今日は小春日和・・・[2012年10月27日(Sat)]
昨日は当事業所のスタッフ会議があり
15名が参加しました。
議題の中に、この10月から施行された障害者虐待防止法についての研修報告もありました。このことについては、今までにも何度か研修を行ってまいりましたが、体罰とか差別行為など、明らかに虐待に当たる行為は言語道断ですが、事業所としてのチェック項目の中に「通所者を呼び捨てやあだ名、子どものような呼称で呼んだことがあるか?」とか、「通所者の訴えに対して無視や拒否をするような行為をしたことがあるか?」など、えっ?、これも虐待なの???、というような項目もあり、支援スタッフの顔に困惑の色が・・・。
もちろん時と場合によるので、あくまでもケースバイケースだと思いますが、ひとくちに虐待と言っても、いろいろな種類のものがあるようです。
最近、危機管理に関するマニュアルを再度作り直したり、実際の対応に追われたり・・・と、シビアな状況が続いていたので、動揺するのは無理もありません。まあ、何も感じないようなスタッフよりはずっといいのですが、「これじゃ、へたに活動も何もできないなー」とか、「むしろ何もしない方がいいかも!」などという声があったのも事実です。
支援員も人間です。誰しも責任を追及されるようなことはしたくありませんから・・・。まだ施行後間もないので、しばらくは振り幅が大きいと思われます。時間はかかるかもしれませんが、1つ1つの事例についてみんなでよく話し合うという工程を重ねることが必要かと思われます。要は支援の質を高めるのが目的です。
今まで、あまりに酷い虐待の事実があっても、被害を受けた側がうまくことばで訴えられなかったり、訴える手段がなかったりして、なかなか発覚しなかったという長くて辛い歴史を経て、やっと成立した虐待防止法です。密かに心配しているのは、「この法律のせいでかえってやりにくくなった」という風潮が事業所側の底辺に広がらないように・・・、ということでしょうか!。
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今日、土曜日は日中は小春日和の穏やかな日でした。木漏れ陽の中を俊と直の2人を連れてウオーキングです。本当に気持ちが良かったです。
ジュウガツ桜が咲いていました。
本当に10月に咲くんですね〜。
俊はヒメリンゴを見つけて嬉しそうです。
直はいつものように、カメラ目線で嬉しそうです。
相変わらず、週に1回くらいはストライキを起こして、わたぼうしの送迎車に乗らない日があります。お願いだから来週はちゃんと乗ってよね!。
いつもコメントありがとうございます。
そうですね〜、難しいですね!。法律が整備されてきたことは良いことだと思いますが、反面、規制されることも多く、窮屈になるのは否めません。
元々のコンセプトが、近所のおじちゃん、おばちゃん感覚で、地域の中で当たり前に支援しよう!。ということでしたが、思いとは裏腹にだんだん面倒になってきたぞ〜。というのが正直な感想です。法律の根本はそんな意味ではないのに、それから派生したチェック項目などにより、明らかに支援員は萎縮しています。
今の学校の様子を見てもそうですが、保護者の目を気にして思い切ったことが出来にくい状況になっているように思います。一昔前の、ある意味テキトーで、何でもありの、おおらかな時代が懐かしくもあります。
とはいえ、その頃には戻れないので、現実の中でやっていくしかありませんね。長々とすみません。11月にもこちらにいらっしゃるようですね!。岩手は寒いのでいっぱい着込んで、気をつけていらして下さい。