Clark(2) : Turning Dragon
[2008年06月17日(Tue)]

Clark / Turning Dragon
1. New Year Storm
2. Volcan Veins
3. Truncation Horn
4. For Wolves Crew
5. Violenl
6. Gaskarth/Cyrk Dedication
7. Ache of the North
8. Mercy Sines
9. Hot May Slides
10. Beg
11. Penultimate Persian
今回紹介するのは、Clark(クラーク)の「Turning Dragon」です。
Clarkは、以前にChris Clark(クリス・クラーク)としての「Clarence Park」を紹介しました。
このブログでClarkを紹介するのは2回目になります。
ちなみに購入したのは最近です…笑
Turning Dragonは、Clarkの最新のアルバム。
Clarkは今年の「渚」にも参加したらしいですね。全然知らなかったです。
→Live映像(曲:Diesel Raven(from Clarence Park)
さて、今回のClarkのアルバムは一体どんな出来映えなのか?
詳細は下記のReviewで。
▽ R e v i e w
まず、最初聴いてみて――
「なんだこれは?」思わず、ジャケットのアーティスト名を確認してしまいました。
何故なら、1曲目からまさかの4つ打ち(バスドラムが4/4拍子の拍毎にアタックされるリズム。ドン、ドン、ドン、ドン、というクラブやフロア向けのダンスチューンに多いやつです)だったからです。
僕としては、IDM(Inteligent Dance Music)には暗黙の了解として、フロア・ライクな4つ打ちは自重されるものだと思ってました。
曲はというと…それが「かっこいい」んですよ。2曲目も、また4つ打ち。でもとにかくかっこいい。
ちゃんと彼は、ただの4つ打ちで終わらない曲を作り上げていましたね。
安心しましたが、同時に感嘆しました。他の曲も凄かったです。突拍子もない曲調変化と特徴的なフレーズ、曲の中でのその入りが絶妙すぎます。センスと感覚がヤバイです。
Clark、素直に凄い男だと思います。
気になるのは、わざとなのか分かりませんが、4つ打ちは4つ打ちでもそのリズムパターンが他の楽曲に使い回しされている?ということ笑
実際のところ、どういう動機なんだろうか。
そういえば、他のアルバムでもこういうことはありましたがね…笑
アルバム全体の印象としては、「黒い」(ダークさ)と「重い」。
そして、彼の持ち味の「狂気さ」というより、「クール」な面が大いに目立つ作品集になったでしょうねぇ。
〜個人的に推薦したい曲たち〜
New Year Storm(1曲目) … このアルバムの最初を飾るに相応しい4つ打ちです。変化の仕方もグッド。というか普通にセンスを感じる。
Volcan Veins(2曲目) … ハードテクノのような勢い。前で突っ込んでくる感じ。4つ打ち。ベースラインがカッコいい。
Violenl(5曲目) … これまたベースラインがクールな曲。重い感じがたまらないです。そんなにテンポは早くないですが、ノリがドラムンベースっぽいかもしれないです。
Beg(10曲目) … 狂ってる感じです笑 4つ打ち。
Penultimate Persian(11曲目) … カッコいい曲ですが、途中で曲調が変わるようなメロディに変化します。そして更に変化します。多彩で真似出来ませんねぇ。Clark、凄いです。
Clark / Beg
▽ L i n k
clark → Clark(クラーク)のHP。
Last.fm → お馴染のラストエフエム。そこそこ情報あります。
MySpace → アルバムでは聴けない曲が聴けますよ。
by <エレクトロニカを髄まで楽しんでいく会> 松井 翔 (MaSh, raco)
○ raco ○ (自分です)
◆MySpace
http://www.myspace.com/racotronica
◆[ raco ]〜自称Electronica(エレクトロニカ)人がアーティストを目指して〜
https://blog.canpan.info/raco