2019仕事おさめは高円寺 [2019年12月28日(Sat)]
「『プロ』になってください」
「これまでは『積算』で頑張ってきたんでしょうが、これからは『逆算力』が大切になります」 「まずは全国区の人脈を」 2019のキーのひとつ、 NHK小山さんからのメッセージ。(私は勝手に「コヤマLINE」と呼んでいる) 取材する側される側というより、メンターに近い。 その後、ローカルベンチャーラボを通して、12月デモデイにて「教育のプロになります」宣言。 さぁ。 はて、教育で全国区の人か。 あの人だろうなぁと思っていたら、年末。 「師走の忙しいときだろうけど、勉強会やるんで来ませんか?」 と、その方からメッセージが。びっくり。 というワケで、NPOカタリバの久美さんのお誘いで、本日仕事おさめは東京日帰り出張となった。 ---------------------- 12月28日、 経産省の浅野大介氏の勉強会。高円寺のカタリバのオフィスにて。 前半は、参加者でグループになって、わいわい今年の振り返り。 ほとんど初めましての方、ときどきお久しぶりのカタリバの方。 後半は、浅野さんのトーク。 タイトルは「『アントレする行政』(闘う行政)は可能か」 「結論、クビにならない我々はリスクがとれる、つまりアントレしなきゃいけない」 「そのためには越境しなきゃいけない」 「『政策』とは『社会運動』なんです。世論形成で支持を増やせるか、が大事」 「政策起業家(Policy Entrepreneur)」という言葉を今年知って、なんとなく気になっていたが、こういうことかぁと。 具体的には… なんで経産省が教育のことやるの?と驚いた「未来の教室」、 そして先日このブログでもアップした「1人1台PC」(記事リンク)の施策の裏側を語ってくれた。 ● 学びのSTEAM化 「避難者200人が雑魚寝する体育館の『課題の本質』は?」 災害の現場はまさにSTEAMの要素が詰まっている、と言う。 MaaS然り、スマート農業然り。 すでにこういうテーマと探究学習を組み合わす高校は出てきているらしいが、社会問題やSDGsで謳われているようなことがまだまだ教育に落ちてない。 「『創る』ために『知る』学びへの転換を」 かつて唐桑中の阿部教頭が言ってた「生きた学び」という言葉を思い出す。 ● 学びの個別最適化 これは何と言っても「EdTech」。 Education×Technologyの造語。 会場にもEdTechのベンチャーが何社がいらっしゃってて。わくわくするなぁ。 とにかくモデル校をつくっていく。 文科省のGIGAスクール事業と協働していく。 1人1台PCもそうだけど、 これらは手段に過ぎないでしょう?肝心の教員はそれを使いこなせるの?という意見は実際私の周りでもあるが、 施策をつくってきたご本人もそんなこと重々承知で。 生徒たちが「自分で学ぶ環境を得る」。 先生たちも「(質を高めつつ)ラクできるぞ!と気づく」。 すると先生から先生に拡散しはじめる。 そんな「Point of No Return」を粛々と目指している。 まさに「社会運動」。 ローカルからできることは何か。 気仙沼からできることは何か。 在京のみなさんは参加費1,000円だったけど、 私は交通費込みで30,000円。 その分貪欲に学べました。つながれました〜 2020年、いいスタートを切れそうです。 浅野さんや久美さんは言わずもがな、いろんな方に感謝しながら、 ビールを我慢して、帰ってきましたとさ。 |