あけましておめでとう、乗ってく? [2021年01月06日(Wed)]
あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします 今朝は今年イチ、雪が積もってました。家の庭で10cm。 太平洋沿岸はもともとそんなに降らないので、唐桑に来て10年最高レベル。去年なんて降らなかったもんね。 今住んでる越路(こえじ)集落は早馬山(はやまさん)という小さい丘の中腹、しかも西側にあるので、冬の早朝は陽が入りません。 今日は幼稚園の始業式。「雪だし、オレ送ってくよ」と幼稚園と保育所への送迎を志願。 家の前の坂をひと通り雪かき。このときはまだ呑気に写真を撮ってますね。 いざ出陣。砂利の坂はなんとかクリアしたものの、公道まであと数メートル、まさか雪のないアスファルトの坂が登れない。つるんつるん。 黒いシエンタが白い煙だけ吐いて、グワングワン言ってる。こっちの言葉で「たっぺ」という。要は氷の膜。 「ねえ遅れちゃうよ」 「ねえ、遅れちゃうってば」 パパは今一生懸命がんばってるからね!! 「がんばれーー!」 後部座席から子ども2人の声援。バックと前進を繰り返すも最後の最後が登り切れない。むなしく断念。 立ち往生、FIX。 道路向かいの家、あっちゃんのおじいちゃんを発見。 「あけましておめでとう〜、あがれない〜」 なんだべ、どうしたべ、と駆けつけてくれる。さて。どうしたものか。 焦っても仕方ないので足をつるつるさせながら思案するふり。 そこへメシア(救世主)降臨。赤い四駆のスバルに乗ったお姉さま。私たちと同じ移住者夫婦&子育て仲間のともちゃん。 「あけましておめでとう〜」 「あけましておめでとう、乗ってく?」 「どんぐり(保育所)行くところ!?」 「いや、今送ってきたところ」 「うちは今からなのよ」 「じゃあ子ども乗せてく?」 「いや、ともちゃん仕事遅れちゃうし、いいよ」 「いいよー、困ったときはお互いさまだよ」 …。 ままーー!ともちゃんが乗せてくれるってぇぇーー(坂を降って家までダッシュ) 車を砂利道まで戻して、いったん放置、なぜか流れで夫婦でともちゃんカーに乗り込む。 幼稚園にも間に合い、保育所も経由して、再び越路まで送ってもらう。 ありがたやありがたや(拝む)。この御恩は忘れませぬ(拝む)。 雪化粧の鮪立(しびたち)湾はキレイねぇ、と言いながら助手席からもう呑気に写真を撮る私。 ともちゃんがかっちょよかったっす、という話と、 今年も、なんだかんだ立ち往生したとしても、なんだかんだうまくいきそうな気がした、という初投稿でした。 |