「シークレッツト サンタ」[2013年12月25日(Wed)]
「シークレット サンタ」
今の時期に聞ける心が洗われ心に響く実話
クリスマスの今日に書いてみたい
みなさんは「シークレット サンタ」の話をご存じでしょうか?
アメリカで クリスマスになると貧困な人に現金をプレゼントする男がいました
「シークレット サンタ」=ラリー スチュワートという名の男
23歳で化粧品会社を設立するが その年の年末には倒産 借金に追われ無一文に
飲まず食わずで空腹に耐え切れず無意識のうちにレストランに入り食事をします
食事が終わり請求書を出された時にお金を持ってない事に気づき財布を探すフリをし
警察に突き出されることを観念した時に 店主がラリーの横でしゃがんで
20ドル紙幣が落ちていましたよと渡してくれました
そのお蔭で警察にも突き出されず支払をする事ができました
翌年ラリーは警備会社ヲ設立し今度は成功しようと一生懸命に働きました
結婚もし子どもにも恵まれましたが 1977年に不況により倒産
また無一文になり我を忘れ銀行強盗をしようと銃を手に持ち銀行に
その時目の前の少女が貯金をしようとお金をだしました
カウンターに置かれたのは20ドル紙幣
この時ラリーはレストランでの20ドルを思い出し銀行を後にし
レストランに向かい あの時の店主に
「私の事を覚えてますか?4年前に ここに来た者です あの20ドルは・・・・」
店主はラリーを見て
「クリスマスは 皆がハッピーになれるんだよ」と一言だけ言いました
そこでラリーは気づきました
今までは自分が成功する事しか考えていませんでしたが 他人に施して
いこうと決意したのです
数年後に妻の兄から援助を受けセールスマンとして一生懸命に働きましたが
経営不振で解雇されてしまいました
途方にくれていた時 ふと目についた売店に立ち寄りポップコーンを注文すると
店員の女性は暗い表情で違う商品とおつりをラリーに渡しました
ラリーは彼女が困っているのだと思い おつりの中から20ドルをプレゼントしました
「メリー クリスマス!」
驚いた女性の表情は一瞬に明るくなり 嬉しそうに礼を言ったのです
その笑顔がラリーも明るくし思いも寄らない行動をしました
ラリーは そのまま銀行に行き全財産を20ドル紙幣に換え
白いオーバーオールに赤い服とベレー帽で街に繰り出し困っている人
貧しい人に20ドル紙幣をクリスマスプレゼントとして手渡しをしたのです
「シークレット サンタ」の誕生です
家に戻ると妻から銀行にお金が残ってないと聞かれ
ラリーは落としてしまったと答えました
すると妻は怒るどころか 仕方がないわね〜 でもあなたは幸せそうね と
微笑むだけで文句を言いませんでした
翌年 ラリーは友人と長距離電話の会社を設立し一生懸命働きました
そしてその年もシークレット サンタとして困っている人に20ドル紙幣を
プレゼントをする活動を続けました
やがて会社は大企業に成長しましたが 一年も休むことなくシークレットサンタの
活動を続けたのですが ついにシークレットサンタがラリーである事が妻に知られて
しまいました
すまないと謝るラリーに 妻は 素敵な事じゃない これからはもっと節約して多くの
人を助けられるように協力するわ と答え 家族もラリーの活動を知り陰から支える
ことになりました
シークレットサンタが27年間で配った総額は1億5000万円になっていました
そうしてラリーの活動は全米に広がっていったのです
それまで一切の取材に応じなかったシークレットサンタが2006年にカメラの前で正体を
明かしましたがラリーは食堂ガンのため余命4ヶ月と宣告されていたのです
彼は身近な人への思いやりを広げて欲しいというメッセージを伝えると大きな反響を呼び
2日間で7000通もの手紙やメールが彼のもとに届き 大半は自分もシークレットサンタに
なりたいというものでした
2007年1月にラリーは58歳で静かにこの世を去りましたが ラリーが亡くなっつた年の
クリスマスの日は街には大勢の人が ラリーの意思を引継いだ人たちがシークレットサンタに
なってお金を配っていたのです
今年のクリスマスもきっとシークレットサンタが20ドル紙幣を配っていることでしょう
人々に優しくすると私は温かい気持ちになれます
それは 二重の喜びであり 相手のためだけではなく 自分のためにもなるのです
彼の想いは今も生きています
求める前に与えよ
クリスマスの日に改めてその想いを願いたい
「クリスマスには 皆がハッピーになれるんだよ」
たくさんのハッピーが待ってますように
Sugiyama
コメント大変ありがとうございます
返信が遅くなり申し訳ございません
Xmasの日だけではなくても日々どんな小さな事でも
サンタのようになりたいと努力します