拠点会議[2019年09月04日(Wed)]
9月4日(水)
今日は、令和元年度第3回地域生活支援拠点等検討会議が行われ、
メンバー9名と花巻市関係者4名が出席しました。
協議内容は、
1、緊急時対応について、
⓵予算要求概要について、
A緊急時支援の登録手順について、
⓷緊急時受け入れ後の対応について、
実際の登録手順についてはまだ具体的な
ことは示されていませんが、
対象は花巻市在住で、登録要件に該当
する場合となります。
@、障がい者と介護者のみが居住(世帯分離含む)しているものまたは、障がい者と居住している者が全て65歳以上のもの
A、障がい者等が障害に起因して生じた症状により介護者の介護を受けることが困難となるおそれのあるもの。
B、基幹相談支援センター及び関係機関が協議し、緊急支援の登録が必要と認めるもの
以上の3つが登録要件になります。
緊急時支援の登録方法については、
@、緊急時支援登録者は、緊急時に備え、短期入所の支給決定を受けるものとする。
A、緊急時支援登録者の管理は基幹相談支援センターが行い、緊急時支援登録台帳にて管理する。
B、Aの登録台帳はサービス等利用計画と併せて、指定特定相談支援事業所が作成し、基幹相談支援センターに提出するものとする。なお、計画作成(更新等)及びモニタリング時に台帳の内容を再確認し、変更がある場合には修正の上、基幹相談支援センターに再提出するものとする。
以上のようになっておりますが、
この制度をどのように周知させるかについては、まだまだ検討が必要です。
登録の必要がある家庭には、
利用施設や相談支援専門員さんから
丁寧にお話していただくのがベストかもしれません。
緊急時の受け入れに関しては、3箇所の入所施設の輪番制で行うことになりました。
その為の予算要求なども概ね決まったようです。
緊急時だけでなく、緊急時のその後についても、
引き続きの支援が必要になることも予想されます。
そのことについても検討が必要です。
また、登録者には希望があれば
緊急時通報システムの導入も検討しているようです。
これは、実際に市内の高齢家庭や、
障がい者のみで生活している方々が利用されているようです。
実際に花巻市内では80世帯くらいが
利用されているそうですが、
今回の拠点整備に関しては、
コールセンターにするか、某警備保障会社の緊急通報システムにするか?
まだ検討中のようで、はっきりとは決まっておりません。
次の協議事項は、
2、体験の場(グループホーム)の提供についてでした。
岩手県内の市町村の中で、具体的な形で拠点整備の検討がなされたところは少ないようです。
そんな中で、一歩一歩、確実に検討会議を開催してきた花巻市では、
かなり具体的に形になろうとしています。
当事者団体としては、本当にありがたい事だと思っています。
8月22日には、手をつなぐ育成会主催の拠点整備に関する勉強会を開催させていただきましたが、
担当者からわかりやすく説明していただき、
本当に勉強になりました(^^)
意識の高い保護者が集まったので、
結果的にグループホームの体験利用のニーズが高いという、意見が出されましたが、
実際にどの程度の利用が見込まれるのか?
その件に関しては個人差が大きいので、
引き続き検討事項となりました。
体験したグループホームにそのまま入れるのであれば、体験希望者もいるかもしれないが、
ただ単に、体験するだけでは
実際に利用する人は少ないのではないかという相談員さんからの意見もありました。
何れにしても、良い形で、議会への予算要求がなされるようです。
実際にはどの程度認められるかわかりませんが、
ここまでかたちになり感謝しています。
ありがとうございます