の町を照らす。唐桑では信じられない灯り。真っ暗だった唐桑が一気にまた明るくなった気分だ。
思い起こせば、4月に来た時は廃墟だった。かろうじて残る青のタイルを見て、ローソンだと分かる。いつか、このローソンが再び開店する日が来るのだろうか。そんなことを思った。



---

この日もう一つ、画期的なオープンが。
唐桑ボランティア団の事務所ができた。8月9月限定なのだが、いつでも使えるスペースが、総合支所(役場)の裏にある漁村センターの2階に確保できた。
公民館の館長らが、役場に交渉してくれた。
ありがとうございます。

さらに役場の2階の会議室を、唐桑ボランティア団の定例会議で使えることとなった。
なんとホワイトボード付き。交渉してくれた進さんに感謝。
「年末まで毎週火曜の午後、とっておくね」
同時に、今まで全壊扱い家屋の2階でやってきた定例会は終了。

定例会に集まるボランティア団体の代表たちが、机とイスが並ぶ会議室を見て笑う。
「今まで車座になって畳に座っていたときの方が、戦国武将の会合みたいで好きだったな」

何かがゆっくり、でもしっかり変わっていく。
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