ボランティア活動について[2011年04月27日(Wed)]
今日は変に生暖かいような?どんよりとしたお天気でしたが、この暖かさのせいか、朝はまだ蕾だった桜の花が、夕方には一気に咲き始めたようです。この分だとゴールデンウィークには満開の桜が楽しめそうです。
この連休は、釜石で被災した親戚を花巻の温泉にご招待する予定になっています。そして、先日亡くなった従兄弟の納骨をするために、花泉に行く予定も入っています。釜石ではまだガスが復旧していなくて、伯父は週に1回だけ共同浴場のようなところに入りに行っているということでした。
沿岸の被災地でのしょうがいのある方々については、まだまだ被災の実態は掴めていないようです。釜石で復興活動をしている山崎先生のお話では、いったん、避難所に避難していたしょうがいのある方々も、今はほとんど、被害が少なかった施設に入っているのではないかということでした。
施設によっては、職員も利用者も津波で流されて、未だに行方不明のままの方々もいらっしゃるようですが、通所系の施設では5月の連休明けの再開を目指し、現在、懸命に態勢の立て直しをしているそうです。それまではその利用者と家族は自宅で待機しているようです。それはそれですごーく大変なことだと想像できますが・・・。
地域の相談支援専門員さんに聞いても、在宅の方々の実態は完全には掴めていなくて、住所を頼りに地道に家庭訪問しているところのようです。ただ、家が流されたところではどこに避難しているかわからない場合や家は無事でも、周りの景色がすっかり変わってしまい、地図を頼りに捜すのも一苦労のようです。
今のところ、地域に馴染みの無い方がすぐにボランティアとして活動出来るものとしては、瓦礫の後片付けくらいだということです。山崎先生に聞いてみたところ、現地での瓦礫撤去の作業については、まだまだ、まだまだ、お手伝いが必要だということでした。
県外ボランティアの場合、岩手県社会福祉協議会のボランティアセンターが受付窓口になりますが、今回の震災では関西のボランティアの方々がかなり入って活動しているようです。かつて、阪神淡路大震災を経験したからこそ、他人事とは思えないという意識で応募したという方が多いという話を聞きました。東北に住んでいる我々が当時、他人事ではないと、同じように感じたかどうかは疑問で、今さらながら、自分自身が恥ずかしくもあります。
北海道の養護学校の先生方から、この大型連休を利用して被災地でボランティア活動をしたいという希望がありました。貴重な連休を犠牲にして、わざわざ北海道からボランティア活動をするためにいらして下さるなんて、本当にありがたい話です。このブログが縁で、メールで連絡をいただきましたが、釜石の山崎先生に相談したところ、寝泊まりする場所や食事の確保などいろいろと手配して下さいました。本当にありがとうございました。
岩手県は広いので、内陸の花巻から沿岸の釜石に行くだけでも、車で2時間近くかかってしまいます。当然ですが、被災地では基本的に寝泊まりできるような宿はありません。営業しているスーパーも限られています。トイレの問題もあります。興味本位で被災地に向かう人たちがいるとしたら、最低限のルールとして、被災地の迷惑にならないように気を付けていただきたいと願っています。