CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

«死ぬのを恐れて | Main | カキのお話し»
検索
検索語句
<< 2020年10月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
カテゴリアーカイブ
タグ
月別アーカイブ
リンク集
プロフィール

加藤拓馬さんの画像
最新コメント
https://blog.canpan.info/entoki/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/entoki/index2_0.xml
地盤沈下 [2011年08月20日(Sat)]

がたがたがたと車が揺れる。運転してても体が右へ左へ。
かさ上げした道は、舗装されることはなく今も土と砂利の道だ。

被災地の課題は、もちろんいろいろある。
が、今後一番深刻な問題になるのは、実は津波被害ではなく、大地震による地盤沈下だと考える。

数十センチ以上、町が沈んでいる。
町は一日に2回、満潮時に海に呑まれることとなる。そこに大潮の時期が重なると、さらに水位が上がる。
海岸沿いの道路は、海の中。曲がり角のガードレールが海に浮かんでいる。
なので土砂を積み上げ、その脇を石で固める。
雨風でだんだん土砂が削られると、また土を盛る。延々とその繰り返しだ。

鮪立(しびたち)地区は特に深刻だ。
干潮時と満潮時のビフォーアフターを見てみよう。

干潮時―


満潮時―


こちらは、かさ上げした道すら呑まれてしまっている。この先の家は孤立状態。車は錆びを覚悟しないといけない。

干潮時―


満潮時―


最近、更なるかさ上げが図られた。

続いて、陸前高田市。海岸近くの野球場が海に浮かんでいる。驚く。
陸前高田は、海岸線が大きく変わってしまった。松原は全て海に沈んだ。



---

問題は、ここから。
誰もが考えている家屋の再建だが、それが今できない。
行政が町全体のかさ上げを行うとのウワサは出ているが、それがどうもはっきりしないのだ。

山を切り崩し、町全体のかさ上げを行う場合、今個人が家をポツポツと建てられると計画が進まない。せっかく新築したのに、取り壊しになるのもアホらしい。
実際、陸前高田では家の再建に対し、市からストップが出た例が以前あった。

仮設にいようと、新築できる財をもつ人はもちろんいる。しかし、計画が見えてこないため、行動に移せない。かさ上げするのか、海岸沿いから離れて集団移転に乗り出すのか。

おもしろい案を耳にする。
「○○地区が集団移転のために山を切り崩す。その土砂を、△△地区のかさ上げに使う。両方にとって、得だ」

さて、どうなるのか。
いつ、再び我が家に落ち着けるのか。

いつまで、土砂の道に揺られるのだろうか。
コメントする
コメント