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丸山くんへの手紙(10年) [2021年03月11日(Thu)]

10年前の今日でした。
 朝早くから電話がなりました。スタッフのマルちゃんが当時事務所に到着したときに、倒れました。急に動かなくなった彼は救急車で病院へ運ばれました。私は、心マッサージを受け続ける彼と会いました。表情のない彼。やがて、死亡が確認されました。大動脈解離。
 お母さん。お父さんの辛そうな顔を今でも思い出します。私はふと、申し訳のないことをしたと思いました。それから東日本大震災がおきて、丸山くんの葬儀の後は、毎日炊き出しをしていました。彼の死は、東日本大震災の中で震災関連ではないですが、私にとって忘れられない、もう一つの3.11になりました。
 彼との思い出は、すご〜〜く優しい人だったということです。相手を受け入れ、辛さを飲み込んで生きてゆきました。反貧困の炊き出し活動では、一緒に宣伝をやったことを覚えています。芯がしっかりした若者でした。今、生きていれば40歳。活動の中心にいるような、いい右腕になっていたと思います。
 人は必ず亡くなります。どんな偉人も、犯罪者も同じように死んでゆきます。どう生きるのか?誰のために生きるのか?一生をかけて、生きる価値は何か?を問い続けてきました。傷ついた子どもと、向き合えた彼の柔軟さを、心から尊敬いたします。

 生きる長さは、生きる価値には関係ありません。どの人も、その与えられた命を全うすることに、価値があると信じています。丸山くんのことは、生涯忘れることがないです。