Christ(1) : Pylonesque EP
[2008年06月05日(Thu)]

Christ / Pylonesque EP
1. Dream of the Endless
2. Arctica
3. Spengly Bengly
4. Pylonesque
5. Fantastic Light
6. Perlandine Friday
7. Absolom (For Lucy)
今回紹介するのは、Christ(クライスト)のPylonesque EP(2002年)です。
スコットランド出身のアーティストで、所属レーベルはBENBECULA。
本名はChris Horne。スコティッシュ・エレクトロニカシーンを支えた一人。
そして、何を隠そう、Christは元Boards of Canadaのメンバーだった…らしい。
このブログでも紹介した「Twoism」製作時までは二人と共に居たようなのです。…僕は初め知ったときはびっくりしましたねぇ。
Christが世に出たのは「Twoism」と同じ年に販売された、この「Pylonesque EP」を発表した時。それが彼のデビューに当たります。
最近の動向としては2007年に「Bike」をリリース。
▽ R e v i e w
彼を知ったきっかけは、Boards of Canada(以下BOC)でした。
僕がいつもお世話になっている、Janis(ジャニス)というCDのレンタルショップがあるのですが、そこでたまたま「キリスト」なんて大層な名前だなぁとか思って何気なく手に取ったのが、Christ との出会いです。BOC好きだとは言え、クライストが元メンバーということも知らなかったので、悔しかったですねぇ笑
さて、楽曲についてですが、やはりBOCの元メンバーであることを匂わせるような作風であることは間違いないです。“空気”の感じが似ています。でも何処となく冷たい感じがしますね。
ひんやりとして、気持ち良いです。
2006年のメタモルフォーゼ(という日本で行われた野外イベント)ではトリを飾り、神がかったライブだったそうです。特に、本CDにも収録されているPylonesqueがヤバかったとか。
最近の Christ の音楽は趣向が変わって、高音がキンキンしているとか暗いとか言われているみたいですが、僕はまだ聴いていないので何ともいえません。お金に余裕が出来たら、すぐチェックしたいと思います。
〜個人的に推薦したい曲たち〜
正直、全部良いのですが個人的な趣向で敢えて厳選すれば、
Dream of the Endless(1曲目)… エフェクトのせいか音全体から重厚かつ荘厳な印象を受けます。イメージとしては、冬の夜空一面に広がる星空を見上げているような感じです。
Spengly Bengly(3曲目)… このCDの中では一番冷たい雰囲気です。空間に散っていくようなビートに儚いようなパッドのフレーズとの相性が良いですね。
Perlandine Friday(6曲目)… BOCっぽいけどBOCじゃない、そんな感じです笑 中盤から入るシンセのフレーズがポップさを加えています。ぼんやりと聴いてて心地良い曲ですね。
Christ / Dream of the Endless
▽ L i n k
HPが見つかりません笑
Last.fm → お馴染のラストエフエム。アルバム情報などはここ。
MySpace → 色んな曲が聴けます。Pylonesqueのミックスも。
by <エレクトロニカを髄まで楽しんでいく会> 松井 翔 (MaSh, raco)