CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

« 2011年07月 | Main | 2011年09月»
検索
検索語句
<< 2011年08月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新記事
カテゴリアーカイブ
タグ
月別アーカイブ
リンク集
プロフィール

加藤拓馬さんの画像
最新コメント
https://blog.canpan.info/entoki/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/entoki/index2_0.xml
雑草よ [2011年08月28日(Sun)]

人が何千年もかけて知恵を絞り、造り上げてきたものが、この世にはたくさんあり、
その集大成が一つの町となる。
そこに人は住み、人らしさを自問自答しながら生きる。

それがある日突然、ぱっと消える。

町も人も。

ナウシカも、未来少年コナンも、そんな始まりだった気がする。

そこに何が残るのか。想像の世界だった。
が、今目の前にそれが広がる。

泣きたくなるような、笑いたくなるような、それは醜なのか、美なのか、死なのか、生なのか。

今、津波が去った町には雑草がびっしり生えている。
人が造った残骸の間を縫うように、雑草が生い茂る。
何を意味するのだろう。

皮肉にも見える。雑草が人をあざ笑うように背を競っている。
同時に、人を励ますように、生の強さを必死にアピールしているようにも見える。

海が澄んできた。
底にはまだ油がびっしり積もっている。ガレキも然り。
だが、その上を小魚の群れが踊るように泳ぐ。

人はどうするのだろう。

眩しすぎるくらい真っ青な野原がどこまでも続く。ここに町があった。人が死んだ。
雑草よ、この光景を前に何を想えというのか。