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死ぬのを恐れて [2011年08月18日(Thu)]

遠東記再開。

夏祭りを企画し始めて数か月。その祭りがどたばたと終わった。
一区切りがついた。

祭りのことをブログに書く前に、いろいろと書きたくて書けてなかったことを時系列に書いていくこととする。

---

活動はこれから変化を余儀なくされる。
FIWC唐桑キャンプも、唐桑ボランティア団も。
課題は山積しており、悩みも尽きない。それでも、ここまでやってきた。

今まで相手にしてきたのはガレキだった。でも、いつの間にか、相手は「ガレキ」ではなく「人の心」になっていた。単純ではない。正直、挫ける。それでも、ここまでやってきた。

だから、それをまず誇ることにした。
謙虚さを忘れずに、同時に誇りも忘れずに。その両立が大切。
そうじゃないと「人の心」なんて相手にできない。

親父によく言われた。
「人間、自信を失ったらダメになる。なんでも肥やしだと思え」

やればやるほど責任は増え、潰れそうになる。手の届かないところまで、手を伸ばそうとするのが自分のよくないところだ。
それが嫌になる。

---

毎日、車を出して唐桑を行ったり来たりするのだが、その日は「たまにはラジオもいいか」とラジオを聞いて一人、鮪立から宿へ向けて走っていた。
懐かしい曲が流れていた。“おもひでぽろぽろ”の曲だった。
ゆっくり流れる歌声、その歌詞に聞き入る。
そこではっとする。おもわず眼がぐっと見開く感じ。


―挫けるのを 恐れて
躍らない きみのこころ

醒めるのを 恐れて
チャンス逃す きみの夢

奪われるのが 嫌さに
与えない こころ

死ぬのを 恐れて
生きることができない―

(都はるみ「愛は花、君はその種子」より)


人間を描いていた。人間は矛盾だらけだ。今の自分だった。
よく生きたくて、なんとかしたくて、周りに流されるように生きることが耐えられなくて、生きることに嫌気がさしていた。
人に好かれたくて、愛されたくて、嫌われるのが怖くて、人が嫌いになっていた。
ボランティア然り、唐桑然り。

大沢のみきおサンは言う。
「寒いと皆集まって、身を寄せ合い火をおこす。でも、火が大きくなると皆逃げるんだ」

---

何かを怖れて何もしないのは、もう止めにした。
寒いなら、火をおこすまでだ。逃げられることを怖れて、火をおこさないのは馬鹿だ。
分かりきったような言い草で語り、何もしない大人たちがいる。そんなものには屈しない。


唐桑に来る前、いつだったか、原田燎太郎に言われた。
「たくまはサメだ。サメは止まると酸素が入ってこなくて死ぬんだ。止まると死ぬんだ」

まだまだ死ねない。そのために、止まらないことにした。

---

「ここらは、お盆が明けるともう秋だ」

地元の人はそう言う。
秋が来た。
遠東記は続く。
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