3月21日
札幌で開催された日本医療教授システム学会総会で、一般財団法人エマージェンシー・メディカル・レスポンダー財団理事が登壇、1時間ほどお話させてもらいました。
お話させてもらった内容は、蘇生ガイドラインの変遷について。
2015年までは、AHA蘇生ガイドラインは5年毎に改定されてきました。この変更点を再確認し、この方向性、ベクトルを見出そうという試み。
ガイドライン改定というと、BLSでいうなら、「見て聞いて感じて」が廃止されたり、A-B-CからC-A-Bに変わったとか、末端的なことに目が行きがちですが、なぜそう変わったのかという背景には大きな潮流があります。
その流れが理解できていないと、小手先だけの修正で、ガイドラインが目指すものには到達できません。
G2010で劇的に変わったのは、医科学優先主義から、現実主義へのシフトチェンジです。その流れがG2015にも踏襲されています。
この流れがわかれば、未知のG2020の教材改定にもすんなりと対応できるはず。
そんなお話をさせてもらいました。
この点、リクエストがあればEMR財団のオリジナルセミナーとしてもお話させていただければと思います