CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«救護に関わるファーストレスポンダーって何? | Main | 早い呼吸と過呼吸、これは言葉の違いだけ?»
新型コロナ時代のファーストエイドをどうするか [2020年06月24日(Wed)]
新型コロナに対応した、心停止傷病者対応の心肺蘇生のガイドラインが各所から出されてきています。


市民においては、人工呼吸を省く方向性が強く出ており、職業上対応義務者になるほど
可能であればフルスペックのBLSを実施できるよう感染防護の準備が推奨になっています。

しかし、それは心停止傷病者の場合です。

まだ息をしている傷病者に対して、今後どう扱っていけばいいのでしょうか。


【従来のファーストエイドコース。シミュレーション訓練でさえ、濃厚接触か。】
1542524202254.jpg
ファーストエイドにとって、一番重要なのは評価です。
評価するには、ヒヤリングを行い、できる範囲のバイタルを取っていく必要があります。
という事は、傷病者と接触しなければ始まらないケースが多いという事です。


また病院外救護においては、自身で安静の体位をとれる「おとなしい」傷病者だけが対象とは限りません。
介助しなければ安静にできない人、血液・体液にまみれている人、時には暴れている者人にも出会います。

そう考えると、心停止傷病者に比べ圧倒的に濃厚接触の機会が増えるのがファーストエイドではないでしょうか。

そこで重要なのは、感染防護です。感染防護できないのであれば、傷病者には接触しないという考え方です。


しかし、職業上対応義務者ですといかがでしょうか。
学校の先生は、子どもが傷病者になった場合対応しないという選択肢は低いはずです。
アウトドアガイドやスポーツトレーナーもそうでしょう。
当然、院外救護に関わるライフガードやイベントの救護などの方も、対応しなければいけない場面の方が多いはずです。

ではどうすればいいか。
感染防護具を準備して、正しく使うしかないのではないでしょうか。
しかしこれが、意外と難しかったりします。
そもそも、感染防護具が準備されていないケースもあります。
今後はAEDやファーストエイドキットなどと一緒に、感染防護具の準備が必ず必要となります。

また、感染防護具があっても使い方は訓練していますでしょうか。
体液の付いたグローブで、あちこち触っていませんか?
グローブの正しい外し方ができますか?
マスクの脱着の際顔に触れていないですか?

全て、完璧であれば感染が100%防げるというものではありません。
しかし、正しい感染防護ができないと傷病者に接触できないのも事実です。

私どもは、9月頃からファーストエイド講習を再開いたします。
これまで、シミュレーションベースの体験を通した訓練を多く行ってきました。
これからも、その方針は変えないで実施します。

ただし、感染防護も実際に考える場面を作っていく予定でいます。
スケジュール公開まで、今しばらくお待ちください。

トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント

 
 
  jsish-itc-banner.gif
日本医療教授システム学会
国際トレーニングセンター

 

JSISH_logo1_circle.png
日本医療教授システム学会



プロフィール

エマージェンシー・メディカル・レスポンダー財団さんの画像
検索
検索語句
タグクラウド