育成会全国大会IN福島[2010年10月31日(Sun)]
10月30日(土)、今日は早起きをして手をつなぐ育成会全国大会に参加するため、家族4人で車で福島へ向かいました。朝からどんよりした空模様で、台風も近づいているようです。福島県に入ったあたりでとうとう雨が降ってきました。
朝、出発してから3時間ちょっとで郡山に着きました。途中休憩も挟みましたので、ノンストップだとは3時間はかからないと思います。1日目の会場は「ビッグパレットふくしま」という大きな多目的ホールでした。我が家が参加したのは第2分科会で、活動・働く(就労支援と生活支援)というテーマに沿って、午前中は社会福祉法人シンフォニー理事長の村上 和子 氏(手をつなぐ編集委員長でもあります。)の講演がありました。大分市内でしょうがいのある方々が生き生きと働いているという、先駆的な実践例を紹介していただきました。
第2分科会の参加者は300人くらいでしょうか?。若い方々の参加が少ないように感じました。机と椅子が用意されていましたが、広い会場で最初すご〜く寒かったです。今回の全国大会には全国的にも有名なそうそうたるメンバーが集まっているので、他の分科会の様子も覗いてみたのですが、分科会によっては狭くて机がなく椅子のみの会場もあり、我が家にとっては第2でラッキーだったような気がします。
午後は3人の提言者の方々をお迎えしてシンポジウムが行われました。写真向かって左から、コーディネーターの又村 あおい 氏、午前中にご講演いただいた村上 和子 氏。間を置いて、福島県手をつなぐ育成会連合会副会長 杉山 和巳 氏、秋田県(福)能代ふくし会ねむの木苑施設長 松山 恵子 氏、広島県小規模事業所連絡協議会会長 三上 正浩 氏の3人からそれぞれご提言いただきました。
三上氏からは、広島県での活動の紹介と保護者が立ち上げた小規模作業所が自立支援法以降、親の願いとのギャップが出てきており、施設側もゆとりがなくなっているのではないかという懸念が出されました。松山氏からは通所の更生施設でありながら、就労に向けた取り組みを実践しているというお話を聞くことができました。また、地元福島の杉山氏からは優樹福祉会として事業展開している様々な活動について紹介していただきました。就労についてはまだまだ社会全体としての意識が低く、さらに地域間での格差が大きいという課題が出されました。
3人ともすばらしい提言をされていましたが、それ以上にすばらしかったのが又村氏のコーディネーターでした。相変わらず頭脳明晰で「歩くウィキペディア」のようでした。きっと、頭の中にはあらゆる福祉制度について百科事典のように正確に入っているのだと思います。しかも彼のすごいところは、その難しい制度について一般人にもわかりやすく翻訳して(?)教えてくれるところです。私なんて、一度読んだだけでは意味がよくわからないということが多々あります。難しいことを難しく?説明する人はたくさんいますが、難しいことをわかりやすく伝えるというのは本当に難しいことです。
昨年12月にたんぽぽクラブ主催の講演会にいらしていただけたことが、今思うと本当にラッキーだったと感謝しています。現在議論されている障がい者総合福祉法(仮称)の今後の見通しについてもわかりやすく説明して下さりたいへん勉強になりました。
4時過ぎには1日目の分科会が終わりました。俊と直も一日おりこうさんにして座っていましたよ〜。外は完全に雨模様で、傘をさしてもすっかり濡れてしまいました。それに寒〜い。いったん宿泊先の「東横イン郡山」にチェックインしてから雨降りのまちへ・・・。郡山市は人口が30万人以上あって、花巻市よりずっと大きなまちでした。(当たり前か!)
ここはネットで見つけた、郷土料理を出してくれる「正月荘」さんです。福島は馬肉や鯉料理が有名です。食べきれないほどの美味しい料理を堪能して、うれしそうな我が家のメタボ3兄弟です(笑)。
ところが、その日の夕方に夫の釜石の伯母が亡くなったという知らせが入りました。でも、飲んでしまったし、今からでは戻れません。2日目の全体会には参加しないで、朝一で釜石に向かいました。5時間くらいかかって到着し家族で顔出しをしました。世の中、いつ何が起こるかわからない・・・。
お忙しい中コメントをいただきましてありがとうございました。あの程度で喜んでいただけるのでしたらお安いご用です。
コーディネーター、本当に良かったですよ!。第2分科会に参加した方々はラッキーだったと思います。
今週末は青森ですか!、相変わらずお忙しそうですね〜。再来年また花巻にお呼びしたいと思っていますので、それまでぶっ倒れないように元気でいて下さいね(笑)
その時は花巻の秘湯をご紹介いたします。私のようなおチビは溺れそうなくらい深い岩風呂もありますのでご期待下さい。