<被災地瓦礫広域処理問題>4/13 池田こみちさん講演会 in 米子 [2012年03月25日(Sun)]
環境総合研究所の池田こみちさん講演会 in 米子のお知らせ。
4月13日(金) 18時〜20時 ふれあいの里 大ホール 鳥取県米子市錦町1丁目139−3 пF0859-23-5491 富士見町(境線)から徒歩約6分 参加費無料 資料代 500円 イラストは、こみちれみこさんのたのしい草花ずかんから。 安全めぐり曲折か 米子市長・震災がれき受け入れ 日本海新聞 2012年03月23日 東日本大震災で発生したがれきについて、新年度から受け入れる意向を表明した野坂康夫米子市長。宮城、岩手両県のがれきであっても、放射性物質の影響を心配する声は根強く、市長や議会に受け入れないよう求める動きが出始めた。課題も山積しており、実現には曲折が予想される。 野坂市長は、可燃ごみ処理施設・市クリーンセンター(同市河崎)で、4年間かけて計6万トンのがれきを焼却したい考え。安全の確保▽国が焼却後の灰の最終処分先を確保−を条件としている。 だが、がれきの種類や運搬方法、処理費の負担などについて、市の担当者は「決まっていない」「国や県と協議する」と困惑気味。見通しは立っていない。 市は今後、放射性物質の線量計を調達するほか、試験焼却を経てがれきの受け入れを決めた静岡県島田市を28日にも視察する。将来的には被災地のがれき処理状況も確認したい考えだ。 また、23日には環境省の職員を市議会全員協議会に招き、がれき処理に関する国の考え方について説明を受ける。 ■勇み足 野坂市長は表明後、地元説明会を開いて理解を求めたが、加茂、河崎、夜見3地区でつくる市クリーンセンター対策委員会の梅林浩史会長(80)は「詳細が分からないと是非を検討しようがない。勇み足だ」と戸惑う。 一方、市民団体・山陰放射能汚染を考える会は、受け入れ反対の陳情書を市長と市議会に提出することを決め、署名も集める予定。雨宮美菜子会長(34)は「専門家の意見が割れる中、安全とは言い切れない」と訴える。 専門知識を備えていない市職員が安全性を説明するのも困難だ。 受け入れの実現は放射性物質の安全基準が鍵を握る。 環境省によると、埋め立て可能な焼却灰の放射性セシウム濃度は1キロ当たり8千ベクレル以下。焼却前のがれきが1キロ当たり240ベクレル以下の場合、焼却灰は8千ベクレルを超えないという。同省廃棄物対策課は「健康に影響はない」と説明している。 これに対し、関西広域連合は大阪府の独自基準(焼却灰の基準値は1キロ当たり2千ベクレル以下など)にそろえる方向で確認しており、米子市も国より厳しい基準を設定できないか検討している。 ■国有林も難航必至 野坂市長の表明は、野田佳彦首相が焼却灰の埋め立てに国有林を活用する方針を示したことが背景にあった。 しかし、林野庁によると、国有林は水源地や埋め立てに困難な傾斜地が多く、住民の同意も得なければならない。同庁国有林野管理室は「簡単ではないし、検討はまだ。具体的な活用には時間がかかる」と話している。 クリーンセンターの設備にも課題が残る。市内の一般ごみとがれきを分別して焼却することが難しいため、市は混合の焼却灰を受け入れてもらうよう国に打診する意向だ。 市によると、国が混合の焼却灰をすべて引き受けなければ、残りを県西部広域行政管理組合の最終処分場(米子市淀江町)で処理する可能性があり、その場合、構成自治体や委託先の民間業者との調整に加え、淀江地区の住民の理解も必要になるという。 そもそも、不安の根底には、発言を翻すなどあいまいな説明を繰り返してきた政府や電力会社への不信感がある。梅林会長は言う。「政府が積極的に情報を公開し、地域と真摯(しんし)に向き合わなければ、前には進まない」 |
Posted by
えねみら・とっとり
at 21:07