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親は、子どもの信頼の上にいる [2020年07月15日(Wed)]

学校に通えないと子どもが言うときに、親は試されます。
学校を休ませるべきか?本人を厳しく指導するのか?なんでも受け入れることでいいのか?
最近、水辺でカヌーに乗っていて思うのは、泳げない自分がこうして水の上で楽しめるのは、自分が何かをしているからではなく、水に押されているからではないか?私たちは水は特別の感情やサービスを提供していないことをいいことに、水をないがしろにしがちです。しかし、薄いプラスチックの底には明らかに水面があります。
水の性質をよく理解しないと、人間は死ぬことさえあります。
このことを親子関係で、考えてみましょう。私たち親は、子どもが生まれながらに親を信頼してくれていることを当たり前の前提にしています。親には上から目線で子どもを見ます。子どもをコントロール可能な存在だと思いがちです。子どもは、親に与えられた条件や、環境を受け入れて生きています。それが素晴らしい環境なのか?最悪の状況なのか?子どもにはわかりません。しかし、親といい関係を築くことを大事に生きているのです。
一方、親はどうでしょう。子どもをしっかりとみているでしょうか?子どもとの信頼関係は当たり前だと思っていないでしょうか?
湖の水は、嵐の時、気温が下がった時。様々に表情を変えます。私たちは、条件が良い時に楽しく遊ばせてもらっているだけです。子どももいつも同じ状態にはありません。荒れる時。苦しい時。辛い、悲しい時があります。これを受け入れること。荒れているときは、無理をしないで見守りことも大事な親の役割だと思います。親子は、まずは子どもの信頼から成り立っていることを大事に考えたいです。