かあちゃんへ(シリーズ「春よ来い」A) [2014年07月27日(Sun)]
昨年度末のことを記録するシリーズ「春よ来い」。
忘れちゃいけないことを書いて記録しておく。 3月11日。あの日から早3年が経った。 今年も馬場の浜でその時を迎えた。独りで馬場の浜の小さな祠の前で眼を閉じる。 黙祷の音が浜にも響き渡る。 3月16日。東京にいた。 からくわ丸の企画があった。今や東京と広島に学生支部がある当団体だが、唐桑の地元の若者メンバーと両学生団体の幹部が東京で一堂に会すという企画。代々木のオリセンでワークショップやなんやらして、そのまま最寄りの駅前で飲み会。 飲み会中。珍しい人からメールが来ていることに気づく。 それを見て、私は不意に涙が止まらなくなった。 なんせ止まらない。嗚咽。 母からだった。 「おかんは、泣きましたよ。いやーホント。お知らせまで。」 とのこと。画像が添付してある。 かあちゃんへ いつもありがとう 早くも三年が経ちました。 タクマ隊長と会いタクマの 芯の強さをあらためて感じ ております。 この気仙沼唐桑が元気に なるまで頑張ってほしいですね。 これからも見守って下さいね。 平成二十六年三月十四日 一丸 震災から3年。 地元の漁師さんからお礼のメッセージ入りのクッキーが急に実家に届いたそうだ。 泣いた。 3年間心配をかけながらも最終的には応援をしてくれた母を、泣かせてくれたことが嬉しかった。 そして、あれから3年、3年やったぞ、歯を食いしばって俺はやったぞ、という決して人には言葉にできない言葉が脳みそを走った。 粋なサプライズにすっかりやられてしまった。感謝。 こんな形でひとつ孝行。 --- このちょうど3ヶ月後の6月14日、気仙沼に両親を招いて気仙沼での結婚パーティーをからくわ丸主催で開く。 たくさんの地元の方に来ていただき、両家の両親にもおおいに感動してもらった。 親はいつまで経っても、私がどこで何をしようと親だ。 |