今年も「わらび学園」へ[2012年07月26日(Thu)]
7月25日(水) 今年も昨年に引き続き、たんぽぽクラブとして大槌の「わらび学園」に行って来ました。朝から曇り空が広がるぱっとしないお天気・・・。予報では曇りのち雨ということでした。
無事釜石に到着し、山崎先生と合流しました。釜石市内はやっと全ての信号機が復旧していました。建物もだいぶ立派になっていましたが、その陰で、未だに津波の爪痕を残したままの家もありました。また、場所によっては多くの瓦礫が残されたままで、震災から一年以上経ち、かなり背の高い雑草が生えているところもありました。
山崎先生が案内してくれたのは鵜住居にあるプレハブの復興食堂です。地元で民宿を経営していたという前川さんのお店「松の根亭」です。旦那様が漁師さんで、その日の朝に上がった新鮮な魚を調理して出してくれます。野菜もたっぷりのヘルシーなランチで、これで700円は嬉しいです。
わらび学園に着いたのは1時半過ぎでした。去年は、震災後のまだ落ち着かない時期で、かき氷だけしかできませんでしたが、今年はたんぽぽのスタッフ3名+政嘉くんの計4名で、かき氷とポップコーンを利用者のみなさんに提供してまいりました。
かき氷はイチゴ、メロン、レモン、ハワイアンブルー、グレープの5種類のシロップを用意しましたが、一番人気は、定番のイチゴ味+練乳かけでした。
たいしたことはできませんが、自分に出来ることをやれば良いと思っています。山崎先生によると、被災地では、生存に関わるような第一段階の支援の時期は終わり、復興に向けた第二段階に来ているということです。一方的に支援するだけでは続かないので、支援する方もある程度お楽しみを織り交ぜながら気長に関わっていくことが必要だと言っていました。
わらび学園では4月から新しくパン工房を始めました。今はまだ試行錯誤の段階のようですが、早く軌道に乗って、地域に定着することを願っています。あ、焼きたてのパンのお土産もしっかりいただきましたよ!。ごちそうさまで〜す。
天気予報がはずれたのか(?)、帰り道、どんどんお天気が良くなってきたようです。往復の運転はさすがに疲れましたが、私も楽しませていただきました。ありがとうございました。
余談ですが、わらび学園からいただいたお土産のパンですが、私もその中から1つ(2個入りのゴマクリームパンみたいな)、ぜひ味見したいと思い、もらって帰ったのですが・・・、(きっと、私が車に積んだのを見ていたんでしょうね!)いつの間にか、車の中で俊と直の2人がムシャムシャとパンにかぶりついていました。あ〜ん、食べ損ねちゃった(泣)。