「3・11と鳥取(3)原発 知ることが一歩」 [2012年03月17日(Sat)]
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3・11と鳥取(3)原発 知ることが一歩
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000001203150003 朝日新聞 2012年03月15日 ◆勉強会を始めた主婦 山中幸子さん 2月25日、鳥取市内で開かれた中国電力島根原発(松江市)について学ぶ講演会。会の最後、主催した市民グループ「えねみら・とっとり」の代表の山中幸子さん(51)がマイクを握り、訪れた70人に呼びかけた。「島根原発について知りたい、勉強したいと思い、この会を開きました。小さな一歩かもしれませんが、踏み出しました」 原発に詳しいわけでもなく、これまで市民活動をしたこともない。福島第一原発事故が起きるまで、鳥取市で暮らす一般的な主婦の1人だった。 ■ ■ 福島第一原発1号機が水素爆発した瞬間は、車を運転していた。ラジオが伝える事故の報道に「こんなことが起きてしまうなんて」とショックを受けた。 避難指示のエリアが次第に広がると、「チェルノブイリのような被害になるのでは」。テレビや新聞だけでなく、インターネットで海外ニュースも調べた。「福島がこれ以上ひどくならないように、と祈ることしかできなかった」 東京にいた学生時代、原発についての本を読み、「外国の原発が事故を起こしたらどうなるだろう」と心配をしたことはあった。「でも、日本は大丈夫と思っていた。知らない間に、安全神話を信じていた」。これまで何もしてこなかったことに罪悪感を覚え、自分に腹が立った。「このまま何も行動せず、もしまた事故が起きたとしたら、私は加害者だ」 ■ ■ しかし、何をしたらいいのか。原発について勉強がしたくても、県内では講演会などがあまりない。東京や埼玉まで原発や放射能をテーマにしたドキュメンタリー映画を見に行った。5月には神戸で脱原発デモにも参加してみた。「1人でジタバタしていた」 夏ごろ、米子市であった映画の上映会に参加したことをきっかけに、主催した脱原発の市民グループの講演会などに通うように。原発について学びたい、何か行動を起こしたいと、もがいている人たちと知り合った。 「私と同じように考えている人もいるんだ」。鳥取市に住む人たちで11月、市民グループをつくった。エネルギーの未来を考えたいと、グループ名を考えた。 メンバーの1人、森本富士子さん(68)は、鳥取市青谷町に中電の原発立地構想があった約30年前から、脱原発の活動を続ける。昨年9月、鳥取市内で原発の映画の上映会を開いたとき、参加者に子どもを抱えた母親が多いことに驚いた。 「これまでは、昔から運動を続けている60代、70代の人しか来なかった。福島の事故を機に、若い人たちが変わっていることを実感した」。山中さんの活動を知り仲間に加わった。 ■ ■ 山中さんは、もっと原発や市民活動に詳しい人が代表をしたほうがいいのでは、と悩むこともあった。それでも、「原発に疑問を持っているただの主婦、という立ち位置でいい」と思い始めている。 「私のような一般人が声を出していけば、現状が変わってくるかもしれない。同じことを繰り返してはいけないという思いは、みんな持っているはず」。今後、月に1回程度、参加者で原発について勉強して話し合う談話会を開く。(西村圭史) 講演会の最後、参加者にあいさつをする山中幸子さん=2月25日、鳥取市富安2丁目のさざんか会館 |
Posted by
えねみら・とっとり
at 02:07




