2013年4月5日2周年〜新年度ご挨拶〜 [2013年04月05日(Fri)]
2011年4月5日。
ガレキをよけながら、真っ暗な唐桑に入った。 あの日、初めて見た唐桑の星空が忘れられない。停電という悲劇が生んだ奇跡の星空。 2012年4月5日。 朝から、拠点のプレハブでKECKARAの会計の整理をしていた。 2013年4月5日。 朝、市役所に出勤して、昼、気仙沼NPO/NGO連絡会に出席。 気仙沼・唐桑に住み始めて、まるまる2年が経った。 ちょうど1年前のブログにこう書いている。 「先が読める人生もいいが、1年先すら読めない人生も悪くない。 まぁまだ若いからね、と自分で言い聞かす。」 しかし、まさかその1年後に市役所にいるとは… 読めないにもほどがある。 --- まちづくり団体「からくわ丸-Karakuwa Designers League」の代表は3月31日に降りました。 4月1日より、地元唐桑の若者が新代表に就きました。 そして、12名の地元若者メンバーを中心に再スタートを切ります。 からくわ丸は地元団体になります。 私と新たな駐在スタッフ岡崎の2人は事務方のサポートにまわることになりました。 からくわ丸を応援してくださっている方々、引き続き幣団体をよろしくお願いします。 そして… この4月1日より、小生は晴れて気仙沼にてお勤めすることと相成りました。 気仙沼市役所 震災復興・企画部地域づくり推進課 地域支援員 担い手育成支援事業担当 (嘱託職員) ということです。 …要するに、まちづくりを今後担っていくのは地域の若手であり、その若手とともに復興そしてまちづくりを考えていこうじゃありませんか!という今の私にはうってつけの業務です。 新生からくわ丸のサポートはじめ、これからは気仙沼全市に目を向け、活動に邁進する所存です。 市役所の慎太郎さんという方との出逢いがそうさせてくれました。 馬場さんはじめ唐桑・気仙沼の地元の方々、そして気仙沼で出会った支援者の方々、応援してくれる方々、全ての出会いがつながります。 「貴方は人運に恵まれていますね」とよく言っていただけます。 しかし私は、「よき出逢い」とは足でかせぐものだと思っています。降って湧いたような「出逢い」などありません。 これからも飽くことなく、出逢いに貪欲でありたいと思います。 今まで「就職もしないで…」と心配してくださった地元の方々、ありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。 --- ちょうど1年前のブログにこう書いている。 「私は1年後、どこで何をしているのでしょうか。 今はなんとなく見えます。きっと、ここらへんで相変わらず唐桑の人と呑んでいるのでしょう。」 予報は当たった。今日も拠点のプレハブで唐桑の若者とくだらない話をしながら呑んでいる。 そして1年後もきっと。 (参照記事:「1年経って」https://blog.canpan.info/entoki/archive/114) |